「所さん!大変ですよ」にて化学調味料の名付け親判明?
今回の「所さん大変ですよ」にて、味の素のことを”化学調味料”と最初に名付けて使ったのがNHKの料理番組だったことを知りました。当時の料理番組プロデューサーに聞く事の真相とは?
- 「所さん!大変ですよ」にて化学調味料の名付け親判明?
- 「所さん!大変ですよ」番組データ
- 流行る「無化調(化学調味料不使用)」のお店
- 化学調味料は実は発酵から生まれた天然の調味料だった?
- 明治時代の化学者が「グルタミン酸」を発見
- 名付け親はなんとNHKの料理番組でした
- 「化学調味料」のイメージが悪くなった理由とは?
- 当ブログの関連記事紹介
- 所さん大変ですよ関連グッズの紹介
「所さん!大変ですよ」番組データ
【放送日時】 2020年2月6日(木曜日)19:30~20:00
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 所さん大変ですよ「あなたの知らない”化学調味料”の謎」
【司会】 所ジョージ 木村佳乃 合原明子 井上裕貴
【出演】 澤口俊之 牛窪恵 モーリー・ロバートソン 吉田鋼太郎
すみません、スタッフの親族に不幸があったりして、バタバタしちゃいました💧
— マーケッター牛窪(うしくぼ)恵 (@megumi_ushikubo) 2020年2月6日
今晩19時半〜【NHK総合「所さん!大変ですよ」】は、「犯人は意外にも○○だった❗️」というお話💦💦皆さまもたぶん召し上がっている、凄い食べ物✨✨の秘密に迫ります!ぜひご覧下さいませー💕#nhk#所さん大変ですよ pic.twitter.com/3isgmKvMiD
流行る「無化調(化学調味料不使用)」のお店
化学調味料不使用のお店が流行っているとのこと。化学調味料不使用のことを「無化調(むかちょう)」といい、ラーメン店(番組では、「ホット・エアー」という中古車販売店なのにミシュランガイドに掲載されたラーメン店を取材していました)
ラーメン店だけでも無化調を売りにしたお店は多く、スーパーでも化学調味料不使用を謳う商品は数多く売られているといいいます。
化学調味料は実は発酵から生まれた天然の調味料だった?
明治大学農学部の中島春紫教授が登場。
添加物が専門の中島春紫先生によれば、化学調味料という言葉は造語で、正式にはL-グルタミン酸ナトリウム(イノシン酸ナトリウム・グアニル酸ナトリウム)のことだといいます。(いの一番や味の素のこと)
また、化学の力で人工的に作られたものではなくサトウキビからグルタミン酸生産菌による微生物発酵を通して作られていて「味噌」や「しょうゆ」と同じような発酵食品だそうです。
発酵大好きだけど、化学調味料は悪と思っている人、多いですよね。
— さくらこ (@sakurakowatch) 2020年2月6日
化学調味料も発酵して作られるもの。
所さん!大変ですよ「あなたの知らない“化学調味料”の謎」https://t.co/OERRcdgVHR
明治時代の化学者が「グルタミン酸」を発見
今は化学調味料は「うま味調味料」と呼ぶそうです。
明治41年(1908年)、科学者の池田菊苗(いけだきくなえ)先生が昆布だしの旨味の正体がグルタミン酸という成分であることを発見しました。
池田先生が発見して1年後グルタミン酸は「味の素」の名前で市販されました。その後大正時代には「万能的調味料」、昭和の辞書では「人造的調味料」と呼ばれ出汁をイチから取れないときに重宝する必須アイテムになりました。
名付け親はなんとNHKの料理番組でした
NHKの料理番組(きょうの料理)のプロデューサーだった、長山節子さん(83歳)が登場。当時の様子を語りました。
昭和30年頃、「味の素」という商品名を出せなかったNHKは「化学調味料」という名前で呼んでいいかメーカーに打診したそうです。
当時は科学(化学)に憧れがあった時代、化学調味料という名前はポジティブなイメージで視聴者に受け入れられたそうです。
「化学調味料」のイメージが悪くなった理由とは?
明治大学農学部の中島春紫教授によれば…
- 昭和40年代にアメリカの医師などから「健康を害する」との指摘があった…
- 日本でも昭和40年頃から光化学スモッグや公害病がクローズアップされ化学にネガティブなイメージがついた…
ことだったそうで、昭和62年(1987年)になりWHO(世界保健機関)が安全性を確認するまで20年以上訂正されなかったそうです。
現在は厚生労働省も安全性を確認していて危険性はないとのことでした。
(※2020年2月6日放送『所さん大変ですよ「あなたの知らない”化学調味料”の謎」』より)