今回のブラタモリは「#115 湘南」
2018年10月13日(土曜日)に放送の『ブラタモリ』は、湘南を探索。神奈川県の南部にある「湘南」。
海水浴やサーフィン、そしてサザンオールスターズ、加山雄三さんが有名です。いったいどこまでを”湘南”と呼べるか?…や地形が生んだ湘南誕生の秘密をひもときます。
ブラタモリ10月13日(土)放送データ
【放送日時】 2018年10月13日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「#115 湘南」
【ロケ地】 神奈川県・江ノ島(湘南)
【出演者】 タモリ 林田理沙(アナウンサー)
【語り】 草なぎ剛
次回のブラタモリはついに「湘南」。旧来のタモさんファンとサザンファンってかなり重なってると思う。都内でしかロケできなかった時期にコレは期待もしてなかったなぁ。
— 山口順平 (@hanamogera20) October 9, 2018
しかも副題が地形のヘリと「エリー」をかけてる。桑田さんも毎週観てらっしゃるそうだから、喜ぶ様子を想像しながら楽しみたい。 pic.twitter.com/Ntr9H6f7sj
旅のテーマ「湘南人気の秘密は”いとしのヘリ”にあり」?
「人混みの海岸は嫌いだ!屋台から流れる音楽も嫌いだ!」と笑うタモリさん。海は静かな場所に限るそうです。
今回の旅のお題は「湘南人気の秘密は”いとしのヘリ”にあり♪」。案内人は、大磯町郷土資料館の学芸員、北水慶一さんです。
「湘南」というエリアはいったいどこ?
鎌倉市から大磯町までのエリアのことをよく湘南といいますが、「湘南」という地名はどこにもありません。
そこでタモリさん一行が、実際に湘南のビーチに来ていた地元のお客さんに「湘南」というエリアはどこの事を指すのか?聞いて回りました。
するとその範囲は人それぞれでバラバラ…案内人の北水慶一さんによれば実は湘南という地名は無く、そのエリアは決まっていないそうです。
また番組がおよそ800人にアンケート調査をしたところ、90.6%の人が「茅ヶ崎市~藤沢市」がもっとも湘南のイメージが強いと回答したとの事でした。
湘南と言えばどの辺り?調査#ブラタモリ pic.twitter.com/1BNZipEzfS
— 江ノ島さんぽちゃん (@enoshimasanpo) October 13, 2018
湘南の誕生は「大磯」にあった?
多くの人が”湘南とは思っていない”エリア「大磯」にやって来たタモリさん一行。
しかし大磯は「湘南発祥の地」という石碑が立つほど湘南の誕生に関わり深い町だと言われています。
江戸時代の初期1664年に建てられた「鴫立庵(しぎたつあん)」という建物。ここを創建した人(崇雪)が中国の湘江(洞庭湖を望む景勝地)の南(=湘南)にあった景色と大磯から見える相模湾の景色が似ていたため詠んだ俳句から「湘南」という言葉が誕生したとのこと。
「湘南」はどうして人気海水浴場になったのか?
江戸時代には俳人たちの間でしか知られていなかった湘南がどうして全国的に有名になったのでしょうか?
それは明治18年(1885年)に日本でまだ珍しかった海水浴場がオープンしたことに遡ります。
当時は自分の体を海に沈めて病を治すために海水浴をしていたそうでこれを「潮湯治(しおとうじ)」と呼んでいたそうです。
ここで案内人の野崎篤さん(平塚市博物館)が登場。潮湯治を始めた松本順(まつもとじゅん=徳川家の侍医)先生が数々の地理的条件をクリアーした湯治に最も適した海岸を選んだそうです。
大磯周辺は4つのプレート(ユーラシアプレート・北アメリカプレート・太平洋プレート・フィリピン海プレート)が押し合う「大陸プレートのヘリ」でした。
そのため押し合って出来た山々が湯治に適さない寒い北風を遮る風よけになったのです。
大磯にあった大物政治家の別荘も湘南を有名に?
もう一つ湘南を有名にしたのは、大物政治家の別荘の別荘が大磯に集まっていたことです。
吉田茂、伊藤博文、大隈重信、原敬など(総理大臣経験者は8名)そうそうたるメンバーがここ大磯に別荘を持っていました。
タモリさん一行は、現存する大隈重信の別荘(1897年建設・8000坪)へ。別荘管理人の井上光司さんが案内しました。
この別荘だけでも数万人が毎年訪れ「大磯会議」と呼ばれる政治集会が開かれていたとの事。その後海の別荘地として大磯=湘南は徐々に有名になってゆきました。
加山雄三さんやサザンオールスターズが有名な「茅ヶ崎」
茅ヶ崎は加山雄三さんやサザンオールスターズが誕生した有名な場所。現在年間300万人が訪れる観光地となっています。
サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」の一節に「砂混じりの茅ヶ崎~」とあるように茅ヶ崎は砂埃のとても多い地域でした。
フィリピン海プレートが大陸プレートを押して隆起したところが波によって平坦に浸食され遠浅の海になりました。また近くの河川から出る砂はこの遠浅に溜まりサーフィンに適した海底の形を生み出しました。
広い砂浜の砂は風によってとばされ「砂混じりの茅ヶ崎」と呼ばれるゆえんになっています。
また、タモリさん一行が上陸した湘南のシンボル「烏帽子岩」は隆起した大陸プレートの特に硬かった部分が浸食されずに残った部分です。そして烏帽子岩と同じように残ったのが「江ノ島」です。
ブラタモリ湘南、烏帽子岩の場面を見たら、あれっ?シマシマしてる!と思いGoogleMapの航空写真を確認。宮崎の青島程ではないけどやっぱりシマシマ…!!海岸からは遠くて全然気付かなかった。烏帽子岩は室蘭の論理でいくと、海底火山の火道かしら? pic.twitter.com/vaa5rQvIhH
— Hello Penguin/ハロペン (@ton1c_triads) October 15, 2018
(※2018年10月13日(土曜日)放送『ブラタモリ「#115 湘南」』より)
『ブラタモリ』放送終了後の反響ツイートは?
車のナンバーが湘南だから湘南って言ってた人いたけど湘南ナンバーってすごく広いよ!
— 🌠ソラ🌠 (@sora_709) 2018年10月13日
箱根も湘南ナンバー(笑)
#ブラタモリ pic.twitter.com/2z8sHj9Uqj
今回のブラタモリ
— チェシャ子 (@chesyaco) 2018年10月15日
「湘南」知らない事ばかり。
湘南のエリアって具体的には決まってないのね。
茅ヶ崎、藤沢、平塚
辺りだと思ってた。
ブラタモリ湘南編面白い、勝手にシンドバッドの歌詞「砂交じりの茅ヶ崎」とか「それにしても涙が止まらないどうしよう」そういうことでもあったんだね
— IK (@iznqIcVXUVOoYK8) 2018年10月15日
前回の『ブラタモリ』は箱根の温泉
次回の『ブラタモリ』は佐賀・有田へ!
次回20日(土曜日)放送「佐賀県・有田」へ
『ブラタモリ』関連グッズの紹介