チコちゃんに叱られる!「マツタケはなぜ高い?」
2019年11月9日再放送のチコちゃんに叱られる!にて「マツタケはなぜ高いのか?」という疑問が登場。
実はマツタケの値段は昭和40年頃は1kg千円位…(1本なんと80円程度)で今より格段に安かったそうです。それが一気に極上の高級食材になった驚きの理由とは…。
【なんでマツタケって高いの?】
— NHK広報局 (@NHK_PR) November 7, 2019
えー、わかりません>5歳児。
他にも「砂漠の謎」に「ペナント」に「叱り方」。
で、『プロジェクトX』の田口トモロヲさんのナレーション復活…何があった、何をする…
8(金)夜7:57[総合]※一部地域を除く
9(土)午前8:15[総合]https://t.co/RV6n7smbF6
チコちゃんに叱られる!「マツタケ」パートのみ内容チェック…
【放送日時】 2019年11月9日(土曜日)08:15~09:00(マツタケの部分のみ)
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 チコちゃんに叱られる!「マツタケはなぜ高い?・ペナントの秘密・砂漠の謎ほか…」
【出演者】 岡村隆史 チコちゃん(声は木村祐一)
【スタジオゲスト】 キムラ緑子(キムねえ) 松本利夫(EXILE)
【リポーター】 塚原愛
【語り】 森田美由紀 田口トモロヲ
NHK 総合 11/09 08:15 チコちゃんに叱られる!「マツタケはなぜ高い?・ペナントの秘密・砂漠の謎ほか」 #nhkgtv #チコちゃんに叱られる https://t.co/UY0VehqYmd
— NHK総合 (@NHK_GTV) November 8, 2019
チコちゃんに叱られる!「マツタケはなぜ高い?」
マツタケはどうして高いの?とチコちゃんに質問されたEXILE松本利夫さん。
「やっぱ数が少ないから高いんじゃないですか?」と松本利夫さんが回答。さらに、岡村さんは「(松茸は)管理が大事なんじゃないすか?管理費込みの値段なので高い」と答えました。
ですが2人ともチコちゃんから「ぼーっと生きてんじゃないよ!」と叱られてしまったのです。
松茸が高いのは…プロパンガスが普及したから?
チコちゃんの答えは「松茸が高いのは…プロパンガスが普及したから」だといいます。このままでは意味が全くわかりません…果たしてそのココロは?
昔はめちゃめちゃ安かった「マツタケ」…その理由は?
チコちゃんの答えを詳しく解説してくれるのは、東京農業大学 地域環境科学部教授の江口文陽先生です。
マツタケは今でこそ高級食材ですが、昔はとても安くて一般の人が普通に食べていたキノコだそうです。
チコちゃんでやっていた松茸の件、あれ冗談抜きで昔発刊された故・土井勝さんの料理本の味噌汁(だったかな)の材料に『マツタケ(手に入らなければシイタケで代用)』って書いてあるんだよな…オカンと二人で今だったら1日で破産するわって笑ったな。本は両親の家にあるので、今度もう一度見てみよう。
— 秋乃アリカ (@tokinoarika) November 8, 2019
2016年に22,467円だったマツタケ1kgが1965年当時はたったの1591円だった…
林野庁HPの東京都中央卸売市場平均価格を調べると、1995年から現在(2016年までのデータ)まで2万円~3万円の価格で取引されているマツタケの値段ですが、同じ1kgのマツタケが1965年には1591円。1本の市場価格(小売店での価格)が80円と今よりまさに桁違いに安かったのです。
チコちゃんより。松茸の値段は昭和40年代なら1500円程度! pic.twitter.com/x0jdIURmq5
— テレビ番組ブログ (@yonta24blog) November 9, 2019
マツタケの生産量は昭和40年に1291トンから平成28年に69トンと大幅減!
松茸の生産量は昭和40年(1965年)には、1291トンあったものが、平成28年(2016年)にはたったの69トンとなんと1,222トンも減少しています。
松茸の成長に栄養豊富な土壌はNG?
なぜ松茸が減ってしまったのか?その謎を探るべく江口文陽先生がよく研究に使う山へ松茸採りへ。(チコちゃんに叱られる!のスタッフとそのご家族、お子さんも引き連れて)
江口先生が松茸が育つ環境についてレクチャーしてくれました。そのポイントは…
- マツタケは赤松という木の周りに生える
- アカマツの木の近くに「シロ」という菌糸の塊ができないと生えない
- シロはアカマツから栄養を吸収し、9月中旬~10月下旬にかけてマツタケを生やす
- シロを持って帰ってもマツタケは生えません。マツタケを生やすには樹齢50年以上の大きなアカマツが必要になります
- マツタケは落ち葉や枝が積もって栄養豊富な土壌には生えない(栄養豊富な土壌には松茸の敵となる他の生物(キノコやカビ)も生えるため)
落ち葉や枯れ木を燃料にしなくなったことが松茸減少の原因だった?
戦後間もない頃までは、山で落ち葉や枯れ木の枝を取ってきて煮炊きをしていたのですが、1953年頃からプロパンガスが普及し始め人間は山の葉っぱや木の枝を取らなくなってしまいました…。
その結果、山の土は栄養豊富な土壌となり、マツタケは生存競争に負けてどんどん減少。そして価格も高騰したのです。
チコちゃん,マツタケが高いのはプロパンガスが普及したから.エネルギー政策の転換で里山が・・・って話だな.
— 明日のトロン (@b374tron) November 8, 2019
その独特な香りのおかげで誰でも簡単に毒キノコと区別が付いた
マツタケは手に取るとすぐその独特な香りがするので、素人でも簡単に毒キノコとの見分けが付きました。
「香りですぐに食べられるキノコとわかる」わかりやすいキノコとしても昔から珍重されてきたのです。
2019年11月9日(土曜日)再放送『チコちゃんに叱られる!「マツタケはなぜ高い?ほか…」』より