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【家電量販店が結婚の鍵?】NHKスペシャル「AIに聞いてみた」超・未婚社会へのキーワード~マツコさん&有働さんが読み解く!!【Nスペ2019年4月13日(土曜日)放送 NHK総合テレビ】



NHKスペシャル「AIに聞いてみた第4回:超未婚社会」

2019年4月13日(土曜日)放送の『NHKスペシャル』はAIに聞いてみた超未婚社会!

結婚したいなら家電量販店へ?健康診断を受ける?趣味がファッションはダメ?AIひろしの意外な提案を続々発見…マツコさん&有働アナ&専門家集団が超未婚社会への鍵を読み解きます。

Nスペ「AIに聞いてみた4」番組データ

【放送日時】2019年4月13日(土曜日)21:00~21:55
【放送局】NHK総合テレビ
【番組タイトル】NHKスペシャル AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン第4回▽超未婚社会
【司会進行】マツコ・デラックス 有働由美子(フリーアナウンサー) 大越健介(NHK記者)
【ナレーター】芦田愛菜 近藤正臣
【NHKディレクター】阿部博史
【社会問題解決型AI】AIひろし(マツコ・デラックスさん命名)
【ゲスト専門家】 坂田一郎(東京大学教授・人工知能データサイエンスが専門) 筒井淳也(立命館大学教授・社会学者・内閣府少子化対策検討委員会)

50歳まで結婚しない…超未婚社会に突入!

今、結婚しない人が増えています。

50歳までに結婚しない人の割合は、平成2年には男性5.6%、女性4.3%でしたが、平成27年(2015年)には男性が23.4%(4人に1人が未婚)、女性が14.1%に大幅アップ!しかもこの傾向は今後も続くと見られています。(※国立社会保障・人口問題研究所の統計より)

「少子化」は平成最大の未解決問題で、このまま行けば「労働力不足」「年金崩壊」「社会保障費の拡大」など私たち(特に若い世代)一人一人の将来に暗雲が…。

結婚したい!と思っている人は意外に多い!

実は本当は結婚したいと考えている人はかなり居るそうです。

18歳から34歳の男女で、結婚する意思を持つ未婚者の割合は男性で85.7%、女性で89.3%も居るのです。(※国立社会保障・人口問題研究所の統計より)

つまり現代社会において、「結婚できない社会構造的な何か…」が結婚を阻んでいるのではないか?…というのです。

その解決のヒントを得るために「AIひろし」が登場、次々と意外な提案をしました。

結婚願望が強かった有働由美子アナ

マツコさんが「一つの例としてね、有働さんはなんで結婚しなかったのよ。」との質問。有働アナは「若い頃は周りを見て(会社に言われた訳では全く無く)結婚を選ぶと会社でのレールから外れてしまう危機感が常にあった…。」と言います。

”AIひろし”はどのようにしてデータを解析したのか?

今回AIひろしには、20万人を8年間追跡した膨大なデータを入力しました。

データの提供元は――

  • 三菱総合研究所「生活者市場予測システム」

交際相手のいる独身男女の趣味や食べ物の好みなど4000以上の質問をチェック、それぞれ関連性の高い回答を線で結びました。(より関連性が高いと判断した場合は線を短くする)

こうして全ての回答約1600万通りを線で結び、最後に1年後に結婚した回答を赤、破局した回答を青に色分けしてAIひろしの結婚ネットワークが完成しました。

1年後に女性と破局したグループの回答例(男性)

  • 温水洗浄便座なし(不要)
  • ノートPC購入予定なし・デスクトップPC購入予定なし
  • エアコン買う予定無し
  • スキンケア商品は買わない
  • 電子マネー使わない
  • 平日雑誌は読まない
  • 携帯・スマホで動画サイトは見ない
  • 仕事を持ち帰る

…などなど。

1年後に男性と破局したグループの回答例(女性)

  • 魚類を飼っている
  • ホームベーカリーを家族で所持
  • 余暇にスノーボード
  • SNSで情報共有・発信
  • 平日ネットニュース1時間以上
  • 親と同居したい
  • 身内に家事の相談
  • 仕事や学校のつきあいに不満
  • 郊外の百貨店 今後も行く
  • 個人商店 今後も行く
  • 新商品の酒を選びたい
  • 毎日体重を測る

…などなど。

AIひろしの提案「不健康が結婚への近道?」

AIひろしが出したデータでは、1年後に結婚に至った人の中で不健康な要素がかなり多いことが解りました。

  • 低血圧である
  • 疲れを感じる
  • 毎年健康診断を受ける

沖縄県では平成2年に中高年の死亡率が高くなった時期があり、県をあげて死亡率を下げるキャンペーン(健康診断の強化、CM啓発活動など)を行いました。その結果見事死亡率は下がっています。

そしてこの時一緒に跳ね上がったのが「婚姻率」だったのです。同様に脳卒中全国1位だった鹿児島県はその後の県の取り組みで脳卒中による死亡率を下げ、その後なぜか婚姻率が全国2位になりました。

こうした例を見てゆくと、どうやら健康への危機意識が結婚したいという意識を強く挿せるのかも知れないとマツコさん。

また、東京大学で人工知能が専門の坂田一郎(東京大学)さんは「もしも国の政策として健康診断や保健指導を徹底すれば、健康と結婚両方に効く一石二鳥の政策になるのではないか」と話しました。

AIひろしの提案「家電量販店に行く人は交際相手見つかる?」

今度はAIひろしに大手結婚相談所の地域別データ(独身男女20~34歳)を入力し「出会いのネットワーク」を作りだしました。

恋人が出来た人と、出来なかった人の思考や行動を分析し赤と青で色分けしました。

すると「家電量販店によく行く人は、交際相手が見つかる」という意外な結果が出たのです。

実際に番組が調査したところ、家電量販店が最も少ない茨城県では交際件数も減少傾向にあるといいます。

消費社会を研究する静岡文化芸術大学の加藤裕治先生、大正大学の田中俊之先生によれば、「家電量販店にはファミリーが多く、恋人が欲しいという気持ちが強くなるのではないか」「(家電量販店が好きな人は)恋愛の様に偶発的の出会いを楽しむ傾向がありそう」だと言います。

坂田一郎先生は家電量販店のような「将来への意識変革装置」の場を作る事が出来れば交際相手は今よりも見つかる可能性が高まるのかも知れません。

とりあえず、意識を変えるため有働アナは家電量販店に行ってみると笑いました。

自治体の結婚支援サービスに取り組む愛知県

愛知県は未婚率ワースト3。

今、県をあげて結婚を支援するサービスに取り組んでいると言います。

今回AIひろしが提案したのは、愛媛の婚活データ4万人分を入力。

その結果導き出したのが「(男女とも)ファッションが趣味の人は結婚が遠ざかる」というものです。

試しにオシャレを封印して(黒いマントで隠して)お見合いを実施してみるといつもより恋人同士になった確率が上昇したそうです。(平均29%から43%へ)

この理由は、相手がファッションに興味あるか?という部分を見えなくすることで「(相手の人が)結婚後ファッションに浪費しそうだ…」「服装がダサいと言われそう…」という先入観がなくなり、いつもより成立数が上がったと考えられるのです。

マツコさん「日本はコンパクトな社会を実現してもよいかも」

番組の最後にマツコ・デラックスさんは、「日本がいつまでもたくさん結婚してたくさん子どもを産んで育てて…という高度経済成長型の社会を目指すのでは無くて、もっと人口が少ないなりの社会=コンパクトな日本を実現することは出来るんじゃないかな。」

と提案、さらにマツコさんは「結婚はこれからの日本をデザインしてゆくキーワードに結びついているので、もし国が少子化対策をするならもっと思い切った結婚への法制度を実現しなくてはいけない」と話しました。

 

2019年4月13日(土曜日)放送『NHKスペシャル AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン第4回▽超未婚』より

 

NHKスペシャルAIに聞いてみた4 放送終了後の反響ツイートは?

https://twitter.com/MariYukiko/status/1117091163721220097

 

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