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あさイチ 液状化「狭い土地の”ピンポイント液状化”判断の決め手や地震保険で備える対策法…などが紹介されました」2019年9月4日(水曜日)放送 NHK総合テレビ



あさイチ「あなたの家も要注意!?知られざる”ピンポイント液状化”」

2019年9月4日(水曜日)放送の『あさイチ』は地震のときに発生する”範囲が限られた液状化現象”=ピンポイント液状化についての特集でした。

地震保険はこうして決めなさい

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『あさイチ』9月4日(水)放送データ

【放送日時】 2019年9月4日(水曜日)08:15~09:55
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 あさイチ「あなたの家も要注意!知られざる”ピンポイント液状化”」
【司会者】 博多大吉 博多華丸 近江友里恵(アナウンサー)
【コーナー担当】 小林孝司(アナウンサー)
【スタジオゲスト】 浜島直子 ビビる大木
【スタジオゲスト専門家】 規矩大義(きくひろよし=関東学院大学学長)

地震で発生「液状化現象」とは?

地震のときに様々な地域で発生する液状化現象。地震の振動によって地下水が地上に溢れ出し、ゆるくなった地盤の建物を傾かせたり、一面に砂や水が充満して生活を困難にします。

東日本大震災の時には海辺の砂浜の多くで起きたり、湾岸の埋立地などで大規模に発生する場合が多いそうです。

内陸部なのに「液状化現象」が発生した?

しかし近年では、内陸部なのに液状化現象が発生した場所が複数あるといいます。

  • 今年(2019年)6月に山形県で発生した震度6弱の地震では、内陸部の市街地のど真ん中にあった駐車場(1辺数十メートルの小さな土地)で液状化現象
  • 2016年の熊本地震では熊本市の近見地区で長さ50m幅5kmの範囲で帯状に液状化
  • 2018年の北海道地震では札幌市里塚地区では長さ400mの地域だけで液状化

「ピンポイント液状化」とは?

こうした狭い範囲の液状化を「ピンポイント液状化」と言うそうです。

実は山形県の駐車場の例では13年前に解体された、地下付き大型商業施設の地下埋め戻しが間接原因。

さらに札幌市里塚地区では、40年前の宅地造成工事で盛土をした部分が間接原因でした。

埋め戻した土に液状化しやすい砂が使われたため、埋め戻したエリアだけがピンポイントに液状化してしまったといいます。

(※現在埋め戻す土の種類に法律的な拘束はないとのことです)

また熊本市の近見地区の細長い液状化は、福岡大学工学部の村上哲教授によるとかつては川だった場所であったことが判明しました。かつて川や池だった土地は地盤が弱く液状化しやすいとのことです。

ピンポイント液状化が起きやすいエリアとは?

液状化現象の専門家、関東学院大学学長の規矩大義先生によれば、ピンポイント液状化が起きやすい土地とは以下のような土地だそうです。

  • 昔、田んぼや湿地だった場所
  • 昔、川・池・沼だった場所(人工的に池や川を埋め立てた場所)
  • 盛土で作った宅地造成地 = 特に谷の部分を埋め戻した場所は地下水が溜まりやすいため地盤が弱い
  • 埋戻しの会った場所 = 昔地下のあるデパートだった場所、地下施設や地下駐車場など地下空間を埋め戻している
  • 大規模な工事により下水管が埋まっている場所 = 国道沿いなどで下水管の溝を埋戻しした土が液状化して地盤沈下

(※逆に、神社がある場所は災害に強い場所に建つことが多いと言われているそうです。かつてブラタモリに出演していた近江アナのタモリさん情報では「家を買うときには古地図を見たほうが安心な地盤か確かめられるよ」と教えてくれていたそうです。)

自分の土地が大丈夫なのか確認する方法は?

自分の土地が液状化の心配はないのか確認するには、まずは自治体が公表している「液状化ハザードマップ」を使うとよいそうです。

さらに、大手地盤調査会社が開発した無料アプリの「SupportMap(地盤サポートマップ)」で全国150万箇所の地盤の強さが解ります。

液状化ハザードマップと「SupportMap」のようなアプリを使い総合的にご自身の住む地盤をある程度判断可能だそうです。

もっと詳しくピンポイントで地盤の強さを知りたい場合には、地盤品質判定士(1000名居られます)というプロに任せるのも方法の一つです。公開情報で調べる場合は無料だそうです。

一戸建てのための地盤調査もあり?

家を建てるときに行う地盤調査の様子を紹介。調査にはボーリング調査があり、地下8メートルまでの地層がどうなっているか調べられます。

地層が砂であっても深く硬い砂であれば液状化の心配はないとのこと。

費用は一般的な地質調査に加えて2万円ほど上乗せすれば調査してくれるとのことです。

ただし土地の購入前に調査をさせてくれるところは希ですが、企業によってはOKしてくれるところもあるのでまずは相談することが大切だそうです。

もし自宅が「液状化」してしまったらどうすればいい?

液状化ハザードマップはあるとはいえ非常に広範囲です。ジャッキアップの工事や配管の修理費用、外部塗装なども1300万円の高額出費。

自宅が液状化してしまったらどうすればよいのか…。そこで頼りになったのが地震保険と自治体の救済費。

番組にVTR登場したAさんは、1300万円の費用のうち液状化に対して600万円、自治体から600万円でたため、自己負担は100万円程度で済んだそうです。

地震保険は火災保険に加入していると入ることができます。地震による火災にも液状化にも対応可能とのことでした。

「液状化」に遭うと…自宅再建には多額の費用が…

ファイナンシャル・プランナーの清水香さんによれば、地震で家を全て建て直す場合は…… 

  • 全額で2500万円 ー被災者生活再建支援金最大300万円ー義援金100万円ー地震保険1250万円(全費用の半額)

地震保険は現在3割程度の加入率です。清水香さんが地震保険のポイントについて話しました。

  • 地震保険は「国の制度」=国が保証している
  • 国の制度のため、どの保険会社で加入しても条件・保険料は同じ
  • 給付が早い(およそ1週間で給付)

地震保険料はリスクに応じて地域別に決まっています。木造新築2500万円の場合は、四国、中部、関東の沿岸では年間4万円台、九州、大阪、和歌山沿岸では2万円、茨城県で3万円台、日本海側と北海道では1万円台です。

地震保険はこうして決めなさい

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マンションの管理組合が地震保険に未加入の場合は要注意!

また、分譲マンションは居住スペースは持ち主負担、エントランスやエレベーター、駐車場など共用部分は管理組合が保険に入ります。

現在6割の分譲マンションが地震保険に未加入と言われています…。壁や鉄骨が壊れた場合は未加入の場合補償されず住民の持ち出しになるため早急に管理組合に確認することが大切です。(※賃貸の場合は大家さんに確認)

 

2019年9月4日(水曜日)放送『あさイチ「あなたの家も要注意!知られざる”ピンポイント液状化”」』より

 

『あさイチ』放送終了後の反響ツイートは?

https://twitter.com/74ivFIGw5b6niu7/status/1169031522256588802

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