今回のNHKスペシャル「人体」はこんな内容!
2017年11月5日(日曜日)放送のNHKスペシャル「人体」はこんな内容でした。
- 橋本マナミさんの体内部を最新技術で詳細に3Dスキャン!タモリさんも興奮?
- 脂肪は臓器だった?食欲を抑えるメッセージ物質「レプチン」とは?
- 筋肉は臓器だった?がん、鬱病、記憶力に影響のあるメッセージ物質とは?
- 身体を動かすこと…万病を防ぐ鍵はここにあります
NHKスペシャル「人体」第2集番組データ
【放送日時】 2017年11月5日(日)21:00~21:50
【放送局】 NHK総合
【番組副題】 NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク第2集「脂肪と筋肉が命を守る」
【司会】 タモリ 山中伸弥 久保田祐佳(アナウンサー)
【スタジオゲスト】 宮川大輔 春日俊彰 松岡茉優(1995/02/16生まれ・東京都出身)
【音楽】 川井憲次
橋本マナミさんの体の内部を精密スキャン!
女優の橋本マナミさん。番組では最先端の画像処理装置を使って橋本マナミさんの体の内部を徹底的にスキャン!
橋本さんの体の細部まで精密な3DCGとして立体化しました。
今回のテーマ「脂肪」と「筋肉」に合わせて橋本マナミさんの皮下脂肪や骨髄についている脂肪(=食欲をコントロールする機能あり)、全身にある筋肉(=記憶力をアップしたり、癌を抑制する機能あり)を観察します。
スタジオのスクリーンに投影された橋本マナミさんの巨大な精密スキャン画像を見て、タモリさんも「こんなとこまで見ちゃって良いのかな!」と興味津々、「丸裸ですね~」とスタジオゲストの宮川大輔さんも驚きました。
- マナミさんの体重 … 56kg
- マナミさんの全身の筋肉を集めた重さ … 21kg
- マナミさんの全身の脂肪を集めた重さ … 18kg
人間の脂肪と筋肉は体のおよそ7割を占める人体最大の臓器なっています。
橋本マナミさんの脂肪と筋肉の重さは合計39kgもありました。(体重は56kgです。)
NHKスペシャル「人体」橋本マナミのMRI画像は下から煽ってるからスタイルが悪く見えるんじゃない?体重56キロで筋肉21キロ、脂肪18キロ。体脂肪率32%ってこと?標準+だけど、チョイ軽肥満寄りね。 pic.twitter.com/DPpWE8pEcc
— レンブラントちゃん (@rembrantchan) 2017年11月6日
1.”脂肪”が脳を操る!「止まらない食欲」の謎とは?
近年の研究によれば、脂肪は臓器として脳に向かって大切な情報も出しているそうです。
アメリカコネチカット州に住む、ジュリアンフェルトン君。
ジュリアン君は、生まれつき体に脂肪が無い「脂肪萎縮症(しぼういしゅくしょう)」という難病です。
ジュリアン君の食欲はとても強く「今すぐ食べないと死んでしまう」位の状態です。
これは、体に脂肪が無いことが原因だそうです。
脂肪は臓器だった!?
脂肪は、脂肪細胞というちゃんと核のある生きた細胞でできた組織です。
その内部は「核」と「油滴(ゆてき)」と呼ばれるアブラを貯める袋で構成されています。
油滴には、食事で摂った糖分やアブラが蓄えられていて「内臓脂肪」やお腹周りに集まっています。
ジュリアンフェルトン君のような脂肪萎縮症の人は、食事で摂ったアブラや糖分が脂肪に蓄えられることが無いため、常に血液中を漂い続けます。
その結果、重い糖尿病や心臓病になり、やがて死に至るとのことです。(病気の原因を突き止めたのは、ジェフリー・フリードマンさん=ロックフェラー大学教授)
脂肪細胞が食欲をコントロール!?
ジェフリー・フリードマン教授によれば脂肪細胞は、食欲をコントロールをしているそうです。
脂肪細胞が出す「レプチン」というメッセージ物質、レプチンは脳に作用し食欲を止める働きをしています。
まあ血中に分散するから、選択的に脳に向かってレプチンが進んでいくわけじゃないけど。
— paku♉ (@PAKU) 2017年11月5日
#nhk #Nスペ #人体
脂肪細胞が無い、脂肪萎縮症の患者さんは”抑えきれない食欲”に困っていますが、脂肪萎縮症のジュリアンフェルトン君にレプチン(3年前アメリカで治療薬として承認。日本でも既に治療薬として承認されています)を投与したところ見事に食欲を止めることに成功しました。
- 食事をする
- 腸で分解された糖分やアブラが血流をめぐる
- 要らない糖分やアブラを血管の外へ出す
- 血管の外に出た糖分やアブラは脂肪細胞の油滴に蓄積される
- たまったアブラがパンパンに膨れる
- 脂肪がパンパンにいっぱいになると脂肪細胞の中にある「レプチン」が押し出され脂肪細胞の外に出る
- 外に出たレプチンは再び血管の中に入って脳へ流れる
- 脳の内部の視床下部にある神経細胞にレプチンがくっつく
- 神経細胞が「食欲を止めよ!」と脳に命令を出す
- 食欲がおさまる!
その他様々なメッセージ物質を出す”脂肪細胞”の役割とは?
脂肪細胞は、食欲をおさめる「レプチン」の他にも、およそ600種類ものメッセージ物質を出していることがわかりました。
そのメッセージ物質は…
- メッセージ物質「血管作って!」…他の細胞も持っているメッセージ物質で、栄養や酸素が欲しい時に血管を新設する指令
- メッセージ物質「敵がいるぞ!」…外部からの最近やウイルスを「やっつけろ!」というメッセージ物質 ⇒免疫細胞が受け取って攻撃開始
脂肪には大切な役割がありそうです、脂肪細胞のメッセージに関連する研究は今始まったばかりとのことです。
2.がん うつ 記憶力に効く?”筋肉”のパワー!
現在筋肉が出すメッセージ物質も解明が進み100本以上の論文が発表されています。
その内容も、がんや鬱病の予防に筋肉が関係していることなど意外な内容もありました。
記憶力と筋肉にも関係が!?
カテプシンBというメッセージ物質は、脳の記憶を司る「海馬(かいば)」という場所に働きかけることが解ってきました。
運動をして、カテプシンBをたくさん出すことで海馬の記憶力が上昇するというのです。
(※ただし、がんやうつなどと筋肉の関連がどのような仕組みになっているのか完全解明は将来の課題です)
解明!あなたがダイエットに失敗する本当の理由とは?
脂肪細胞がレプチンという食欲を抑えるメッセージ物質を出しているのに、なぜまだ食べたい!という思いが継続するのでしょうか。
この原因は、血液中のアブラです。
食事から血中に入ったアブラが血管のバリアを作り、メッセージ物質のレプチンを脳へ届きにくい状態にしているのです。
しかも高脂肪食が続く肥満の人の場合、わずかに届いたレプチンの反応も鈍くなっているためいつまでも食欲が止まりません。
メタボリックシンドロームの本当の怖さとは?
メタボは、ちょっと太り過ぎなだけ…といった軽いイメージがありますが、そのまま放置して置くと大変な病気が待っています。
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
- 糖尿病
- 腎臓病
- 高血圧
などです。重度のメタボリックシンドロームの患者さんでは、この全ての病気にかかっている人も居るとのこと…
メタボリックシンドローム研究の世界的権威、ゴーカン・ホタミリジル教授(ハーバード大学)によれば、肥満の人の場合は免疫細胞の暴走が起きることが解ってきました。
免疫細胞が暴走すると、増えすぎたアブラを食べて取り込みやがて取り込み切れなくなり爆発…その時に大量の有毒物質を放出してしまいます。
有毒物質は、血管の壁を壊し心筋梗塞や脳梗塞へと繋がるのです。
日本の糖尿病の患者は増え続け、遂に1000万人に達しています。深刻な国民病として捉える必要が出てきたと、山中伸弥教授。
特に親族に糖尿病になった人がいる人は遺伝も関係しているためより注意が必要です。
捉えようによってはメタボって自己免疫疾患じゃないですか〜笑#NHK #Nスペ #人体 pic.twitter.com/4Zftym3Cb4
— まお🌸 (@miyabee78) 2017年11月5日
”脂肪と筋肉”が命を守る メタボ克服の鍵とは?
コペンハーゲン大学の教授、ベンテ・ペダーセン博士。
博士は、筋肉を動かした時に出る「IL-6」というメッセージ物質を発見しました。
IL-6は、肥満の人の免疫暴走を止める働きがあるそうです。
つまり”運動をする”ことでIL-6が沢山出てくるため免疫暴走が静まって、心筋梗塞や脳梗塞に繋がらないように出来るというのです。
「私たちは、動くようデザインされています。筋肉を動かせば命が守れるのです」とベンテ・ペダーセン博士が語りました。
臓器として認識されてこなかった「脂肪」と「筋肉」。そのどちらも人を守る大切なメッセージ物質を出していたのです。
(※2017年11月5日放送より)
Nスペ「人体」第2集反響ツイート
Nスペ「タモリ×山中教授の人体②」で、タモリさんの胸元のブートニエール...スーツはラルディーニの様で。流石のシルエット。
— hiro (@pikawanwan) 2017年11月5日
ばらつきが大きすぎて「傾向」といえる収束はしていないと思うよ。
— PAKU♉直腸癌/💉PPM/💉(インフル) (@PAKU) 2017年11月5日
なのでまだまだ緩い確度の仮説じゃないのこれ??
#nhk #Nスペ #人体
— いいちこ大王 (@syakekichi) 2017年11月5日
Scientist’s dishonest reporting of work could sink those in her wake https://t.co/Y0dYuA4pyA @timeshigheredさんから #nhk #nhkスペシャル #nスペ #人体
— 好古真之 (@yoshiful_saney) 2017年11月5日
Nスペ人体みたら、まんまこれだった pic.twitter.com/Vu20HJaG0x
— 暴走する無邪気(まーれ) (@marine__0203) 2017年11月5日
Nスペ人体、結局のところ、脂肪はないと困るけど、筋肉鍛えろよって話ね。筋肉使ってないなー。やばいぞ。
— 葵 1月から復職 (@_aoi__) 2017年11月5日
うーん、IL-6が正常な免疫細胞に悪影響を及ぼす可能性もあるってことか? #Nスペ #人体 追っかけ再生
— sheep_in_cloud (@callme4C) 2017年11月5日
Nスペの #人体 、後半が精神的に辛かった…指先からギリギリと万力で締め付けられてるような痛さで…。免疫細胞の暴走で筋肉細胞が壊れて体を動かせなくなっていったのを思い出して。握り拳も作れないし合掌もできない、無理に握ったり伸ばしたりすると激痛で声も出なかった。健康は本当に大事。
— 鏡花水月 (@JHSY_ToDo) 2017年11月5日
Nスペ 人体やっぱり面白い。
— ゐきものざかり (@IkimonoBoy) 2017年11月5日
これだけ研究が進んでいても身体の仕組みってまだまだ謎だらけなんだよね…これだから生物は面白いと思うhttps://t.co/djsHkHgIyl
さっきNスペ人体に出てたブレンダさんがBS1のニュースにも出ているる
— りの😷💉💉同居人以外と食事はしないようにね〜 (@macerino) 2017年11月5日
今日のNスペ人体で覚えた単語
— りの😷💉💉同居人以外と食事はしないようにね〜 (@macerino) 2017年11月5日
・レプチン
・IL-6
・ミオスタチン
脂肪は全然ないのもダメ、ありすぎもダメ
Nスペの「人体」を観た。運動しないと…。山中先生も仰ってたけどIL6が炎症を抑えるって逆だろうと思ってしまうよね普通。 #NHKスペシャル
— てててああ (@teteteaa) 2017年11月5日
おはよござますーー何かやっぱり当然ながら?脂肪細胞は「案外」偉いけどしかし筋肉の方がもっと「ほんとに」偉いみたいな話でしたわ>Nスペ人体、、 何分もう半分寝てたんでそのうちもっかい見よ
— 千山萬水 (@hayato00000) 2017年11月5日
https://twitter.com/tama__204/status/927319545601146881
Nスペ『人体 第二集「驚きのパワー!“脂肪と筋肉”が命を守る」』を見ました。免疫細胞を活性化すると思われていた物質が、活動を静める役目もしているの?
— 深川 七草 (@f_nanakusa) 2017年11月6日
スイッチごとの役割だけでなく、組み合わせの結果も全て知らないといけないんじゃ結論は遠いかも #NHKスペシャル #人体
昨日のNスペ人体(脂肪と筋肉)のまとめ。脂肪細胞が栄養を受け取るとレプチンを放出、脳がレプチンを受け取って満腹を感じる。脂肪細胞が無い難病の人は際限なく食べ続けちゃう。デブが食べ続ける理由は研究中だが、おそらく脳側の異常。脂肪他にも色々な伝達物質を出していて、研究中。(1/2)
— あっきー@キャッシュ1.25% (@akkky) 2017年11月6日
Nスペの人体、新事実すごいけど結局運動かーい!ってツッコミを入れて終わる(ノ∀`)
— もんでんあきこ (@mondenakiko) 2017年11月6日
【Nスペ人体 タモリ&山中伸弥先生~脂肪と筋肉編~絶賛配信中!】日曜日に放送があった第2回。脂肪が全身に向けて発する「メッセージ物質」が異常を起こし、全身を傷つけている?⇒ https://t.co/mP2lYWneUS 詳しくは⇒ https://t.co/nwjAmrvpOT
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) 2017年11月6日
Nスペ人体みた。生命のしくみがよく出来過ぎていて、こんなものが自然淘汰で生まれるなんて信じられないと同時に、こんなものをデザインして作るなんてあり得ないとも思う。ていうかデザインだとしたらその場しのぎの修繕が多過ぎでろくでもない。
— ふかさはまこと (@uncountablenow) 2017年11月6日
Nスペ、人体のシリーズを興味深く観ている。主に血流による体内の情報交換が活発なことに目を惹かれる。
— chk_trns (@chk_trns5782) 2017年11月6日
「動的平衡」を読んだ際、蛋白質を摂取した途端に消化器官から遠い部位もほぼ即時に反応するという事象が、よく理解できなかったのだけれど、物質ではなく情報が血流を走るのだな。
#Nスペ #人体
— ぴーと (@soratobirabi) 2017年11月9日
そっか。脂肪細胞っていうくらいだから一個一個生きているんだな
録画してあったNスペ人体の2回目見てるんだけど、ムキムキマッチョ牛すげぇな
— G☆ (@go_n_ta17) 2017年11月11日
録画したNスペ人体見てう
— ぴんたろう (@pintaro_chari) 2017年11月12日
メタボこわ…
この番組面白いー。しかし筋肉も脂肪もほとんどないわたしはどうしたらいい!?
— 祐 (@tasuku_yc) 2017年11月12日
【NHK健康ch】Nスペ「人体」 臓器たちは“会話”している!?あなたの健康常識が変わる https://t.co/xIz6r32wzD
次回「人体」第3集 発見!”骨”が若さを呼び覚ます
次回のNHKスペシャル「人体」は、骨。12月3日(日曜日よる9時)放送。(※放送日は変更となり、2018年1月7日(日曜日)になりました)
シリーズ人体 今後の放送予定は?
- 第4集 シリーズ人体「アレルギーの鍵は”腸”にあり」 … 2018年1月7日(日曜日)9:15~
- 第5集 シリーズ人体「徹底解剖!ひらめく”脳”の秘密」 … 2018年2月4日(日曜日)夜9:00~
- 第6集 シリーズ人体「生命誕生・あなたを生んだミクロの会話」 … 2018年3月18日(日曜日)夜9:00~
- 第7集 シリーズ人体「人体は謎に満ちている」 … 2018年3月25日(日曜日)夜9:00~