yonta64のテレビ番組ブログ

テレビ番組を見ながら興味のある内容を記憶 ガッテン・あさイチ・NHKスペシャルなど 放送直後の反響ツイートも紹介しています(非公式です)

【反響要約】ガッテン!腎臓病「運動制限から運動推奨へ!慢性じん臓病の新しい治療法について…」(東北大学医学部:上月正博先生)【2019年1月30日(水曜日)放送 NHK総合テレビ】



ガッテン!患者1,330万人”腎臓病”治療革命!

2019年1月30日(水曜日)放送の『ガッテン!』は腎臓病の特集でした。

糖尿病などにより悪化すると人工透析となる、(慢性)じん臓病について…。その最新の研究成果が紹介されました。患者が笑顔になるという新しい治療法とは――?

『ガッテン!』1月30日(水)番組データ

【放送日時】 2019年1月30日(水曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ガッテン!「医療の常識が大逆転!患者1,330万人”腎臓病”治療革命」
【司会進行】 立川志の輔 小野文恵(NHKアナウンサー)
【スタジオゲスト】 麻木久仁子 チャンカワイ 大島麻衣
【ナレーター】 山寺宏一

「じん臓病」の日常はガマンガマンの連続…

推定患者数が1,330万人という「(慢性)腎臓病」が今回のテーマ。

腎臓は肋骨(背中側)のちょうど下辺りにある左右ふたつの臓器です。

腎臓病になると「塩分ダメ」、「たんぱく質ダメ」、「カロリーダメ」、さらに運動もダメ…とダメダメばかりのとても苦しい生活を強いられます。

腎臓は年を重ねるだけで徐々に弱ってゆくため、誰でもかかるリスクのある病気です。

加えて高血圧、高血糖などの持病があるとさらに悪化するスピードは速まりますが、画期的な治療法はまだ無く、今ある腎臓の能力を失わないように制限しながら対応するしか方法はありません…。

腎臓(じんぞう)の役割とは?…

腎臓はおへその少し上肋骨の下辺りにあり、腸の裏側(背中側)にある左右ふたつの臓器です。大きさは握りこぶしぐらいで空豆のような形――。

その最大の役割は、おしっこを作ることです。

腎臓には全身から帰ってきた沢山の血液が流れ込み、中の老廃物を取り除いて、おしっこと一緒に排出してくれます。

もしも腎臓が壊れてしまうと老廃物は行き場を失い、全身にたまって最悪の場合死に至ります…。

また自覚症状が全く無いため発見が遅れ易いことも注意点の一つ。

悪化して人工透析となれば、一般的に1回4時間以上を週に3回受ける必要があります。

yonta64.hatenablog.com

2007年までは運動もダメと言われていた!?

腎臓病になると一般の大人が摂る食事量を約半分に制限されます。

そればかりか、2007年までのガイドラインでは運動さえ制限されていました。ベッドに横たわったまま出来るだけ体を動かさないことが推奨されていたのです…。

その理由は腎臓内部にあるとても精密なフィルター(タコの足のように複雑に絡み合っている部分=タコ足細胞)を運動の衝撃で壊さないため。

腎臓内部のフィルター(タコ足細胞)は、一度壊れると二度と復活しないため、できるだけ体を動かさないようにして、壊れる量を減らそうと言う理由があったからです…。

 

腎臓病は運動でよくなる! (東北大学が考案した最強の「腎臓リハビリ」)

腎臓病は運動でよくなる! (東北大学が考案した最強の「腎臓リハビリ」)

 

 

”運動制限”から一転”運動推奨”へ――上月正博教授

スタジオには東北大学の上月正博教授が登場。

慢性じん臓病の研究を長年続け世界的に有名な「ハンスセリエメダル」という賞を2018年に受賞しています。

上月正博教授自身も若い頃は「運動すると尿タンパクが混ざるから、腎臓病の患者には運動をさせてはいけない…。」と習っていたとのこと。

しかし動物を使って3度実験を重ねてみたところ、運動をさせた方がタンパク尿の増加が抑えられることが解りました。

この実験から20年…現在では「腎臓リハビリテーションガイドライン2018」に腎臓病患者でも運動を推奨すると明記されています。

運動をすることで一酸化炭素の量が増え血管が広がり、血管内の圧力が下がって腎臓内のフィルター(タコ足細胞)に負担がかからなくなるため、運動した方が肝臓に優しいと、上月正博教授。

さらに、運動をするとタコ足細胞の足が伸びてフィルターの役割し腎臓が少し復活するとのことです。

 現在は健康保険が適用されています。

腎臓リハビリテーションガイドライン

腎臓リハビリテーションガイドライン

 

運動のレベルはどれくらいが良い?

人工透析となるのを先延ばしできる期待のある運動ですが、息切れするような激しい運動はやはりいけません。

  • 無理をしない散歩
  • 軽い自転車漕ぎ
  • 息を止めない軽い筋トレ

などが最適だそうです。ただし慢性じん臓病であっても急に腎機能が落ちているような患者さん、慢性ではなく急性の腎臓病の患者さんなどは運動はしない方が良いそうです。

必ず専門医の判断を仰ぎ自分に合った運動をするようにしましょう。

カンタン!あなたの腎臓チェック法とは?

あなたの腎臓の健康状態を健康診断表からチェック出来るそうです。

  • 健康診断表の「尿タンパク」の項目
    (-)マイナスなら異常なし。(+)が付いたら要注意!タンパク濃度が濃くなればさらに注意です
  • 健康診断表の「血清クレアチニン」の項目
    クレアチニンの値とあなたの年齢で肝臓の働き具合が解ります

早見表はガッテン!の公式ホームページからダウンロード出来るとのこと。

例えば、25歳女性がクレアチニン値0.6の場合、早見表の25歳と0.6が交わる所の数値が白い部分の範囲であれば腎臓の状態は健康だそうです。

 

(※2019年1月30日(水曜日)放送『ガッテン!「医療の常識が大逆転!患者1,330万人”腎臓病”治療革命」』より)

 

『ガッテン!』放送終了後の反響ツイートは?

https://twitter.com/_Yujiro42love_/status/1090584054787788803

https://twitter.com/GHY1JixNAB6uYVx/status/1090606016226414592

次回の『ガッテン!』は――首こり改善SP!

次回のガッテン!は、首のこり改善スペシャル!2月13日(水)夜7時30分放送予定。

前回の『ガッテン!』は――揚げ物革命SP!

yonta64.hatenablog.com

ガッテン!関連グッズの紹介

腎臓病は運動でよくなる! (東北大学が考案した最強の「腎臓リハビリ」)

腎臓病は運動でよくなる! (東北大学が考案した最強の「腎臓リハビリ」)

腎臓病は運動でよくなる! (東北大学が考案した最強の「腎臓リハビリ」)