ガッテン!「お肉は効率よいタンパク源」
2017年5月24日(水曜日)に放送の「ガッテン!(旧ためしてガッテン)」は、お肉を食べて健康長寿を――という内容。若い世代が独立した高齢者世帯では、特にお肉を食べる習慣が無くなり、たんぱく質不足で隠れ栄養失調になっているそうです…。
たんぱく質不足は「肺炎」「心筋梗塞」などのリスクが上昇します。お肉はたんぱく質を効率よく摂れる優秀な食材。魚だけなくお肉もバランス良く摂り健康長寿を!
ガッテン!番組データ
【放送日時】 2017年5月24日(水曜日)よる7時30分(45分)
【放送局】 NHK総合
【番組副題】 筋肉!血管!免疫!あの栄養素で体ごと強くなるSP
【司会】 立川志の輔 小野文惠(アナウンサー)
【スタジオゲスト】 笑福亭笑瓶 眞鍋かをり 山根千佳
【語り】 山寺宏一
【テーマ曲】 椎名林檎「ジユーダム」
今日は収録前に楽屋で大相撲観戦♡
— 山根千佳 (@yamane_chika) 2017年5月24日
これから帰って録画を観る。楽しみ!!
本日NHK19:30〜「ガッテン!」OA🌼
チェックして下さると嬉しいです|・ω・`) pic.twitter.com/PRSOITq2YB
親を寝たきりにさせない「魔法の声掛け」!?
いつまでも元気で健康に居てもらいたいお父さんお母さん。親が寝たきりにならないようにする為の「魔法の声かけ」があるといいます…。
食べているつもりなのに?…お年寄りの低栄養の実態
実はお年寄りの約7割が、戦後食べ物が豊富になった今でも「低栄養(栄養失調)」の状態が続いていることが、平成27年度 厚生労働省 国民栄養調査より判明しました。
しかもご本人は気がついていない場合が多いそうです…。
低栄養は寝たきりになるリスクがとても大きく、東北大学の調査では71歳以上のお年寄りを3年間追跡調査した所、低栄養のグループは栄養の高いグループに比べ、要介護になったり死亡したりした数が2~3倍も高かった事が判明しました――。
魔法の声掛け「もっと肉、食べるようにしなよ!」
特に高齢者の中には魚中心でお肉を全く食べない習慣の人も…。
血液検査でわかる「アルブミン」の数値はたんぱく質の量を表していて、アルブミン値が低いとタンパク質が低い「低栄養」の状態だとわかります。
お肉はたんぱく質を効率的に増やす効果的な食材のため、高齢者のご両親には――
「もっと肉、食べるようにしなよ!」と声をかけ、積極的にタンパク質を取るよう促すと良いそうです。
また、近頃は高齢者向けのお弁当メニューに定期的にお肉のおかずを用意して、積極的にお肉をとってもらおうという工夫もされています――。
たんぱく質と病気の関係
近頃海外の論文などでは、たんぱく質と深刻な病気との関連性が指摘されています。たんぱく質が不足すれば以下のような病気のリスクが高くなるとのことです――
- 心筋梗塞(冠状動脈性心疾患)… しなやかな血管を作るには十分なたんぱく質=肉などが必要
アルブミン値が低い人は、正常な人に比べて心臓病にかかる危険度は男性1.2倍、女性2.5倍に増えるという。
- 肺炎 … 肺に入ってくるバイ菌に、たんぱく質で作られた抗体が取り付く。肉=たんぱく質を摂らないとこれらの抗体が作られないため、ばい菌は暴れ放題!
聖マリア学院大学の鷲尾教授らの調査(2016年)によれば、アルブミン値が低い人は、正常な人よりも肺炎になる確率がおよそ9倍にもなるという結果もありました――。
肉(たんぱく質)が体に及ぼす影響とは?
- 肉を食べる
- 肉は腸でバラバラに分解される
- 分解され吸収されるとアミノ酸になる
- アミノ酸は再び組み立てられ、50万種類以上ある「たんぱく質」の部品になる
- 出来た部品は、体のあちこち(筋肉や抗体など)で活躍!
理化学研究所の、山本雅貴さん(SPring-8を使った、たんぱく質の研究者)によれば、肉が分解されて再び作られたたんぱく質は体の内部で役に立つ様々な部品に変化し役立っていると言いいます。
例えば、免疫システムを支える抗体(ばい菌に取り付いて目印になる)の材料になったり、筋肉の部品になります。
肉をしっかり摂らなければ体に必要なこれらの部品は作られなくなるのです……。
10食品群チェックシートでたんぱく質を摂ろう!
- 肉 … たんぱく質
- 卵 … たんぱく質
- 牛乳 … たんぱく質
- 魚 … たんぱく質
- 大豆 … たんぱく質
- 油
- 緑黄色野菜
- 芋
- 果物
- 海藻
10食品群のうち、5つがたんぱく質豊富。この10食品群チェックシートを使って、自分が今日食べていなかった食材を明日買ってきて取るようにすればOKです。
量は気にせず、少しでも食べていれば表に丸を付けていき、1日3食で合計7つ付けば合格!
表が空白の部分を埋めるために頑張る心理が働き、やってみると意外に続くといいます。
「10食品群チェックシート」表は、東京都健康長寿医療センターの強力研究員、熊谷修さんが開発しました。
(※ただし、腎臓病の方は医師と相談の上、必要なたんぱく質の量を決める)
チェックシートはガッテン!の公式サイトからダウンロード可能。
さらに、番組を参考に作られたスマホアプリも登場しました。(2018/03/28放送にてこのアプリの作者ご本人が登場して紹介)
◎iPhone版のアプリ
◎Android版のアプリ
(※2017年5月24日放送NHK ガッテン!「お肉を食べよう、たんぱく質を補充して心筋梗塞や肺炎を撃退し健康長寿を!」より)
ガッテン!今回の反響ツイート
ガッテンだけじゃなく、テレビでやっている健康番組のほとんどの結論って、
— 冴見悪龍 (@saemi_akuryu) 2017年5月24日
「規則正しい生活」
「バランスのいい食事」
「適度な運動」
なんだよなあ。#ガッテン
94歳で大往生するまで、ボケることも寝たきりになることもなかった父上ですが、ステーキやすき焼きが好物でした。「肉が好きな老人は長生きする」とよく言われました。昨晩「ためしてガッテン」を見たら、それを統計的に裏付けるデータを出していました。肉の持つタンパク質の役割。
— 佐藤龍一 (@RyuichiSato) 2017年5月25日
https://twitter.com/skiamz/status/867696384891170816
@lotuskitaoka NHKのガッテンで年寄は元気に生活したいなら肉からタンパク質を取りましょうってやってたんで祖母に北岡悟風丼を教えます。祖父はもういません。
— みつかんす (@mitukansuhanda) 2017年5月25日
老人は、肉や卵などのたんぱく質を多く食べるといいんだってさ。 #gatten #ガッテン
— 猫ノ助 (@neko_nekonosuke) 2017年5月26日
「肉を食べたい」と言ったら、いつもならいい顔をしない親が早速お肉マシマシにしてくれたのは、今週のガッテンを見ていたせいなのか?
— らいとさん⭐️彡 (@wright_san) 2017年5月26日
私はヘモグロビンの方で引っ掛かったのだが、健診の医師は「ホウレンソウなどより肉を食べなさい」と言ってた。
ガッテンで寝たきりを防ぐには肉を食べろ言うてる。好き嫌いの激しいうちの父は最近焼肉弁当ばっかり食べてるのは父の本能なのか?酒飲みでもあるけど、知らずに肝臓にいい食べ物ばかり食べてたし。
— やゆよん (@cloudy3) 2017年5月26日
今夜のためしてガッテンでもタンパク質、肉や卵を食べて元気になろうよ。ってやってた
— みづほ (@mi_3450) 2017年5月26日
特に老人に多いんだとか、偏食によるタンパク質不足
セッションの中で「栄養」に反応する方もいます。
— 上野和人@波動を扱う【はどう屋】 (@uwanokazuto) 2017年5月26日
たんぱく質不足のチェックもするのですが、足りてない方が多い!!
聞いてみると肉食べない方多いんですよね~。
「食べたほうがいいですよ!」と僕が言うよりも、「ガッテンでもやってましたよ!」と言った方が響きそう(笑)
あなたの体にたん… pic.twitter.com/eP9ZENee40
次回のガッテン!「キュウリの美味しさ再発見」
キュウリの美味しさ再発見SP31日よる7時30分。
前回のガッテン!「アルツハイマー病予防」
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