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【反響要約】NHK ガッテン!無料で予防?アルツハイマー認知症。「アミロイドβ」には睡眠が特効薬だった…【2017-05-17(水曜日)放送内容】



ガッテン!「アルツハイマー病」

2017年5月17日(水曜日)放送の「ガッテン!(ためしてガッテン)」は、認知症を防ぐ最新の方法について。

今、高齢者の4人に1人が認知症だという…。さらにそのうちの7割が「アルツハイマー病」と呼ばれるもの――。従来は「予防も治療も難しい」とされてきたが、近年これらの常識が覆されようとしている…。今回は「とても安くて、いつでも出来る」アルツハイマー病を予防する新事実を紹介。

ガッテン!番組データ

【放送日時】 2017年5月17日(水曜日)19時30分(45分)
【放送局】 NHK総合
【副題】 これが世界最先端!夢の”認知症”予防SP
【司会】 立川志の輔 小野文惠
【スタジオゲスト】 麻木久仁子 岡田圭右 指原莉乃
【語り】 山寺宏一
【スタジオゲスト医師】 浦上克哉(鳥取大学医学部教授)

―― ここがポイント!

  1. アルツハイマー病は約25年かけて徐々に進行する(70歳で発症⇒45歳で始まっている)
  2. 脳にアミロイドベータ(アミロイドβ)というゴミのような物質が貯まるのが原因
  3. アミロイドβを排出するには「睡眠」が最も効果的
  4. 有酸素運動をすれば、アミロイドβを分解する酵素が増える
  5. マインド食」という食事による認知症予防もある

人が考えると脳にゴミが湧く!?

人間は考えるとその都度、脳に老廃物(ゴミ)が溜まってゆくという。

このゴミは増えると集まり固まって、脳が縮む(脳の萎縮)原因となる事がわかった…。

これが「アルツハイマー病」だ――。

ゴミの塊は集まって周りの脳細胞を傷つけ死なせてしまう危険なもの。

東京都健康長寿医療センターの石井賢二さん(同神経画像研究チーム部長)がVTRに登場解説した。

実はゴミの正体は「アミロイドβ(アミロイドベータ)」というタンパク質の塊で、このアミロイドβが貯まると脳の内部で「老人斑(ろうじんはん=シミ)」が出来る。

アミロイドβの蓄積が「アルツハイマー病」の引き金になっている事が判明したと石井先生は語った――。

なぜアルツハイマー病を発症するのか?

ガッテンはアメリカワシントン大学を訪問。

ワシントン大学医学部神経学教授の、ジョンモリスさんが解説した――。

アルツハイマー病が発症するまでには実は長い年数がかかっている。

具体的には、軽度認識障害(MCI=軽い物忘れなど)が発症するのは、本格的にアルツハイマー病が発症する3年~5年前だと言われている…。

アミロイドβの蓄積は、そのはるか昔約25年位前から始まっていた。例えば、70歳でアルツハイマー病が発症した人は、45歳の時にすでにアミロイドβの蓄積が始まっていたと考えられる。

ゴミを出す量は同じだがゴミの処理能力が違う?

では何故アミロイドβは蓄積してしまうのか…?

それは、アルツハイマー病の人は、脳のゴミ(=アミロイドβ)を処理する能力が低い為だった。

つまりアルツハイマー病は、アミロイドβの排出量が低下して、処理が追いつかない状態になるのが原因だとジョンモリス先生は言う。

アミロイドβ排出は”睡眠”におまかせ!

オランダ、ラドバウド大学のジャーゲン・クラッセンさん。

なんと、アミロイドβの排出するのに一番確実なのは「睡眠」だという――。

さらにワシントン大学のデイビッドホルツマン教授は、脳を効率よくクリーニングするためには「睡眠の質」も大切だと語った。

鳥取大学の、浦上克哉先生によれば――

  • 睡眠 … 6~8時間の睡眠&30分以内の昼寝(マドリード大学病院の研究による)
  • 脳神経の活性化 … 有酸素運動、コミュニケーション(色んな人とコミュニケーションをとる)、知的活動(縫い物・囲碁)

有酸素運動(ウォーキングなど)については、弱った神経細胞を活性化するホルモンを分泌し、アミロイドβを分解する酵素も増える効果がある。

また、すでに認知症になっている人も質の良い睡眠をとればそれ以上アミロイドベータを増やさない効果がある。

ただし治療内容は人それぞれ違いがあるため専門医と相談の上決定するのが一番良い。

食事で認知症予防が出来る?

アメリカ・ラッシュ大学医療センターのマーサクレアモリスさん。

睡眠とともに食事によってアルツハイマー病の発症を抑える食材「マインド食」があるという。(アメリカ・ラッシュ大学での大規模な調査の結果、食事の嗜好とアルツハイマー病の関連を調べ判明した。)

**

――マインド食のリスト――

  • 緑黄色野菜+淡色野菜
  • ブルーベリー
  • ナッツ
  • 豆類
  • 全粒穀物
  • 鶏肉
  • オリーブオイル
  • ワイン

――以下は食べ過ぎに注意したほうが良い食材――

  • お菓子
  • バター
  • ファストフード
  • 赤身の肉
  • チーズ

日本でも「日本版マインド食」の取り組みが始まっている

日本の国立循環器病研究センター(大阪吹田市)。

脳神経内科部長の、猪原先生をリーダーとしてアメリカで始まったマインド食をもとに日本の食生活に合わせた取り組みも始まった。

猪原先生が日本向けに作った「マインド食」によれば、日本人は塩分を多く取りすぎる傾向があるため、「減塩」に特に注意し脳の血管を丈夫にしつつバランス良く食べることが推奨されると話した――。

(※2017年5月17日放送)

ガッテン!反響ツイート

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24日水7時30分。筋肉!血管!免疫!あの栄養素で体ごと強くなるSP。長寿の心強い味方「プロテイン」とは?

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