ブラタモリ#123「水の街・ローマ」
2019年1月19日(土曜日)放送の『ブラタモリ』は#123「水の街・ローマ」を探索。2世紀頃に地中海一帯を支配していた巨大帝国「ローマ」。今回は「水道橋」「巨大浴場」「ミケランジェロのローマ復活」などをタモリさん&林田アナが体感します。
ブラタモリ#123番組データ
【放送日時】 2019年1月19日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「#123 水の街・ローマ」
【ロケ地】 イタリア ローマ
【出演者】 タモリ 林田理沙(NHKアナウンサー)
【ナレーション】 草彅剛
本日(1/19)夜7:30、NHK-G『ブラタモリ』「#123 水の街・ローマ」 舞台はイタリア・ローマ!トレビの泉や古代の水道橋、映画「ローマの休日」でおなじみスペイン広場の噴水など、水をたどってローマ2000年の歴史を解き明かします!https://t.co/sSMXrooPpn pic.twitter.com/UsUGOh2y5f
— ヨーロッパ旅行✈情報部 (@euro_tour) January 18, 2019
今回のテーマは「ローマは水なしにしてならず!?」
タモリさんがやって来たのは「トレビの泉(1762年=江戸時代初期)」。
ローマで一番大きな噴水で大人気の観光スポットです。後ろ向きにコインを投げると再びローマを再訪できるという言い伝えがあります。早速タモリさん&林田アナがコインを投入しました。
今回のテーマは「ローマは水なしにしてならず!?」です。
案内人は前回(2019年1月12日放送)に引き続き、ローマ県公認観光ガイドの栗原大輔さんです。
街のあちこちには水飲み場がたくさん点在しています、誰もが自由に24時間使える水道を…と1874年ローマ市長の発案で設置されました。その他大小様々な噴水もありローマの人々は古代から豊富な水と強い結びつきがありました。
水道橋~古代の水の通路を探索
タモリさん&林田アナが訪れたのは、2000年前に作られた「水道橋」。
約80km先の水源からローマに水を運んだ陸上の水道です。国立ローマ史研究所所長のマッシミリアーノ・ギラルディさんが解説。
水道橋は頑丈な凝灰岩で作られ、かつて毎秒4トンの水が流れていました。水平に見える水路も勾配がつけられ山の上の水源からローマまで水が駆け下りていたのです。
現在は使われていませんが古代ローマの街にはなんと、クラウディア水道、マルキア水道など11本もの水道が引かれていたのです。
2,000年前ローマには世界最大100万人以上もの人口があったため水道事業は特に大切でした。また豊富な水は、皇帝の権力を誇示する重要な要素でもありました。
しかし3世紀頃になるとローマは弱体化、繁栄の象徴だった水道橋は街を囲む防御壁として蛮族の侵入を防いでいました。
#ブラタモリ
— るるとききのるる (@U3yO61AD1fMiQGv) January 19, 2019
高低差の利用というと
少し原始的な印象を受けますが
数十キロ
最終的には
数百キロにも及ぶ
長大な“上水道”を
1ヶ所も
水の停滞、逆流を起こす事無く
延々と繋ぎ合わせる技術は
とても
高度なものです pic.twitter.com/3Gbr4Fnh2l
今も残る「テルマエ・ロマエ」巨大浴場跡
古代の水事情に詳しい考古学者のダニエラ・パオリーニさんが登場。
古代ローマの公衆浴場は大量の水を使い、公衆浴場に通うのが古代ローマ人の日課でした。当時の施設には劇場や公園、図書館も併設されテーマパークのようなものだったのです。
タモリさん一行は、今も残る湯船の壁跡や床タイル跡を散策。超巨大な建物が建ち並ぶ様子を想像しました。
やがて4世紀に入ると帝国は移転しローマは取り残されました。
6世紀には100万人以上いた市民もいなくなり数万人まで減少…さらに戦争や伝染病でローマの街は廃墟のようになりました。その後およそ1,000年間…ローマは廃墟の街だったのです。
ローマの街の復活と教会のパワー
ローマ衰退から1000年…。16世紀にローマを復活させたのは「教会」でした。
ローマにはキリストの弟子「ペトロ」のお墓があり、それを守るために作られたローマ・カトリックの総本山「バチカン」があります。
街作りを命じられたのは当時のローマ教皇・芸術家のミケランジェロ(1475~1564)でした。
ミケランジェロは廃墟になっていた古代の公衆浴場をリフォームし教会にしています。
古代のお風呂場の構造をそのまま利用し、なんと1,700年前の柱がそのまま現代に完全な形で残っています。エジプトから持ってきたという巨大な柱に触れ、1700年という時の流れをしみじみと感じるタモリさんでした。
スペイン階段の先「処女の水道」への入り口が?
タモリさん&林田アナ一行はスペイン広場へ。
この広場は映画『ローマの休日(1953年)』でオードリー・ヘップバーンがジェラートを食べる階段「スペイン階段」があるため有名です。
ローマが復活したルネサンス以降、紀元前19年に完成した古代の水道(11本の内1本だけが残った)を再利用して再びローマは水の豊富な街になりました。
タモリさん&林田アナは1本だけ残った古代の水道「アクア・ヴィルゴ=処女の水道(全長20km)」を訪ねました。
建築家のパトリック・デューデックさんに案内され、防水ズボンの重装備で腰まで水に浸かりながら処女の水道を訪れました。古代の水路は2000年もの間、現役で使われいて今もトレビの泉の水などに使われています。
(※2019年1月19日(土曜日)放送『ブラタモリ「#123 水の街・ローマ」』より)
『ブラタモリ』放送終了後の反響ツイートは?
次回の『ブラタモリ』は福井―
次回のブラタモリは福井。1月26日(土)夜7:30から放送予定。
前回の『ブラタモリ』はローマ(1)―
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