今回のブラタモリは「箱根の温泉」(#114)
2018年10月6日(土曜日)放送の『ブラタモリ』は、箱根の温泉。
毎年2,000万人もの人々が訪れる温泉観光の町として有名な箱根――、でも江戸時代にはそれほど有名ではありませんでした…。江戸以降どのように工夫してナンバーワンの温泉地へと登りつめたのか?タモリさん&林田アナが現地を歩いて探索します。
ブラタモリ#114「箱根の温泉」放送データ
【放送日時】 2018年10月6日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「#114 箱根の温泉」
【ロケ地】 神奈川県足柄下郡箱根町
【出演者】 タモリ 林田理沙(NHKアナウンサー)
【語り】 草なぎ剛
箱根湯本駅の駅前からロケスタート!
タモリさんと林田アナが箱根湯本駅のバスロータリー前にてロケスタート!
「以前ブラタモリで箱根は十分やったと思うんですけど!」と冒頭から「もう来なくていいでしょ」と言わんばかりにバッサリ切り込むタモリさん。
でもまだまだネタは続きます。今回は「箱根温泉の原点」を中心に江戸時代評価の低かった温泉がどのようにして日本一へと登りつめたのか?その秘密をひもときます。
番組テーマ「箱根はなぜNo.1の温泉に登りつめた?」
今回の番組テーマは「箱根はなぜNo.1の温泉に登りつめた?」です。
案内人は箱根町立郷土資料館の館長、鈴木康弘さん。箱根を研究して30年以上…歴史の専門家。
箱根が日本全国でNo.1の温泉だという根拠は…
- 全国温泉入湯客数(平成28年度) … 第1位553万人(2位は札幌市328万人、3位は熱海市287万人)
しかし江戸時代には有馬温泉や熱海温泉と比べるとかなり格下だったといいます。そんな箱根がなぜ現在No.1の温泉に登りつめたのでしょうか?
箱根温泉全体の原点となった場所を訪ねる
箱根湯本周辺を探索するタモリさん一行。にぎやかな箱根湯本駅周辺から少し離れた山のふもとへ。
この辺りには箱根温泉全体の原点となったエリアがあります。「箱根温泉発祥の地」という立派な石碑が建っていました。
ここには奈良時代(738年)に湧き出た源泉を今現在も見る事が出来るとのこと。源泉を管理する旅館「福住(1625年創業:伊藤博文、木戸孝允などが宿泊)」のご主人に許可を貰い源泉に触れるタモリさん。
実は江戸の当時、箱根の温泉地と言えばこの山すその狭いエリアに十数軒ほどしかなかったそうです。そのため温泉地としての評価はかなり低かったのでした…。
そこで付近7つの温泉が協力し「箱根七湯(木賀・底倉・芦之湯・宮ノ下・塔ノ沢・堂ヶ島・湯本)」という湯治場巡りのガイドブックを江戸で出版。
7つのお湯を巡って健康になろうという「七湯巡り」ブームを作り上げ、ブームに乗ってしだいに箱根の温泉は有名になっていったのでした。
箱根登山鉄道に乗って強羅駅へ
箱根湯本駅にやって来たタモリさん一行。
箱根湯本からは箱根登山鉄道が走っています。大正8年に日本初の本格的な登山電車(高低差445m、終点は強羅)として誕生しました。
箱根登山鉄道の鉄道部、大木賢治さんが案内。タモリさん、林田アナと一緒にしばし鉄道の旅です。
この鉄道は七湯巡りを快適にするため、七湯全ての温泉場に駅が作られています。
『ブラタモリ・箱根の温泉編』箱根登山鉄道は、箱根七湯の塔ノ沢や宮ノ下を結んでいる。それらの集落は早川の浸食が削り残した平坦面に点在する。強羅からケーブルカーとロープウェイで芦ノ湖までをつなぎゴールデンルートが完成。番組中でも登場したカシミール3Dスーパー地形セットで。#ブラタモリ pic.twitter.com/6camwHnXHC
— DAN杉本 (@DANkashmir3d) October 7, 2018
西洋風高原リゾート地だった「強羅」
タモリさん、林田アナは箱根登山鉄道の終点「強羅駅」へ到着。
実は江戸時代の箱根七湯に「強羅」は入って居ません。強羅は巨大な岩がゴロゴロして整地しにくい上に岩盤が固すぎて当時の技術では温泉を掘ることが出来なかったのです。
江戸時代が終わって大正時代に入った時に、お金持ちが住む西洋風高原リゾート地開発のため鉄道が引かれました。
日本初のフランス式庭園は今でも「強羅公園」として残っています。
強羅は温泉が出ない…という欠点がありましたが、明治時代には大涌谷で沸いた温泉を人工的に引っ張る事に成功したのです。
想像を絶するような大変な工事を経て木製のパイプを繋げ2km離れた大涌谷から温泉を引っ張ってきたのでした。
箱根ゴールデンコースとは?
さらに箱根登山鉄道の強羅駅からは、強羅の高級別荘地に行くためのケーブルカーが作られました。高級別荘地のVIPたちはもの凄い坂を登らなくても早雲山までケーブルカーをエスカレーター代わりに出来たのです。
そして昭和の時代。ケーブルカーの終点「早雲山」からは、大涌谷へ行くロープウェイも完成、大涌谷から芦ノ湖まで続くロープウェイも完成し、箱根のぐるりと回る乗り物のコース「箱根ゴールデンコース」が完成したのでした。
(※2018年10月6日(土曜日)放送『ブラタモリ「#114 箱根の温泉」』より)
『ブラタモリ』放送終了後の反響ツイートは?
強羅公園 #ブラタモリ #ハコネちゃん pic.twitter.com/TF9LAVCUlL
— しら (@shira_ry) 2018年10月6日
ブラタモリ箱根、強羅すごすぎる
— いとー (@itou23724) 2018年10月6日
どんだけの財が
「昔スキーリフトの物まねをやっていた」披露するタモさん。
— ticoruzel (@ticoruzel) 2018年10月6日
林田アナ、大うけ。#ブラタモリ
『ブラタモリ 箱根の温泉』視聴中。
— 三浦半島から始まる物語🐟🍑 (@miurahantoukara) 2018年10月6日
産まれた頃から身の回りに温泉があったので(両親とも温泉場出身)、こういう番組は必視ですね🎵
アシスタントの林田アナ、いい味出してます。
ああ、箱根行きたい~(*゜▽゜)_□ pic.twitter.com/OTwS03NMsp
#ブラタモリ
— るるとききのるる (@U3yO61AD1fMiQGv) 2018年10月6日
大涌谷から木管で
強羅まで温泉を引いた由
物凄い技術を要する事業ですが
当時の江戸の
上水道のインフラ整備
(世界一)を思えば
可能だったのでしょう
ブラタモリ箱根編、面白かった〜。
— k.wada🇯🇵 (@wadakogorou) 2018年10月6日
先日私が訪れた時と大体同じルートを辿ってくれたんでとても興味深く観れました。強羅もこんなに素敵な所だったんですね。また再訪したいな。
そしていつかやっぱり福住萬翠楼に泊まりたい!#ブラタモリ pic.twitter.com/lJR95nZmkq
前回の『ブラタモリ』は酒田(山形県)…
次回の『ブラタモリ』は湘南…
次回のブラタモリは、湘南。10月13日(土)夜7時30分より。