ブラタモリ #141「阿寒・摩周~”色”とりどりな宝の秘密とは!?~」
2019年7月27日(土曜日)放送の『ブラタモリ(#141)』は、北海道、阿寒湖・摩周湖が舞台でした。訪問地は摩周湖・阿寒湖・アトサヌプリ火山・雌阿寒岳、オンネトーほか
ブラタモリ#141「阿寒・摩周」番組データ
【放送日時】 2019年7月27日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ#141「阿寒・摩周~”色”とりどりな宝の秘密とは!?~」
【ロケ地】 北海道 阿寒湖 摩周湖 周辺
【出演者】 タモリ 林田理沙(アナウンサー)
【ナレーション】 草彅剛
明日放送のブラタモリは「阿寒・摩周“色”とりどりな宝の秘密とは!?~」。摩周湖、硫黄山、つつじが原、マリモ、オンネトー湯の滝、と、阿寒摩周国立公園の魅力満載です。当館職員も出演予定です(カットされていなければ…(笑))。ぜひご覧ください!https://t.co/W44iXtxDNv
— 釧路市立博物館 (@kushiro_museum) July 26, 2019
摩周湖へ~展望台から眺める絶景
タモリさん&林田さん一行は摩周湖へ。展望台からは広大なカルデラ湖の景色が望めました。前回はこの湖に釧路湿原からはるばるやってきた霧が有名な「霧の摩周湖」を作り出している…と紹介されました。(※この詳細については以下のエントリーを御覧ください)
テーマ「阿寒・摩周”色”とりどりな宝の秘密とは!?」
今回の番組テーマは、阿寒・摩周”色”とりどりな宝の秘密とは…です。
案内人は摩周湖観光協会の会長、中嶋康雄さん。
阿寒摩周国立公園は約9万ヘクタールの敷地があり、エリアには4つの火山と「阿寒湖」「屈斜路湖」「摩周湖」の3つのカルデラ湖があります。
摩周湖の観光客は年間50万人、摩周ブルーに引かれたくさんの人々が訪れます。
摩周湖と言えば
— トロンバ (@S93sVgn) July 20, 2019
オホーツクに消ゆ#ブラタモリ pic.twitter.com/mTZj9UyGuU
摩周湖の透明度は日本一!摩周ブルーはどうやってうまれた?
摩周湖の透明度は日本一、噴火してカルデラになってまだ7,000年と年月が浅いため、外輪山の形がきれいに残り、切り立っていて川が流れ込みません。
外部から水が流入しないため水が濁らず透明度が高いそうです。そして神秘の高い透明度は青以外の色を吸収し深い青色となるのです。
火山「アトサヌプリ(通称:硫黄山)」へ移動
(案内人:釧路市学芸員 学芸専門員 石川孝織さん)
タモリさん&林田アナ一行は、摩周湖と屈斜路湖の中間地点にある火山「アトサヌプリ」へ。
アトサヌプリ(硫黄山)には大小あわせて1,500以上の噴気孔があり、近くまで寄ることが出来ます。アツアツの噴気孔には黄色い硫黄の結晶が至る所に出来ていました。
硫黄は火薬や肥料の原料として明治28年(1895年)頃に盛んに輸出されました。硫黄を運ぶための鉄道(後に”釧網本線(せんもうほんせん)”となります)も整備され、釧路港が漁業で盛んになるまでの基礎を作り出していたのだといいます。
標高わずか150mの場所に高山植物「エゾイソツツジ」が!
アトサヌプリ火山を出ると純白のエゾイソツツジの大規模な群生が一面に広がっていました。
エゾイソツツジは、6月から7月頃に見頃となる植物で本来は数千メートル級の山の上にしか群生しない「高山植物」です。
でもこの付近の標高はわずか150メートル。それでも高山植物が群生するのはアトサヌプリ火山の硫黄成分が風に乗り高い木を根こそぎ枯らすからです…。高い木がないのでエゾイソツツジのような低い植物でも太陽に当たることが出来、かつ硫黄にも強い植物だったからこそ残ったとのこと。
(※またかつてこのエリアは数千メートル級の山があり、その時に頂上付近に生えていたエゾイソツツジの種が残っていたとも言われています)
マリモの名産地「阿寒湖」へ移動
(案内人:釧路国際ウエットランドセンター 阿寒湖沼群・マリモ研究室室長 若菜勇さん)
タモリさん一行は、マリモで有名な「阿寒湖」へ移動しました。
お土産屋さんにはまりも飼育セットが並び、まりも湯、まりも会館まで発見しました。
お土産のマリモは全て「養殖マリモ」だった?
阿寒湖の天然のまりもは国の特別天然記念物に指定されています。そのためチュウルイ湾などは立入禁止区域になっていて勝手に採取することは出来ません。
お土産で売られる飼育セットのマリモは実は海外の養殖マリモだったのです。
天然のマリモはなぜ丸くなる?
チュウルイ湾にある天然のマリモは現在6億個。丸い石ころが積み重なるように湖の底一面に広がっています。
火山がつくった広い浅瀬が湖底に沈む藻へ日光を十分に注ぎ、流れの激しくない入り江がコロコロと波でマリモを転がし勝手に大きく成長してゆくのです。
タモリさんと林田アナは、研究の一環としてICタグを埋め込んだ人工のマリモ「たまりちゃん」と「まりんちゃん」を阿寒湖に放ちました。
“マリモは1897年に札幌農学校(現・北海道大)の学生だった故川上瀧弥氏が阿寒湖で発見。特異な球状の形から「毬藻(まりも)」と和名をつけ、翌年の学会誌で発表した。植物学者になった川上氏は後に同博物館の初代館長を務めた” https://t.co/TAVdOHiVmC #nhk #buratamori #ブラタモリ #阿寒・摩周
— 好古真之 (@yoshiful_saney) July 27, 2019
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地上からマンガンが湧き出る珍しい場所
(案内人:足寄動物化石博物館館長 澤村寛さん)
オンネトー湖に到着したタモリさん&林田アナ。雌阿寒岳(めあかんだけ)の湧き水からは鉄やアルミニウムなどの成分を含む水が出ています。
オンネトー湯の滝からは火山から流れた黒い「二酸化マンガン」が出ています。二酸化マンガンは電池などの原料に使われる物質で、陸上で二酸化マンガンが出来ている場所は世界でここだけだそうです。数年前には国の天然記念物に指定されているとのことです。
製鉄などに使用されるマンガン鉱物のほとんどは深海で作られています。オンネトーでは火山によってできた末端崖(まったんがい)を通った水により運ばれたマンガンが地上にまで上がってきてたまたまこの滝に住み着いていたマンガン酸化最近とシアノバクテリア(ラン藻)に付着して黒くなるといいます。
オンネトーだ‼︎😊#ブラタモリ pic.twitter.com/gYkYMFyUp4
— ふくもこにゃ〜 (@fuku_neko_fuku) July 27, 2019
2019年7月27日(土曜日)放送『ブラタモリ#141「阿寒・摩周~”色”とりどりな宝の秘密とは!?~」』より
『ブラタモリ』放送終了後の反響ツイートは?
摩周湖の透明度は日本一
— しいたけ (@psmapsmapsmap) 2019年7月27日
#ブラタモリ
6億!!!!!
— ちあ\(・×・)/あっぷ (@m244y) 2019年7月27日
こんなにあるんだ、天然まりも#ブラタモリ #草彅剛
今週のブラタモリ見終わった。
— HFINAL-WING-MAN@山に行きたいな (@HFINAL_WING_MAN) 2019年7月27日
摩周湖第3展望台から始まって、オンネトー湯の滝で終わりか…
時間的なこともあって、オンネトー湯の滝までは、行ったこと無いなぁ…
次回は、京都御所って事で、あの商店街も出てくるみたいですね。
今日のブラタモリの舞台、1930年代の観光案内絵図です。
— Cxieldrako (@cxieldrako) 2019年7月27日
青、黄色、白、緑は載っていますが、最後のオンネトーの黒のマンガン鉱床は1980年代に発見されたものらしく、こちらには載っていません。 pic.twitter.com/rBMQWDATP4
#ブラタモリ オンネトーとマンガン酸化物と雌阿寒岳と阿寒富士と奥の阿寒湖と雄阿寒岳の位置関係をカシミール3Dと地理院地図で。https://t.co/lIggm82AUb pic.twitter.com/hLaJxtwq3N
— 大泣きお猿 (@oonakiosaru) 2019年7月28日
ブラタモリを見て懐かしくなり、写真を見返す。北海道旅行はもう6年前。摩周湖も硫黄山も阿寒湖も行ったけど。オンネトー湯の滝は行ってない(当時はマンガン鉱床のことは知らなかった)。また行きたいなあ。 pic.twitter.com/S5HBVR8cJL
— いこ~ (@e_ikuon) 2019年7月28日
昨日のブラタモリで、この前の北海道旅行で行ったところがたくさん出てきて、何だか嬉しかった。
— お茶の国から (@otya263) 2019年7月28日
摩周湖、硫黄山、オンネトー、阿寒湖(まりも)。 pic.twitter.com/U5pkVWeSnH
録ってたブラタモリ、釧路湿原&阿寒摩周をイッキ見。そういえば12年前、大久野島の休暇村で次女が選んだ自分みやげはまりもだったなぁ。あとで人工だと知ったんだけど。 pic.twitter.com/rz4dPFxMB3
— Masami Shiota (@cyberkiz) 2019年7月28日
前回の『ブラタモリ』は…釧路湿原へ!
次回の『ブラタモリ』は…京都御所へ!
次回のブラタモリは京都御所へ。9月7日(土曜日)夜7時30分放送予定。