堀ちえみさんが”口腔がん”を公表しました
1980年代アイドル全盛期に彗星のごとく登場したアイドルの一人、堀ちえみさん。
本日(2019年2月19日)に公式ブログにて「口腔がん」であることを公表されました。「口内炎」からがんと解るまでを公式ブログより時系列でまとめてみました。
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国立がん研究センターの統計によれば2017年のがんによる死亡数が多い部位は1位が「肺」2位は「大腸」。
今は誰でも生涯に1度はがんになる可能性が高いと言います。
私も父が前立腺がん、母が大腸がんの経験者で、がんについては非常に不安に感じるひとり、少しでも早く治療につなげるにはどうしたらよいか思い立ち、堀ちえみさんの初期症状から口腔がんが判明するまでを、公式ブログから解る範囲で時系列にまとめようと思います――。
堀ちえみさんが回復され、再び他のゲストさんたちと「ちちんぷいぷい(関西MBSの番組です)」などで楽しく談笑している姿が見られることを心から願っています。
2016年…最初は「口内炎」だった?
堀ちえみさんの公式ブログ「hori-day」によれば、最初に「口内炎」という言葉が登場したのは、2016年3月15日(火曜日)のブログエントリーでした。
この頃リウマチのお薬をスタートされています。
この年、ちえみさんはリウマチなど2つの病気を患っていたとのことです。
舌をペロッと可愛く出した写真も添えられています。よく見ると白い口内炎?が写真にも写っているようにみえます。
ただし2019年2月19日のブログで「去年夏頃に舌の裏側に小さい口内炎ができました」とありますので写真の白い物とは違うと考えられます。
2017年4月「リウマチのお薬で口内炎が出来て辛い」
次に口内炎のキーワードが出てくるのは2017年4月18日。
リウマチのお薬と相性が良くて体がとても楽とのこと。だたし「薬を飲み始めた頃から口内炎が出来て辛い」と堀ちえみさん。
2018年7月「口内炎の良いお薬を見つけた」
食べ過ぎで口内炎がいくつか出来たとのこと。良い薬を見つけたのですぐ治ったそうです。
2018年10月「大きな口内炎が痛くて…」
2018年10月19日7時頃のブログエントリーです。「大きな口内炎が痛くて」…と書かれています。
2018年10月「歯医者さんで焼いてもらいます」
2018年10月19日12頃のブログエントリーです。「歯医者さんで(口内炎を)焼いてもらいます」とのこと。
その翌日20日のブログには「口内炎を焼いてもらったので痛みが軽減」と書かれていました。
2018年11月「また口内炎…」
2018年11月9日のブログエントリーです。
「また口内炎…あまりに痛みが辛いのでレーザーで焼いてもらいました」とのこと。また「リウマチの薬の副作用…口内炎の辛さで薬治療を断念する人もいると聞いているので仕方ないです」とも書かれています。
2018年11~12月頃「リウマチのお薬をストップ」
2018年11月から12月には口内炎を含むキーワードのエントリーが増えました。
「口内炎がひどいので(リウマチのお薬)はストップして様子見」「出てきた口内炎はかかりつけの歯科医院さんでレーザー治療した」とのことです。
この後19日のブログエントリーでは、「口内炎も少しずつマシになってきました」と綴られています。
さらにこの後11月30日のブログエントリーでは、「ずいぶん良くなりましたが午前中、歯科医院へ行き口内炎を焼いてもらっていた」とのことでした。
2018年12月「リウマチのお薬による口内炎がましになった」
リウマチのお薬をストップしたため、「口内炎の痛みも完璧ではないにしてもずいぶんましになった」と書かれています。
2019年1月20日「口内炎にしみるんだわ~」
1月20日はご家族で串カツ店へ。熱い緑茶やトマトが「口内炎にしみるんだわ~」と書かれています。
2019年1月21日「大学病院へ」
リウマチのお薬をストップして3ヶ月。ひどい口内炎は半年前に。少し心配なので大学病院に行ってきます。とのこと。
この後、2019年1月24日のブログエントリーには、「(大学病院で痛み止めをもらって)こんなに(痛みが)楽になるのであれば早く大学病院で診てもらえば良かったなぁ。半年以上も痛みを我慢していたからね。」と書かれています。
2019年1月29日「強烈な痛み止めを」
「今日は大学病院で強烈な痛み止めの薬を処方してもらいました」とのこと。
2019年2月4日「検査結果と治療方針」
この日に検査入院した際の検査結果と治療方針が決められたそうです。
2019年2月6日「舌の口内炎、本当に激痛」
2019年2月に入ると口内炎は激痛になり、体重がわずか10日で3kg以上減ったと書かれています。ご家族もお母さんを気遣って舌にやさしいうどんなどの食材で調理されています。
「歯医者さんに行ってレーザーで焼いてもらったり、パッチやケナログ、うがい薬にビタミンもあれこれ飲んだけど…何をやってもダメでした。痛み止めを飲んでも痛い…」と書かれていました。
このあと、8日、9日、13日と日増しに激痛となったとのことでした。
2019年2月19日「ご報告させていただきます」
この日、「舌がん」を公表されました。
「左舌扁平上皮がん・ステージ4」とのこと。
舌に出来た小さなできものが出来たのが、2018年夏、それから半年には激痛で舌がんとのこと。
口内炎を発見した時、数週間治らない場合はできる限り早期に歯科医院や大学病院で検査を受けようと思います。
堀ちえみさんの詳細な体験談はがんについて不安に考えている多くの人々に様々なヒントを与えてくれるものと思います。
またテレビでお元気な姿を見られることを願ってやみません。
舌がんの早期発見のために――
- 口内炎ならば遅くとも数週間で消える
- がんは絶対に消えない(⇒同じ場所で消えない口内炎はすぐ医師に診てもらう)
- 口内炎が出来ても念のためレーザーなどで焼かないほうが良い?(⇒「自然に治るから焼かないで」とお願いする)
- 小さな口内炎(と思われていたできもの=がん)が舌がんステージ4と確定診断を受けるまで約半年間の期間(ちえみさんの場合)
- 薬の副作用で口内炎が頻繁に出来る人は特に要注意!
(※堀ちえみさん公式ホームページ「hori-day」より)
医師による舌がんの解説サイト