ブラタモリ #124 福井「幻の都市”一乗谷”」
2019年2月2日(土曜日)放送の『ブラタモリ』は福井県。1573年戦国時代…信長によって焼き払われ、全滅した幻の都市”一乗谷”。町は100年間繁栄を極めました。山深い町が潤った秘密や今も福井市に残る一乗谷の遺産をタモリさん&林田アナが探索します。
ブラタモリ#124福井番組データ
【放送日時】 2019年2月2日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「#124 福井」
【ロケ地】 福井県福井市
【出演者】 タモリ 林田理沙(NHKアナウンサー)
【ようやく放送!】
— NHKふくいふく! (@nhk_fukui) February 1, 2019
みなさま、お待たせいたしました!
1月26日から延期された「ブラタモリ」が
ついに、あす放送ふく!!
[総合]あす夜7:30~
ブラタモリ「福井」https://t.co/quwTr2CKmS#NHK #nhk_fukui #福井 #ブラタモリ pic.twitter.com/9aoWlHYLva
テーマ「福井のルーツは”消えた都市”にあり!?」
JR福井駅駅前にそびえるブロントサウルス像前よりロケスタート!
「世界中の駅を回ってもこんな恐竜が動いて鳴いている駅はないよな!」とタモリさん。
今回のテーマは「福井のルーツは”消えた都市”にあり!?」です。
案内人は、国立歴史民俗博物館の小野正敏名誉教授。
消えた幻の都市…その名は「一乗谷」
福井駅がある福井市は人口26万の中心都市として成長していますが、福井のルーツは「一乗谷」という場所にあって大変繁栄していました。
一乗谷にはかつて「朝倉氏」の城下町が広がっていましたが、敵対する織田信長に町ごと焼き払われ、わずか100年(1573年)で消滅してしまったのです…。
その後数400年間は水田に…手つかずのままでしたが、50年前の発掘調査で新発見に次ぐ新発見があったのです。
中には日本で初めて発見された中世の「金隠し(和式トイレのパーツ)」や中国の医学書などなんと2,343点が重要文化財に指定、現在一乗谷は国の特別史跡に指定されています。
『ブラタモリ・福井編』かつての朝倉氏の城下町は、福井市から離れた山奥の狭い一乗谷にあった。山奥ながら水運により日本海と繋がり繁栄を極めた。加工しやすい緑色凝灰岩が取れる足羽山とも川でつながり福井の経済を潤した。番組でも使われたカシミール3Dスーパー地形セットで。#ブラタモリ pic.twitter.com/TVTFMBX7by
— DAN杉本 (@DANkashmir3d) February 2, 2019
絶壁の「一乗谷」が町を守った?
タモリさん&林田アナ一行は、JRで一乗谷駅へ。
付近を流れる「足羽川(あすわがわ)」のほとりで足羽川に流れ込む支流「一乗谷川」沿いにあるのが一乗谷です。
地名が表すとおり川は谷底を流れていますがなぜこんな険しい場所に1万人規模の都市を作り上げたのか…。
当時はいつ裏切られるか解らないという下克上の戦国時代…大変危ない時代に備えるため朝倉氏は鉄壁の都市を造り出したのです。
谷の一番狭い場所は巨大な城壁の門があり、周囲は切り立った崖です。人々の往来はもちろん厳しく制限されていました。
復元された戦国時代の町並み
一乗谷は発掘調査の後戦国時代の町並みを再現しました。
朝倉氏の家臣が住む武家屋敷が間取りや遺物をそのまま活かし作られた家々はまるで戦国時代にタイムスリップしたかのような迫力です。
武家屋敷には商店も再現されていて当時盛んだった経済活動の痕跡も見ることが出来ます。
山奥でも経済活動が盛んだったのは「川」のおかげ?
一乗谷は深い山の中にありましたが、経済活動はとても盛んでした。
その理由は日本海まで繋がる川にありました。
北国船(ほっこくぶね)を使うことによって日本海から日本全国、そして中国などの海外とも商売が出来たため一乗谷は水運で豊かに成長した町と言えます。
高級な笏谷石を加工する技術は一乗谷が持っていた
水運で豊かになった一乗谷ですが、1573年信長に全て焼き払われてしまいました。
その後の一乗谷は全て埋められ水田になっています。
FUT福井城研究所所長の吉田純一さんによれば、町が福井に移ったとき一乗谷の笏谷石の加工技術は福井城の建設に活かされたといいます。
高級品の笏谷石でしたが、福井城の近くにある「足羽山(あすわやま)=山全体が笏谷石で出来ている」で大量に採掘出来たため福井城の石の屋根瓦など色んな場所に利用されました。
笏谷石は美しく加工がしやすいため日本全国で引っ張りだこ。江戸時代には足羽川を下り北前船に乗って全国から利益を得ました。
福井の城下町にも一乗谷の遺産が?
江戸時代になると福井城の城下町が発展、一乗谷から戦火を逃れてきた商人や職人は福井に出来た町に「一乗」の名前をつけ一乗谷の遺産としました。
タモリさんは、現在も街角に残る「国島商店」さんを訪問。かつては一乗谷で代々商売をしていた国島和三郎さん(10代目)のお店には18代目の後子孫が今も商売をされていました。国島商店は500年続く福井で最も古い商店でかつては御用商人として藩の経済を支えていました。
一乗谷滅亡から450年、先人たちの知恵と誇りは笏谷石や地名となって今の福井に受け継がれていたのでした…。
(※2019年2月2日(土曜日)放送『ブラタモリ「#124 福井」』より)
ブラタモリ放送終了後の反響ツイートは?
https://twitter.com/yoshiypon/status/1091096572484476928
延期になっていた福井が舞台の「ブラタモリ」が本日19時半からNHKで放送じゅら✨みんなお見逃し無くじゅら😆 pic.twitter.com/wcBDra39Ni
— Juratic(ジュラチック)PR隊 (@JuraticPR) 2019年2月2日
これまで、福井県庁や福井市役所、観光協会等が、さんざん一乗谷や朝倉市遺跡等をアピールしてきたが、今回のブラタモリが一番分かりやすく、一番アピール効果が高いと感じた。#ブラタモリ
— 泣蜂 (@291pro) 2019年2月2日
福井興味深かった!
— あかなめ (@akaname7479) 2019年2月2日
一乗谷の名前は聞くけど実際に行ってみたくなった(°▽°)
ブラタモリ見てると出不精の自分でも出掛けたくなっちゃう。
そして本日は朗らかなナレーションでタモさん呼び多し😊#ブラタモリ
https://twitter.com/8to_earabbit/status/1091661714049839104
前回のブラタモリは「水の街・ローマ」
次回のブラタモリは「武蔵小杉」
次回のブラタモリは、人気急上昇の街、武蔵小杉。2月9日(土)夜7時30分より放送予定。
ブラタモリ関連グッズの紹介
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