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【反響要約】ブラタモリ #106 萩「火山が作った町山口県萩市で、今も残る明倫館・萩反射炉・高杉晋作生家など…幕末の創意工夫を想う…」【2018年5月26日(土曜日)放送内容まとめ】



今回の『ブラタモリ』は「萩」が舞台!

2018年5月26日(土曜日)放送の『ブラタモリ』は、山口県 が舞台。

毛利輝元が広大な三角州に作った城や町に、一体どんな工夫が?

2015年、世界遺産に登録された大人気スポットの成り立ちをタモリさんがぶらぶら歩いて探求します。

『ブラタモリ』5月26日「萩」番組データ

【放送日時】 2018年5月26日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「#106 萩」
【ロケ地】 山口県萩市
【出演】 タモリ 林田理沙(NHKアナウンサー)
【ナレーション】 草なぎ剛

萩の城下町からロケスタート!

山口県、萩の城下町からロケスタート。

タモリさんと林田理沙アナが、江戸時代の風情を残す通りを歩いています――。

萩は2015年、世界遺産に登録された長州藩・毛利35万石の城下町

昔ながらの町並みがそのまま保存されたエリアで、年間240万人の観光客が訪れる大人気スポットです。

林田アナは、以前観光で松陰神社などを訪れたとのこと。タモリさんは記憶に薄く「多分来たことが無い」といいます――。

今回の旅のテーマ「なぜ萩は世界遺産になった?」

今回の旅のテーマは、「なぜ萩は世界遺産になった?」――。

案内するのは、萩博物館館長の清水満幸さんです。

世界遺産に登録された対象エリアは、「萩城跡+堀内(上級武士が暮らしたエリア)+町人地」で、「明治日本の産業革命遺産」として登録されました。

当時の様子が丸ごと保存されていたこと…それが世界遺産になった大きな理由です。

江戸時代、萩を治めていたのは「毛利輝元(1553~1625)」でした。

戦国時代に中国地方を統一した毛利元就(もうりもとなり)の孫にあたり、関ヶ原の戦いでは、西軍の総大将も務めました。

しかしその関ヶ原の戦いで敗北……。

負けた毛利輝元は、それまで統治していた広島を追われ、人が住み着かなかった荒れ地…「萩」に移住を余儀なくされました……。

イチから開拓、城を作り、城下町を作り上げたのです。

タモリさん一行が歩いている城下町は、1600年代に建てられた古い商家たち。延々と真っ直ぐ道を進めば萩城に繋がっています。

様々な地形的困難を乗り越え、町人の町と武家屋敷をここまで発展させていったのでした――。

タモリさんの名前のルーツは萩にあった!?

萩市からは4人の総理大臣が誕生しているそうです。

伊藤博文(1841~1909)、山県有朋(1838~1922)、桂太郎(1848~1913)、田中義一(1864~1929)です。

実はタモリさんの名前は、総理大臣の一人、田中義一氏をヒントにした…とのこと。

タモリさんの祖父が田中義一氏を尊敬していた為で、産まれたタモリさんに「義一」という名前を付けるつもりでしたが、姓名判断の結果、逆さまの「一義」のほうがバランスが良い…という話になって「森田一義(もりたかずよし)」になったそうです――。

「芸名も”タモリ”で”森田”の反対だから、全部ひっくり返った人生なんです!」と笑うタモリさんでした。

その田中義一氏の生まれた家が目の前にあると知ると「田中義一が生まれたのが萩とは知らなかった…これは奇妙な縁ですな…」とタモリさん。

また、この付近には幕末、武士や庶民による軍隊「奇兵隊(きへいたい)」を結成し、長州藩を倒幕に導いた高杉晋作(1839~1867)が生まれた家もありました。

地盤が弱い三角州は町作りには不利だった?

萩の城下町は、広大な三角州が地盤となって出来ています。

三角州は地盤が弱いため町作りには本当は不向きでした……。

しかし幸いなことに、海に面した部分では日本海からの風で出来た砂丘が、頑丈な微高地を作っていました。

高杉晋作をはじめ、毛利藩の重臣達は三角州の中でも、比較的地盤が強い砂丘を選んで居を構えていたのです――。

現在も砂丘部分の盛り上がりは、緩やかな坂となって残っています。(※坂好きのタモリさんが確認済み)

長州藩藩校「明倫館」へ

タモリさん一行は、藩校「明倫館(めいりんかん)」へ。

明倫館は、城下にあった武士の子弟の学校です。1849年に規模を拡大してこの場所に移転しました――。

広さはなんと1万5000坪、東京ドームがすっぽり収まる広さです。敷地規模は日本で5本の指に入る巨大な藩校でした。

内部には、水泳を学ぶプールもあり施設も充実しています。

1854年に描かれた「萩城下町絵図」には、明倫館も描かれていますが、さらに昔に描かれた地図を見てみると、明倫館のエリアは一面の田んぼが広がる湿地帯でした――。

町の重要な建物が残ったのは”低湿地帯”のおかげだった?

付近は人が住みにくく、田んぼが広がる広大な低湿地だったため、この土地を利用し、明倫館をはじめとした大きな施設を建てることが出来ました――。

それは現在も続き、この低湿地帯のエリアには公民館、図書館、消防署、市役所などが建設されています。

町で必要な建物が低湿地帯の土地に次々と建設されたおかげで、砂丘の高台にあった江戸時代の貴重な歴史的建造物はそのまま残ったのです……。

こうした萩特有の地形が、砂丘上にあった歴史的建造物を保存することとなり、世界遺産になる大きなきっかけとなりました――。

「安山岩」が採れる火山はどこにある?

萩のありとあらゆる所で見かける塀や石畳に使われている石――。

その全てが「安山岩(あんざんがん)」です。

安山岩とは、溶岩が冷えて出来た岩石で、硬く風化しにくいのが特徴だといいます。

安山岩を建物の基礎にすれば、地盤の弱い三角州でも安定した建物を作ることが出来ました。

しかし安山岩は火山からしか取れませんが、肝心の火山は一体どこにあるのでしょうか?

疑問を解消すべくタモリさん一行は、萩の城下町、対岸の半島へ移動。

案内人は萩市ジオパーク推進課の、白井孝明さんです。

白井さんの説明によれば、実は、この半島自体が火山とのこと…。

周りを見渡しても「いかにも火山!」というような高い山はありませんが、溶岩がとても柔らかい場合は、火山は高く尖ることがなく「でらぁ~~~っと水平に平べったい山になる。」(タモリさんが小林アナの疑問に追加説明)といいます。(この半島周辺は阿武火山群と呼ばれます)

切り出した安山岩は、海岸から向こう岸の城下町まで直接船で運べます。

半島までは陸路で7kmもありますが、船で運べば2.5km…。とても運びやすい海岸に、萩の城下町で使う安山岩の巨大採掘場があったのでした――。

また、海底は火山のおかげで複雑になっているため、とても豊富な海の幸も採れました。

一度も鉄が作れなかった失敗作?「萩反射炉」へ

タモリさん一行は、「萩反射炉」へ。

ここからは萩博物館の主任研究員、道迫真吾さんが案内。

反射炉とは、燃料を燃やし熱を反射させて出来た超高温を使って鉄を溶かす施設です。幕末外国との戦いに備えて大砲を作ることが目的でした。

ただし安山岩で作られた反射炉ですが、一度も鉄は出来ず大砲はひとつも作られませんでした。当時、作り方が解らず見切り発車で進めたため、構造に欠陥がありました。

ただ、「日本人が鉄の大砲を作る試行錯誤をしたという物的証拠」として世界遺産に登録されたといいます。

夏みかんが町の区割りを守った!?

江戸時代の屋敷の地割りも土塀もそのまま残っている萩の堀内。

なぜこうした区画がそのまま残ったのでしょうか?

明治維新のあと、上級武士達はほとんどこの屋敷を去って行きました……。

萩に残った下級武士たちは職を失い、上級武士達が去って行った屋敷の跡を「夏みかん」の畑に変えたのです。

そしてこの夏みかんが大ヒット!武士たちを救いました。

それまでは薬味用だった夏みかんでしたがフルーツとして売り出すことで、今の金額で20億円という巨額の利益を生み出したのです。

夏みかんの畑として活用された区割りはそのまま残り、土塀なども海風からミカンを守る壁の役割をして残ったため、江戸時代の名残を感じることが出来ます。

タモリさんも早速、収穫した夏みかんを試食。

今のフルーツは甘さばかり追求するけど、これは本来の夏みかんらしい酸味が際だって甘さとのバランスがよくとても美味しい!」と大好評でした。

(※2018年5月26日放送「ブラタモリ「#106 萩」」より)

 

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『ブラタモリ 萩』放送終了後の反響ツイートは?

https://twitter.com/ei__yu/status/1000332734697390080

https://twitter.com/yuchan3309/status/1000401277082259456

https://twitter.com/n_okaan/status/1000584148694646784

次回の『ブラタモリ』は「伊豆・下田」

次回のブラタモリは、6月2日(土曜日)放送予定。伊豆・下田、テーマは「何故下田は開国の地になったのか?」。

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前回の『ブラタモリ』は「天城越え」

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