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【反響要約】NHKスペシャル「人体」まとめ 第7集(最終回)「健康長寿 究極の挑戦=がんと心臓病」▽癌撃退のカギ「エクソソーム」とは?ゲストは石原さとみ、樹木希林【2018年3月25日(日曜日)放送内容まとめ】


Nスペ「人体」最終回の内容は?

2018年3月25日(日曜日)に放送のNHKスペシャル人体「”健康長寿” 究極の挑戦」は第7集…最終回となります。

最新研究によって明らかになった「がん(=日本人の死因第1位)」撃退のカギ、「エクソソーム」が人体を攻撃する仕組みや、「心臓病(=日本人の死因第2位)」を防ぐ最新の再生医療などについて紹介されました――。

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NHKスペシャル「人体 第7集」番組データ

【放送日時】 2018年3月25日(日曜日)21:00~
【再放送】 2018年3月28日(水曜日)午前0:10~
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 NHKスペシャル 人体 第七集(最終回)”健康長寿”究極の挑戦
【司会】 タモリ 山中伸弥京都大学iPS細胞研究所 所長)
【進行】 久保田祐佳(アナウンサー)
【スタジオゲスト】 石原さとみ(お母さんが卵巣癌を経験) 樹木希林(20年前の人体シリーズにも出演、現在全身にがんが転移している事を公表)

今回注目するのは「心臓病」と「がん」について…

今回のNHKスペシャルは、新・人体シリーズの最終回です。

シリーズ最後に注目するのは「がん」「心臓病」について――。

この2つは日本人の死因、第1位(がん)と2位(心臓病)を占めています。

スタジオゲストの樹木希林さんは、10年以上前に乳がんの手術を経験、今現在は「全身癌」と診断されているとのことです。

タモリさんが「今もこうやってお元気ですね。」と言うと、ご本人は「口だけは(今も)元気ですよ」と笑います。

54歳の時に胃がん…それ以来何度も再発するがん細胞

NHKスペシャル「人体」で取材したのは、元新聞記者の村串栄一さん(69歳)。

村串さんは、定年後も書籍や雑誌のライターとして活動しています。

54歳の時に胃に癌を発見、手術で胃の一部を切除し一度は治ったはずでしたが、その後、食道、舌、喉に次々と転移しました。

その都度手術や放射線治療で、がん細胞を取り除いてきました。

しかしガンの再発を止めることは出来ず、14年の間に13回もがんが出来てしまったのです……。

「あんな思いは二度としたくない……病院に二度と生きたくない……」毎回そう願っていても病院に行かざるを得ない……と村串さん。

1.最新科学が明らかにした「がん」の巧妙な手口とは?

Betzig Lab. HHMI/Janelia Research Campusが癌を捉えた最新の顕微鏡映像が紹介されました。

がん細胞の大きさはおよそ100分の1ミリです。

周りのタンパク質の隙間をぬうようにして組織の内部を自由に動き回る様子が捉えられています。

さらにがん細胞が自分の周りに血管を増設して成長する様子も……、内閣府ImPACT八木プログラムの光超音波3Dイメージングによって撮影されています。

がん細胞の増殖に欠かせない酸素や養分を増設した血管を通じてより多く奪い取ろうとしているのです。

しかも本来がん細胞を攻撃するはずの、免疫細胞までも手なずけてしまうメカニズムを持っているとのこと……。

国立がん研究センター研究所の主任教授、落谷孝広さんはがん細胞が自らメッセージ物質を出していることを観察しました。

「エクソソーム」の危ない”なりすまし”メッセージ

がん細胞が出すメッセージ物質を顕微鏡映像で詳細に観察すると、「エクソソーム」と呼ばれるメッセージ物質を発見。

大きさは、1万分の1ミリ、突起の付いた球状の物体です。

このエクソソームの内部には「もっと栄養が欲しい!血管を増設せよ!」など複数のメッセージ物質が入っていて周りの血管に命令し、がん細胞の周辺に血管を増設するよう指示を出します。

なりすましメッセージ物質を受け取った血管は、仲間が出したメッセージ物質と勘違いしてがん細胞に血管をつなげてしまうのです……。

さらに付近の免疫細胞にも「攻撃するのをやめて!」というメッセージ物質を出し免疫細胞からも身を守っていました。

山中伸弥先生によれば、がん細胞はもともとは正常な細胞だったもの……。それがなんらかの遺伝子の突然変異によって増えるしか目的が無くなってしまった暴走細胞になってしまいます……。

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”健康長寿”究極の挑戦「がん」転移の謎とは?

例えば「卵巣がん」。

卵巣癌は、内臓全体を覆っている腹膜(ふくまく)に転移します。

いったん腹膜に転移すれば、内臓全体にがんは転移を広げ治療は困難に……。

国立がん研究センター中央病院の、加藤友康先生は、がん細胞が腹膜に種をまくように転移するので「腹膜播種(ふくまくはしゅ)」と呼んでいると解説。

卵巣癌は、癌が腹膜に広がるまで症状も無く、怖い癌(サイレントキラー)と考えられているとのことです。

腹膜へのがんの突破…どんなメカニズムなのか?

卵巣からがんがどうやって腹膜に転移するのか?……今まで謎とされてきました。

それが解明されつつあります――。

腹膜の表面には無数の突起物が張り巡らされており、容易にがんが突破出来ない仕組みになっています。

しかしがんが出すメッセージ物質のカプセル「エクソソーム」は、腹膜と似た構造を持っているため、難なく突破してしまうのです。

突破した先でエクソソームはさらに「あなた(腹膜バリア)の役割はもう終わり…」というメッセージ物質を放出しはじめ、腹膜のバリアーを次々と死滅させてゆくのです。

バリヤーの無くなった腹膜の表面には、卵巣から分裂したがん細胞の本体が定着し、そこでさらに増殖を始めてしまいます……。

がん細胞はエクソソームを、体のあらゆるバリア機能を破壊する武器としてつかい巧みに全身へ広がってゆきます。

石原さとみさんのお母さんは、卵巣癌を経験していました。転移は今のところないそうですが、今回エクソソームがなりすましメッセージ物質を出して転移するメカニズムを知ってびっくりしましたと話しました。

ただし、エクソソームは、がん細胞だけで無く体中のすべての細胞が持っている物で、私たちの健康を支えている重要なもの。

エクソソームは正常な細胞では「細胞をふやせ」「炎症を抑えろ」などのメッセージをだしていて、全身に100兆個もあるそうです。

注目されたのはまだ10年前で今も研究が進んでいる最中で、なぜがん細胞もエクソソームを持っているのかまだ解らないことも多いといいます。

世界が注目!「がん」新たな治療への挑戦が始まっている

これまで13回もの癌転移を経験している、村串栄一さん(69歳)。

国立がん研究センター中央病院(東京築地)では、村串さんが2ヶ月に1度の検診を受けていました。

また、病院に血液を提供しがん細胞のメッセージ解明の研究に協力しています。

病院に提供された癌患者の血液は5万人あまり――、この膨大なデータを使ってどのメッセージ物質ががんを抑える効果が期待できるのか研究しています。

「筋肉」のメッセージががんを抑制するかも?

今、コペンハーゲンの大学の研究では、「筋肉」が発するメッセージ物質ががんを抑制しているかもしれないと言われています。

肺に癌があるマウスに運動をさせてみたところ、運動をしないマウスでは癌がより多く広がり、運動するマウスでは癌の増殖が3分の1に抑えられているとのこと。

コペンハーゲン大学教授の、ベンテ・ペダーセン先生は「運動は病気の予防だけで無く、もはや治療の一環だと言えます」と話します。

がんの患者に対して「運動」は将来、治療の薬として利用するようになるかもしれないそうです。

gigazine.net

がんの「エクソソーム」を利用してがん撃退?

国立がん研究センターの落谷孝広さん。

落谷先生は、がん細胞が出したエクソソームを判別して印をつけ、「これは敵です」というマーキングが出来るような技術を開発しました。

マーキングされたエクソソームは、免疫細胞がどんどん食べてくれるためがん細胞はそれ以上増殖できなくなります。

現在、マウスの実験では転移が90%見られなくなるまで抑えられることが確認されています。

がんで亡くなる多くの方は、最初に出来た癌からの転移によって亡くなります。

この研究が成功すれば、最初のがんからの転移が抑えられ、がんによる死亡率が格段に低くなるかもしれません。

新しい癌治療「光免疫療法」始まる!

山中伸弥先生によれば現在、がん細胞だけにある特徴を標的にしてがん細胞だけをピンポイントで攻撃する「光免疫療法」という臨床試験が行われています。

www.mugendai-web.jp

mainichi.jp

現在はアメリカで今行われていますが、近く日本でも始まることが決まっています。

他の治療法では助かる見込みのない患者さんのがんが消えてしまったという結果もあるほど……。山中教授も注目する画期的ながん治療のひとつだそうです。

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2.心筋梗塞を撃退する最新医療

番組の後半は「心臓病」がテーマ。

日本人の死因第2位、心臓病で年間20万人もの人が亡くなっています。

私たちの心臓を形成する細胞もメッセージ物質を出しています。

例えば心臓に負担がかかると、腎臓へ「おしっこを増やそう」というメッセージを出します。

心臓の細胞は50年かかっても3分の1程度しか回復せず、これが心臓病の治療を難しくしています。

今、アメリカの研究によって心臓の細胞を速く再生させる技術を開発しました。

心臓の出すメッセージ物質のカプセル(エクソソーム)には、細胞を再生させるメッセージ物質が極端に少ないため、人工的に再生させるメッセージ物質を増やしてしまおうという研究です。

マウスの実験ではすでに大きな成果を出しています。シーダーズ・サイナイ心臓研究所所長のエデュアルド・マラバン先生は今、1年以内の人での臨床試験開始を目指しています。

マラバン先生は「もし、エクソソーム内のメッセージ物質を人工的に作ることができれば究極の再生治療となるだろう」と話します。

これからも続く人体ネットワークの最新研究

山中伸弥先生は、今はそれぞれの臓器を取り出して個別に研究してきたのですが、これからは体全体のネットワークを理解しないと本当の治療にはつながらないと語りました――。

また、現在始まっている宇宙ステーションでの無重力実験や、骨の出すメッセージ物質「骨芽細胞」の健康長寿研究など飛躍的に研究は進歩中です。

 

(※2018/03/25放送「人体 第7集 最終回 健康長寿 究極の挑戦」より)

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