ガッテン!「血管若返り」
2017年2月8日(水曜日)よる7時30分より放送の『ガッテン!(旧:ためしてガッテン)』は、つらい冷え性が改善?血管の若返り法について。「危ないタイプの冷え性」を判定、その改善のための「血管のばし」ストレッチなどが紹介された。
ガッテン!番組データ
【放送日時】 2017年2月8日(水曜日)よる7時30分(45分)
【放送局】 NHK総合
【番組副題】 つら~い冷え性が改善!血管若返り術
【司会 ※敬称略】 立川志の輔 小野文惠(アナウンサー)
【スタジオゲスト ※敬称略】 眞鍋かをり(手がとても冷たい) 大島麻衣(末端冷え性あり) 梅沢富美男
【テーマ曲】 ジユーダム(椎名林檎)
【ナレーション】 山寺宏一
スタジオゲストたちの冷え性対策は?
今回のスタジオゲストたち。なかでも梅沢富美男は「若い頃は冷え性じゃなかったのに、じじいになってから冷え性がひどくなった。」と話す。
大島麻衣は「末端冷え性だから、飲み物はすべて温かい飲み物。しかも一度もテーブルに置かず手で持って手を温めながら飲む」・・など日常で対策している。
また、眞鍋かをりは「(ゲストの中でも)一番手が冷たい。腰にホッカイロを当てたり、発熱する下着などを着たがあまり効果がなく、全部やめてしまった」と笑う。
その他にも冷え性対策をまとめると・・・
- しょうが
- 温かい飲み物
- もこもこの靴下
- 発熱する肌着
- カイロ
- 運動
- 長風呂
- 首を温める
- 半身浴
- 食事
- 太ももに手を置く
など様々な対策が試されている。特に以前ガッテンで紹介した「太ももに手を置く温め術」は効果が高いと言う。
さらに、首を温めると手足の血流量を増やすスイッチが入り体全体があたたまる仕組みになっている。
危険な冷え性があった!?
良く笑って冷え性は話題にされるが、命に関わる危険な冷え性があるという。
一体どんな人が危険な冷え性のタイプなのか?
それを指摘したのは、苅尾七臣教授(自治医科大学 循環器内科)。
冷え性の方は血液の循環に問題がある場合が多いため、血圧にその症状が出てくる・・・という。
自治医科大学とガッテン!が共同でショッピングモールで多くの人の血圧を大調査。(関西と関東で総勢80人)
危険な冷え性を見分ける血圧検査法とは?
番組ではスタジオゲストの三人にも特別な方法で血圧検査した。
特別な方法とは「血圧を計って1回目を測定。そして一度立ち上がって再び座って、2回目の血圧を測定」の2回行う。
- 大島麻衣の血圧 ・・・ 1回目:117 /2回目:122(+5)
- 梅沢富美男の血圧 ・・・ 1回目:128 /2回目:128(差はゼロ)
- 眞鍋かをりの血圧 ・・・ 1回目:102 /2回目:108(+6)
ショッピングモールで行った血圧検査80人の中で血圧に異常があった人は8人。
その中で2回の測定の差を見たところ。+20、-15、+37、-18、-21、+27、+20
といったようにプラスの人もいればマイナスの人もいる。
またみんな凄く1回目と2回目の差が激しい。この差は以下のような基準がある。
血圧測定2回の差の数値について・・・
- 差が9まで ・・・ OK
- 差が10~15未満 ・・・ 黄色ゾーン(注意)
- 差が15以上 ・・・ 赤ゾーン(危険)
15を超えると医者へ行くのをお勧めするレベルだと言う。
田村さんの”危険な冷え性”とは?
田村さんは74歳。20年以上高血圧に悩んでいた。田村さんは立ってから座って血圧測定をすると差が15以上ひらく危険なタイプだった。
1年前の朝トイレに行く時に足元がふらつき転倒。
脳梗塞を起こした。なんと以前から14箇所に隠れ脳梗塞があったという。
血圧異常のある人になぜ脳梗塞が多いのか?
番組試験者の女性。普段の血圧は正常範囲。
今回その女性に24時間測れる血圧測定をしてみた。
その結果・・・
- 自転車に乗ったとき
- 掃除機をかけたとき
に急激に血圧が上がっている。正常な人の場合は何をしても血圧に変動がない。
しかし、女性のように何かのきっかけで血圧が上がったり下がったりする状態が続くのは良くない。
こうした「血圧変動」の大きい人は、脳の深部の枝分かれした血管に圧がかかりやすく隠れ脳梗塞になる危険がとても高いという。
「血圧変動」型の冷え性の原因は?
血圧変動がある場合の冷え性の原因は・・・
- 自律神経が乱れている
- 血管が固くなっている
同じ冷え性でも「血圧変動」型の冷え性の人が混ざっていて、その場合は対策を打たないと危険だと、苅尾先生。
2回目の血圧変動の差が15以上ある人は、循環器内科を受診し、24時間血圧変動測定などをして脳梗塞の対策を打つことをお勧めする。(血管が硬くて冷え性が起きている場合は危ない)
若い人の冷え性にも効果あり?「血管伸ばし」
立命館大学の家光素行教授。
「日本人若年女性の冷え性が動脈硬化度・・」という論文から始まった「血管伸ばし」術。
冷え性の女子学生の血管年齢を調べると若いのに血管年齢は高い事がわかった。
ガッテンボーイの池田倫太郎くんがスタジオに登場。
本名が同じ池田の梅沢富美男が、血管伸ばしを実演する。
その方法は膝裏の「膝窩動脈(しつかどうみゃく)」を伸ばすストレッチ。
筋肉を伸ばすストレッチではなく、血管をのばすストレッチ。
ただし、痛気持ちいいくらいで伸ばすことが大切。
- 太ももの「大腿動脈(だいたいどうみゃく)」を伸ばす ・・・ 正座をして両手を付き片方の足を後ろへ伸ばす。太ももの付け根あたりを伸ばす(呼吸を止めない)
- 膝裏の「膝窩動脈(しっかどうみゃく)」を伸ばす ・・・ 中腰になって片方の足だけを前に真っ直ぐ出す。膝を上から押して更に膝裏の血管を伸ばす(呼吸と止めない・痛気持ちいいところまで)
- ふくらはぎの血管 ・・・ 正座し、片方の足だけ膝立てする。もう片方はできるだけ開く。そして立てた膝のほうに胸をくっつけながら前傾。
血管を刺激すれば、血管を柔らかくする物質が出てくるからだという。ただし即効性はあるがすぐに効果はなくなるので、毎日継続してストレッチすることが根本的な解決になると先生は言う。
また、番組の最後には2年前冷え性に悩んでいた若い女性が「食事改善」と「こまめな運動」によって冷え性を克服したというミニコーナーも紹介された。
ガッテン!反響ツイート
●血管のばしのやり方
— しもさん (@simosan68) 2017年2月8日
(呼吸は止めない)
①太ももの裏のシツカ動脈を伸ばす
②太ももの大腿動脈を伸ばす
③ふくらはぎの血管を伸ばす
※朝晩、毎日続けると効果が出てくる。
今日は池田くん。#ガッテン pic.twitter.com/9j8213ZeM8
血管のばし(続き)
— しもさん (@simosan68) 2017年2月8日
④太もものストレッチ
⑤太ももの裏側のストレッチ
就寝前や起床時に布団の中でやる習慣にしたら良いかも。
2年前血管老化していたが生活習慣を変えてランニングなど、こまめに運動するようにしたら血管年齢が若返ったゴトウさん(大学4年生)#ガッテン pic.twitter.com/Nz5cVFzakI
よし、昨日ガッテン!でやってた「血圧計る→立って座ってもう一度計る」、で最高血圧の差は3だ。
— かおす (@chaos0531jp) 2017年2月8日
ガッテン「この後もう一つの血管若返り法を紹介!」
— Kazuma DOGIN (@CuAgKazuma) 2017年2月9日
ぼく「なんやろ」
ガッテン「小まめな運動!」
ぼく「」
ガッテンボーイズの活躍。今週は、池田倫太郎くん。 #gatten #ガッテン #ガッテンボーイズ #池田倫太郎 血圧伸ばしポ~~ズ! pic.twitter.com/BTjI9XExyZ
— ブレアリオス (@Briareos_knute) 2017年2月9日
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