ブラタモリ #140「北海道 釧路湿原」
2019年7月20日放送の『ブラタモリ(#140)』は北海道・釧路湿原を訪問。
山手線がすっぽり入る広大な湿原「釧路湿原」が4000年もの間なぜ森にならなかったのか?…その秘密を探訪します。
ブラタモリ#140番組放送データ
【放送日時】 2019年7月20日(土曜日)19:32~20:17
【放送局】NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「釧路湿原 ~世界に誇る釧路湿原のスゴさとは?~」
【ロケ地】 北海道(釧路湿原)
【出演者】 タモリ 林田理沙(アナウンサー)
【ナレーション】 草彅剛
広い世代にファンの多いNHK「ブラタモリ」。7月20日19:30からの放送は、釧路湿原の謎に迫ります。ぜひご覧ください。https://t.co/bM3iExN29x
— 釧路観光連盟【公式】 (@senkanren) July 18, 2019
今回のテーマ「世界に誇る釧路湿原のスゴさとは?」
釧路湿原「細岡展望台」にやってきたタモリさんと林田アナ。タモリさんは二度目の釧路湿原ですが、一度目は列車から見たそうです。
細岡展望台から見た釧路湿原は広大で「列車から見るのとは全然違いますね」と感動していました。
今回のテーマは「世界に誇る釧路湿原のスゴさとは?」、案内人は釧路国際ウエットランドセンター技術委員長の新庄久志さん。
釧路湿原行ってみたいなぁ〜😊 #ブラタモリ #釧路湿原 pic.twitter.com/jtq8b6je7l
— TAKE7700 (@take7700gh5fs) July 21, 2019
誕生から4,000年!釧路湿原の成り立ちとは?
山手線がすっぽり入る驚異の巨大湿地
釧路湿原の面積は日本最大の227平方キロメートル。東京の山手線がすっぽり入る超巨大な湿原です。
有名な湿原「尾瀬ヶ原(8平方キロメートル)」と比べてもなんと30倍の広さ!
釧路湿原はもともと海でした。おそよ6000年前に海面が低くなり海底が顔を出してこれほど広い湿地が出来たのです。その後3000年から4000年前には湿原が完成し現在と同様の風景が広がっていたと考えられるそうです。
録画しておいたブラタモリの釧路湿原を観てる。
— はめっち@トワイライト (@hmetch1) July 21, 2019
湿地面積ランキング、渡良瀬遊水地と尾瀬ヶ原除いたら全部北海道。
泥炭地が多いからかな。 pic.twitter.com/pmk6ovQ48d
1980年、生態系保護のための”ラムサール条約”に登録済み
湿原が湿原の状態を維持した4000年も残ることは世界でも珍しく、この生態系を保護するため1980年、国際的な取り決めである「ラムサール条約」に登録されました。
釧網本線を走るタモさん&林田アナ
釧路湿原のそばを走る釧路~網走間を結ぶ鉄道、釧網本線(せんもうほんせん)。タモリさんは5年ほど前この鉄道で釧路湿原を訪れたそうです。
タモリさんが湿原大観望(釧路湿原細岡展望台)と茅沼駅(JR釧網本線)でロケしてた‼️嬉しかったな〜。勝手に喜んでいます👏😇(笑)#ブラタモリ#釧路湿原 pic.twitter.com/izYLoLSl9e
— KEIJI@天下の風来坊 (@keijikh) July 20, 2019
釧路湿原の水が豊富な理由とは?
湿原は海成段丘(かいせいだんきゅう・海岸段丘)という砂の層が階段状に形成された地形で砂の層に染み込んだ雨水はあちこちで湧き水を作り流れてゆきます。
こうした湧き水は推定2万箇所、一日に20トンの水が湧く場所もありとにかく水源が豊富なのです。
ちなみに「湿原」とは「湿地にある草原」の意味で、植物に注目した時の呼び名だそうです。
蛇のようにのたうつ釧路川も湿原づくりの要素
タモリさん一行はカヌーで釧路川を下ります。水面は鏡のように穏やか、まるで流れが止まっているような雰囲気。
そこにエゾシカの親子が水を飲みに来ていました。「こんちは~」とエゾシカの親子に挨拶するタモさん。親子は逃げないでじっと一行を伺っていました。
こうした流れが穏やかな川は蛇行します。カーブのところでは雨が降る度に増水して周りの湿原を水浸しにするのです。
試しに特別の許可を得て湿原に上陸したタモリさん。少し踏み込むと足元に水がにじみ出てきました。
#ブラタモリ 釧路湿原おさらい。 胴長の完全装備で湿原に入るブラタモリ一行。足がハマる事を福岡の方言でいぼると表現したタモリさん。うちの田舎はずぼるって言うんだよね、ちょっと似てる( ^ω^ ) pic.twitter.com/f9pQ2BFIx0
— にわとまと (@snowcat5201) July 20, 2019
最大の謎?釧路湿原はなぜ4000年もの間、森にならないのか?
通常の湿原はどんどん木が成長しやがて森へと変わってゆくのですが、釧路湿原は木が生えても大きくなる前に枯れてしまいます。
そして北海道の厳しい寒さのため微生物の働きも鈍く枯れた植物は完全分解されず、「泥炭(でいたん)」として厚い泥炭の層ができるのです。泥炭層は現在4m、1cm堆積するのに10年かかるため、なんと4000年分の厚み(つまり湿原が誕生した頃から泥炭はあった)となります。泥炭はスポンジのように水を蓄え木を枯らして湿原を4000年も維持し続けているのです。
さらに西側に出来た砂丘が高かったおかげで海へ流れるはずの川が真逆の内陸部へ流れ込みました。この流れも湿原を潤す水となり森林化を防いでいたのでした。
湿原の川水が木を腐らせてリセット…これを4000年の間繰り返し湿原の状態を維持してきたのです。
湿原を作り上げた
— sir-10 (@k_satochan) July 20, 2019
泥炭
#ブラタモリ pic.twitter.com/SK27gYTVCy
釧路名物の「霧」が氷河期の植物も維持していた?
釧路名物の霧。暖流と寒流が釧路沖でぶつかって霧が発生します。
海面を這うように釧路湿原を覆う霧は気温を下げ、夏でもほぼ20度を超えません。そのため氷河期の植物が今も残っているとのことでした。
番組の最後に摩周湖を訪れたタモリさんと林田アナはなぜ「霧の摩周湖(布施明さんの歌でも有名)」が出来るのか探索。
釧路湿原から80kmも離れた摩周湖まで霧が到達する理由が釧路湿原の豊富な水分によって霧が増量され摩周湖まで到達することを知るのでした。
摩周湖!霧がまいていない。湖の真ん中にカムイシュ島(溶岩ドームが湖面から覗いたもの)がよく見える! #ブラタモリ pic.twitter.com/hBisTEAnQC
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) July 20, 2019
2019年7月20日(土曜日)放送『ブラタモリ「釧路湿原 ~世界に誇る釧路湿原のスゴさとは?~」』より
『ブラタモリ』放送終了後の反響ツイートは?
#ブラタモリ 【釧路湿原】雄大な湿原、若返りずっと続けて湿原を同じ状態で保ち続けてるんだって。なんと4000年のアンチエイジング!自然力は凄いね!タモさんがいぼる、いぼるを連発してるが笑える🤣
— Kei (@m_kei527) 2019年7月21日
※わたくし結構最近まで『いぼる』は標準語と思ってました😅
#ブラタモリ 楽しい🎵
— あんず💛🐶🎸🍎🎟🐬 (@tomoka4024) 2019年7月21日
タモリさんがズブズブ歩いて解き明かします😆#釧路湿原 の風景と剛くんのナレーションに癒される💛#草彅剛 #草なぎ剛
ブラタモリの録画みてます(*´꒳`*)
— シュシュ (@zinkhorn) 2019年7月21日
釧路湿原だぁヽ(´▽`)/
めっちゃ懐かしい!!!
カヌーも乗ったぁ!!!
あの展望台も行ったーーヽ(´▽`)/ #ブラタモリ
昨日のブラタモリで、北海道の行きたいところリストに釧路湿原が追加されてしまい…おそらく来週の摩周湖も行きたくなるので…
— 小夜子 (@sayoooooko) 2019年7月21日
千歳→室蘭→札幌→帯広→釧路湿原→摩周湖→知床かな。
何日かかるんだ…
昨日のブラタモリ見ていて、釧路湿原や摩周湖、いつか絶対現地に行って見てみたい場所になった。
— Tomoki (@Rolling__Stones) 2019年7月21日
ああいう大自然って匂いや温度感やスケールの大きさもろもろ、現地に足を運ばなければ感じられないことばかりのはず。タモリさんも言ってたけどグーグルアースじゃ分からないんだよね。
雨予報だったけど、昼から晴れてきた😆
— mil (@hiko3588) 2019年7月21日
ノロッコ号で釧路湿原堪能。
昨日ブラタモリやってたから、まさに今が旬😆#ノロッコ号 #釧路湿原 pic.twitter.com/JP7dLgwcpE
前回の『ブラタモリ』は…京都・西陣
次回の『ブラタモリ』は…阿寒湖・摩周湖
次回のブラタモリは、北海道・阿寒湖・摩周湖。27日(土曜日)夜7時30分より。