ためしてガッテン「尿路結石撲滅SP」
2015年4月15日水曜日放送のためしてガッテンは…「超激痛!尿路結石撲滅スペシャル 一生苦しまない方法」ガッテンが厳選した結石対策法(飲み物・野菜)を紹介。
ためしてガッテン出演者一覧
【司会】 立川志の輔 小野文惠(NHKアナウンサー)
【レギュラー回答者】 山瀬まみ
【ゲスト回答者】 渡辺えり(父親が2回手術) いっこく堂(本人が経験者)
【ナレーター】 生野文治
(※立川志の輔は、今現在尿路結石を持っていると告白。痛みはないと話した。死ぬような痛みに襲われるよと周りから聞かされて不安だという…。)
小さい方が痛い?不思議な石の世界
尿路結石は、この40年間に3倍にも増えている。その数はなんと日本人の10人に1人!
年配の病気と思われがちだが、41歳の女性も経験。その時は朝からおなかが痛くどうしたのか?と思っていた夕方、突然激痛に襲われる。
内蔵を絞られ、出産を超えるような我慢できない痛みで失神寸前に…。
救急車で運ばれ痛み止めを注射し様子を見ることに…。5日後の朝、尿からポロリと結石が出た。石の大きさはわずか2ミリ。
どのようにして尿管結石が生まれるのか?
尿管結石は腎臓で生まれる――。
そしてそのまま腎臓の内部で徐々に育ってゆく…。中には結石が直径10センチを超えるまで育つものもあるという。
しばらくは腎臓の中で浮いて漂っているが、何かの拍子に尿管の方へ落ちてしまう。
尿管に落ちてもこの段階ではまだ痛みはない。
激痛が起きる仕組みとは?
激痛が起こるのは、尿管に落ちた石が栓をし、出られなくなった尿が極限まで腎臓に溜まった時に発生する。
腎臓の外側にある神経を刺激して耐え難い激痛が走る。
結石が直接痛みを起こしているのではないという。
シュウ酸カルシウムの結晶&尿酸結晶
結石の正体は、シュウ酸カルシウムや尿酸結晶という物質の結晶。
食べ物に含まれるシュウ酸と体内のカルシウムが結びついて出来る。また、ビール、魚卵などに含まれるプリン体が肝臓で分解されて尿酸が出来る。
シュウ酸を含む食材の代表は、ほうれん草、ナス、大根など苦味のある野菜に多い。
ただし結晶は日常の尿に含まれているので大量でなければ結石の危険度は低い。
結晶が作られやすい状態を見分ける方法は?
(取材:和歌山県立医科大学 柑本康夫(こうじもとやすお)准教授)
結晶はすべての人が出来るわけではなく、出来やすい状態の人が居るということ…。
その状態とは、いつもおしっこが酸性の人。
食生活が肉中心の人は、尿が酸性に傾きやすい。
尿の酸性を見分けるにはリトマス試験紙を使うとよい。尿のPHが、5.5以下の状態が3日以上続いた場合は要注意!すぐに食生活を改善しよう。
(※ただし遺伝や体質で結石ができやすい人もいる)
(番組では、ADVANTECのWR(ホールレンジ)を紹介)
今ためしてガッテンで、尿が酸性やったら尿路結石になりやすいってやってて、リトマス試験紙が欲しくなってる。
— あぶ (@abu_jp) 2015年4月15日
尿を酸性にする食材とは?
食品には、尿を酸性にする食材がある。
- 酸性になりやすい食品 … 肉・卵などの動物性蛋白質
- アルカリ性にし易い食品 … 野菜・果物。豆腐・海藻
などがあり、尿を酸性に傾ける動物性蛋白質の過剰摂取を避けるとよい。
また、コレステロールを多く含む食品も結石の原因になる。
内臓脂肪が多い人も要注意!?
メタボリックシンドロームの人や、内臓脂肪が多い人は、アンモニア(アルカリ性)が出来にくい体質のため、たとえアルカリ性の野菜を食べても尿が酸性に傾くのだという。
内臓脂肪を溜めないようにすれば尿を酸性にしにくく出来る。メタボにはくれぐれもご注意を。
世界初の発見「オステオポンチン(Osteopontin)」
名古屋市立大学学長の郡健二郎さん(66歳)は、40年間結石研究一筋。
研究の結果、オステオポンチンという物質が石を固めている正体だという。
腎臓で作られた尿の中にシュウ酸(実は猛毒)が含まれていると、シュウ酸を無毒化するためにオステオポンチンが登場して固めてくれる。固めた残骸は尿として流れる。
しかし、シュウ酸カルシウムが多すぎる場合はオステオポンチンも大量になってしまい石がどんどん大きくなる。
これが尿路結石に成長して私達を苦しめるのだ…。
正しくは、オステオポンチン。腎臓で作られる硝酸カリウムの結晶を集めて無効化してくれるという物質。これをためしてガッテンで笑いながら連呼しているという事実。NHK始まったな。
— 劣化ピロリ菌 (@rekkapirorikin) 2015年4月15日
最新の予防法「お茶・大豆・青魚などの抗酸化物質が石に効果」
結石を出来にくくするには、抗酸化物質が良い。
抗酸化作用のある食べ物は以下の通り……
- お茶(放送では緑茶が用意されていました)
- 青魚
- 大豆
- ブルーベリー
- バナナ
- かぼちゃ
- にんじん
シュウ酸が現れると細胞を攻撃するため、オステオポンチンが出てきて無毒化⇒その結果、石を作る。
しかし、シュウ酸が現れても抗酸化物質をしっかり摂ってガードしておけば、シュウ酸の細胞攻撃を防げる。
そのため細胞が壊れないで済むようになり、結果的にオステオポンチンも登場しなくなる。
オステオポンチンが出ないということは結石が生まれない。
ただし遺伝子や体質でシュウ酸が出る人もいるので結石ができやすい人は生活習慣にさらに注意する必要がある。
次回4月22日(水曜日)のためしてガッテンは…
次回のためしてガッテンはメロン。アンデスメロン580円。
前回4月8日(水曜日)のためしてガッテンは…
当ブログのガッテン!関連記事
Amazon関連商品