ガッテン!「ひざ伸ばしで膝痛が消えるのか?」
2017年7月12日(水曜日)放送の「ガッテン!」は、ひざ痛の解消ワザ。昔から行われている「大腿四頭筋セッティング(ひざ伸ばし)」は、足を伸ばすだけのストレッチ……簡単すぎて効果があるのか疑問?という患者も……。そこでガッテンが説得力のある解説を加え改めて紹介した。
ガッテン!番組データ
【放送日時】 2017年7月12日(水曜日)よる7時30分(45分)
【放送局】 NHK総合
【出演】 立川志の輔 小野文惠(アナウンサー)
【スタジオゲスト】 麻木久仁子 大島麻衣 岡田圭右
【語り】 山寺宏一
【テーマ曲】 椎名林檎「ジユーダム」
今回の「ガッテン!」はこんな内容――
- 昔から行われているリハビリ術「大腿四頭筋セッティング(ひざ伸ばし)」は”足を伸ばすだけ”という地味なストレッチだが効果的な方法だった?
- 変形性膝関節症になっても痛くない人が居る!?
- 今回のキーワード「関節包」とは?
1日3分の”ひざのばし”でひざ痛が解消!?
東京女子医科大学東医療センターの整形外科医、千葉純司教授によれば、「ひざを伸ばす」というかんたんな動作だけで膝痛は解消すると言う。
昔から言われてきた手法で最近になりその効果が確かめられた――。
北海道札幌の羊ヶ丘病院などの病院でもリハビリの現場では何十年も行ってきた歴史あるストレッチ術になっていた。
しかし今回の方法は、新しく発見されたワザではなく、従来からある地味なワザだったので(!?)患者が効果を信じず無視されることが多かった。
そのため情報を整理して改めてガッテン!にて紹介したという――。
そもそもひざが痛くなる理由とは?
新潟県医療福祉大学の大森豪教授は、ひざが痛くなる主な原因は「変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)」という病気が原因だという。
この病気は、膝の軟骨がすり減ってしまい、骨が変形するもの。
しかし「変形性膝関節症」には沢山の原因因子が関係しているので原因の特定がなかなか難しい。
そこで大森先生は、病院付近の地域(新潟県松代)住民約1000人に協力してもらい病院に診察に来る以外の様々な人の膝関節を検診した。
軟骨がすり減っているのに”痛くない!?”
レントゲンを撮ると正常な人は、ひざの軟骨がクッションの役割を果たし骨と骨がくっついていない。
ところが、変形性膝関節症の人は軟骨がすり減り、骨と骨がくっついてゴリゴリと摩擦を起こしている。
摩擦が起きるとその分の軟骨がビロビロに剥がれひざに炎症が出てひざが痛くなる。
しかし、村人1000人の中には重度の変形性膝関節症が進んでいるのに痛みが全く無かったり、逆にそれほど変形性膝関節症が進んでいないにもかかわらず、ひざが痛くてたまらないという人がたくさんいた……。
ひざの”関節包”が原因かも?
スタジオには、東京医科歯科大学整形外科准教授の渡邊敏文さんが登場――。
ひざには、関節全体を覆う「関節包(かんせつほう)」という組織があり、内部の関節液で関節のなめらかな動きをサポートしている。
軟骨がすり減っているのに痛みがない人は、軟骨は無いけれど関節包が正常な人。
また、軟骨がすり減っていないのに痛みのある人は関節包の周囲の組織が炎症を起こし痛みを出している可能性が高い。
関節包には痛みを感じる神経(痛覚神経)が沢山通っていて、関節包が固くなると痛覚神経を刺激し痛みを出すと言う。
関節包が固くなる原因とは?
関節包が痛みを起こす原因として考えられるものには以下の2つがある。
- 加齢によるもの
- 軟骨がいたんだ時の炎症によるもの
軟骨のすり減りにより周りの関節包などに炎症が波及して、関節包の組織を固くすることがあるという。何度も炎症を繰り返すうちにさらに固くなるという。
関節包を柔らかくするには?
硬くなった関節包を柔らかくするには、番組の冒頭で紹介された「ひざのばし(正式名称:大腿四頭筋セッティング)」が効果あり。
痛みが強くで動かせない患者さんには特に、動きの少ないひざ伸ばしが最適だと渡邊先生。
ただし、いちばん大切なのは”継続”すること。
実際にエコーを撮影しながら、ひざ伸ばしをすると関節包が動いてほぐされている様子がよくわかる。
関節包が固くないかチェックするには?
関節包が固くなると、ひざの曲げ伸ばしがしにくくなる。
そのチェック方法は……
- 横になり、立膝をして足のカカトがお尻にくっつく
もしも、立膝をして足を曲げた時にカカトがお尻にくっつかない、痛いという人は、関節包が固くなっている可能性が高い。
【実践】ひざ伸ばしのやり方とは?
(※注意 ひざに怪我をしている人、痛風やリウマチ、腫れている、熱がある、安静にしても痛いという人はこの体操はせず医師に相談する)
- 床に両足を伸ばして座る
- 太ももの前側の筋肉に5秒間力を入れる⇒締めるを繰り返す(筋肉が収縮してお皿と周囲の関節包が引き上がるのが分かる)
- 5秒間太ももに力を入れる動作を10回繰り返す(1セット)
- 1日2から3セットを目安に続ける
膝のお皿のストレッチ
実は、膝のお皿の周りの関節包が一番硬くなりやすい。
そこで、お皿をストレッチする方法も紹介された。
- 足を真っ直ぐに伸ばして力を抜き両足のお皿が動くことを確認
- 両手の親指を使って、お皿を8方向から中心に向かって5秒ずつ押す
- 1回3分、朝晩にするのがオススメ
症状が改善したら、ウォーキングなどの有酸素運動と、スクワット(筋トレ)でさらなる改善を!!
(※2017年7月12日(水曜日)放送)
ガッテン!反響ツイート
ためしてガッテン
— きゃぷてん (@no20captain) 2017年7月12日
膝痛か 膝裏を伸ばすのは確かに効果ある 俺も悩まされたが 自己ストレッチで良くなった
ストレッチ講座でお金が入らないかな?
ためしてガッテン「膝痛のアプローチ!」
— 腰痛 (@YouTu613) 2017年7月12日
僕「なんだろうなんだろう?(わくわく)」
ためしてガッテン「膝伸ばし!(パテラセッティング)」
僕「あ、腕トレに戻りますね」
「ためしてガッテン」〜膝痛テーマで関節包というものを知った…これ私の肩痛にも効くかも!
— kanisima (@kanisima) 2017年7月12日
昨日「ためしてガッテン」で放映していた「膝痛」を観ていたとお客様。「必ずしも関節だけが原因じゃないって事かよく分かった」と私の整体についても有難いことにガッテンしていただき「楽になった(^_^)」と笑顔でお帰りになりました。
— 整体療術院UP 顕上 義宗 (@mesrpapa) 2017年7月14日
膝の痛みが消えない。
— さげ (@sa_ge_ge) 2017年7月14日
とりあえず、今日からためしてガッテンで紹介されてた解消法を試してみる。
水曜日、夕食の時に拝見していた、NHKのガッテンにて教えていただいた、ひざの痛みをとるためのトレーニングを、水曜日の夜、行って、寝ました。翌日、脚の桃の筋肉が、筋肉痛になっており、自分の体力のなさを、、思い知りました。(1)
— tadataka (@tadataka1122) 2017年7月14日
試してガッテン…膝痛治療法
— 愛知川の風 (@echigawa62) 2017年7月15日
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