ブラタモリ 第130回「甲府盆地」
2019年4月13日(土曜日)放送の『ブラタモリ』は甲府盆地へ。
あの超電導リニア(リニアモーターカー)で甲府盆地入りしたタモさん一行は、武田信玄が挑んだ”ミラクル治水工事”に感動~御岳昇仙峡の水晶や甲府ワインの産地ではオリジナルワインを作りました。
ブラタモリ#130「甲府盆地」番組データ
【放送日時】 2019年4月13日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「甲府盆地~ミラクル盆地は試練がいっぱい~」
【ロケ地】 山梨県・甲府盆地
【出演者】 タモリ 林田理沙(NHKアナウンサー)
【ナレーション】 草彅剛
ブラタモリ「甲府盆地~ミラクル盆地は試練がいっぱい~」 - NHK 舞台は山梨。甲府盆地に訪れた奇跡と試練の数々を解き明かす▽時速500キロのリニアに大興奮▽水害に立ち向かう武田信玄の知恵とは?▽山梨特産、水晶やワインの謎に迫る https://t.co/Fwme4mCeAp
— テレビ番組ブログ (@yonta24blog) April 14, 2019
タモさんリニアモーターカーでロケ地に乗り込む!?
山梨県都留市(やまなしけんつるし)にやってきたタモリさんと林田理沙アナウンサー。
都留市は2027年に開業予定のリニアモーターカー(超電導リニア)実験場がある場所で、鉄道ファンには有名です。
タモリさんはJR東海の波多野穣さんの案内で、開発中のリニアモーターカーに乗りこみ今回のロケ地である”甲府盆地”までひとっ飛び!しました。
時速500km(1秒約140m)越えの瞬間はとても静かで車窓が一瞬で飛び去ります。
まさかリニアモーターカーに乗せてもらえるとは思わなかった!タモリさんのテンションがかなり上がったようでした。(※2027年開業予定)
本日のブラタモリは甲府盆地ということで番組冒頭で山梨にある実験センターのリニアモーターカーが出てきてリニアモーターガールがちょろっと流れた
— マサトシの間 (@masatoshi_no_ma) April 13, 2019
ブラタモリ
2019.4.13 pic.twitter.com/mFwHwLnxz4
今回のテーマ「ミラクル盆地は試練がいっぱい」
リニアモーターカーを降りるとすぐそこは甲府盆地です。
甲府盆地は、南アルプス、八ヶ岳、富士山など3千メートル級の高い山々に囲まれた壮大な盆地。広さは約2000平方メートルもあり、東京都と同じくらいの面積です。
大地のせめぎ合いの起こる場所「甲府盆地」
(案内人:山梨大学国際流域環境センター助教 中村高志先生)
タモリさんも「すっごいですよ!ここは大地のせめぎ合いの場所ですからね!」と興奮気味になってしまう甲府盆地は3つの大陸プレートが押し合って出来たエリアです。
その3つのプレートとは――
- フィリピン海プレート
- ユーラシアプレート
- 北アメリカプレート
これら3つのプレートが押し合う場所に甲府盆地はあります。世界でも希な地形でまさにミラクル盆地!
1500万年前、日本列島はプレートによって変形し甲府盆地の所で折れ曲がりました。折れ曲がった所は凹んで盆地を作り、これが甲府盆地の原型になったのです。
フィリピン海プレートは甲府盆地の下に潜り込み、今も盆地を巻き込みながら沈んでいるそうです。そのスピードは年間1ミリずつ…今まで沈下した深さは最大で2kmにも及びます。
太平洋(北米)プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートの3つのプレートがせめぎ合う、世界的にも珍しい地域。それが甲府盆地。 #ブラタモリ pic.twitter.com/k73Sm9sfqX
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) April 13, 2019
風林火山「武田信玄」は荒れ地も暴れ川も治めた!?
タモリさん&林田アナ一行は、河川敷へ。
ここは甲府盆地が開発された初期の頃の原風景が残っていると言います。
あたりは、石がゴロゴロ、流木もたくさん、土は砂岩(砂礫層)で水もたまりません。今は開発されビルが建ち並んでいますが、わずか500年前まではこんな荒れ地だったそうです。
この荒れ地を治めたのが、風林火山で有名な武田信玄。
3000メートル級の高い山から流れる水は沢山の川となって盆地に注ぎ込みました。そこで武田信玄は、大規模な治水工事を行い河川を2本にまでまとめました。
信玄堤(しんげんずつみ)と呼ばれる全長50kmの堤防をつくり川の氾濫も抑えたのです。信玄が作った堤防は今現在も甲府盆地の防災のベースになっています。
信玄堤と信玄公をそっと貼りますね。#ブラタモリ 甲府 pic.twitter.com/tnW45JPQZ1
— Not Found ❖ (@gessnakiwami) April 13, 2019
絶景スポット「御岳昇仙峡」に驚くタモリさん
山梨の絶景スポットといえば、御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう・国の特別天然記念物)です。
まるで中国の水墨画のような岩山がそびえ立つ壮大な景色を眺めようと年間60万人の観光客が訪れます。
約1500万年前に地中深くのマグマが固まった花崗岩がもともとあった地層を突き破って隆起してきたそうです。
【タモリさん、#超伝導リニア で時速500キロを初体験】山梨県 #甲府盆地。八ヶ岳・南アルプス・富士山に囲まれた土地を、#武田信玄 はどのように治めたのか。#御岳昇仙峡 で採掘される水晶にかくされた秘密とは? ≪#ブラタモリ≫ #NHKオンデマンド で配信開始! https://t.co/bZCR9OVGHp
— NHKオンデマンド (@nhk_ondemand) April 14, 2019
御岳昇仙峡のお宝「水晶」に見惚れる
御岳昇仙峡では明治末から大正時代に水晶がよく採掘されました。
水晶は宝石や数珠、印鑑として加工され甲府の名物に…。
水晶は花崗岩の内側に結晶となって成長します。外側からは見えないため、山崩れで落ちた岩を割って採掘するのです。
水晶の加工技術が現代にも受け継がれ、山梨はジュエリーの生産量も日本一になりました。
山梨といえば水晶!水晶の研磨技術が発展して宝石の研磨技術に換わる。甲府市が宝石の街と云われる所以である。#ブラタモリ pic.twitter.com/10JK4iYGrV
— お~むら★まさし@馬顔の一般市民 (@masashi_omura) April 13, 2019
日本初の国産ワイン「甲州ワイン」の成り立ち
(案内人:甲州市教育委員会 小野正文さん)
最後にタモリさん&林田アナ一行が訪れたのは、勝沼ぶどう郷のぶどう農家(ぶどうばたけ)です。
斜面が多く痩せた土地には米作りは難しかったのですが、その代わり斜面の日照時間の長さをうまく活用したぶどう作りが盛んになりました。
この勝沼の地は日本初の国産ワインが作られた場所。今や甲州ワインは世界で認められています。
タモリさんも知らなかったそうですが、戦時中も軍事物資としてワインは必要でした。ワインの成分である酒石酸(しゅせきさん)は音波を捉える性質があり、潜水艦のソナーに利用されていたからです。
戦後の混乱期には酒石酸を取り除いたあとの「不味いワイン」が市場に流れ「ワインは美味しくない」という評判が広がってしまったそうです。
ぶどう農家は戦後、汚名挽回するため美味しいワイン作りの研究を熱心に進め今では世界に通用するワインにまで成長したのです。
#ブラタモリ【酒石酸】第二次大戦の戦況がいよいよ極まり おおよその贅沢品が製造禁止になるなか、ワインは 継続して製造が許された。その理由はワインから採れる 酒石酸が 潜水艦の探知機(ソナー)の発信体の原料だったから。これは朝ドラ #マッサン から学んだ知識。初めてタモさんに勝てましたw pic.twitter.com/MEf4oZ3BKf
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 13, 2019
2019年4月13日(土曜日)放送『ブラタモリ「甲府盆地~ミラクル盆地は試練がいっぱい~」』より
ブラタモリ放送終了後の反響ツイートは?
【番組放映情報】4月13日(土)、NHK総合「ブラタモリ」19:30~20:15にて、タモリさんが当社山梨リニア実験線を訪れた様子が放映されます。乗り物好きのタモリさんが、初めて超電導リニアの時速500km走行を体感した感想は?ぜひご覧ください。https://t.co/KzaanV1mlp#ブラタモリ #リニア
— JR東海News【公式】 (@JRCentral_OFL) 2019年4月12日
リニアの浮上高速走行をNゲージスケールで実現した画期的な鉄道模型、
— Nゲージリニア・フローティング銀河鉄道999の(株)ノエルコーポレーション (@noelcorpcoltd) 2019年4月13日
それがNゲージリニア。
●誰が見てもわかる「浮上」走行を実現
●鉄道模型としてのリアルを追求
●浮上感を演出する高架型軌道
●コントローラで走行コントロール
車両を発進/停止・加速減速・進行方向の変更が可能。#ブラタモリ pic.twitter.com/bYAoHtmlPB
今日のブラタモリ
— 力ー二シ (@romasen) 2019年4月13日
タモさんのカラーに見覚えが……
ゆきのひのうさこちゃん!だ! pic.twitter.com/JJQuK13YaD
ブラタモリ見ててふと思ったのだけど、中世社会において、洪水とかで川の流路が変わって土地が川底になってしまった場合、その土地の領主はどうなるんだろう?
— Gonza (@Gonza_Orc) 2019年4月13日
川底から浮上した新たな土地は隣接する領主が所有権を主張しそうだし、そういう時の対応例とかあったりするのかしら。#ブラタモリ
次回の『ブラタモリ』は―和歌山県・熊野
次回のブラタモリ(#131)は和歌山県、熊野が舞台。20日(土曜日)午後7時30分より。