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要約「NHKスペシャル キラーストレス 第1回 あなたを蝕むストレスの正体」▽運動が有効【2016年6月18日(土)放送内容 NHK】

NHKスペシャル「キラーストレス1」

2016年6月18日(土曜日)夜9時に放送された「NHKスペシャル」は、 キラーストレスの第1回。

「失業」「過労」「家族の死」などストレスがきっかけで命を落とす事がわかってきた。なんと「キラーストレス」は遺伝子を操り、がんのメカニズムにも割り込んで私達を蝕もうとする。その仕組みと対策法が放送された。

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NHKスペシャル番組データ

【放送日時】 2016/06/18(土曜日)夜9時(50分)
【放送局】 NHK総合
【番組副題】 キラーストレス 第1回 あなたを蝕むストレスの正体
【スタジオゲスト】 林修(50歳) 小島瑠璃子(22歳) 澤穂希(37歳) 高須光聖(52歳・放送作家)
【スタジオゲスト医師】 須藤信行(九州大学教授)
【語り】 中條誠子

ストレスホルモンと扁桃体

アメリカ・ワシントン大学(ライアンボグダン准教授)では、被験者に「1,873から17ずつ(暗算で)引いてください」などのすぐには解けない問題を出しワザとストレスを与えて脳の「扁桃体」が反応する様子を調べた。

扁桃体は、恐怖や不安を感じた時に活動する場所。ここから影響が体全体に反応が広がってゆく。

扁桃体からストレス司令を受けた「副腎」は「ストレスホルモン」を出す。

ストレスホルモンには、心拍数を増やしたり、血液を固まりやすくする働きがある。

さらに、脳とつながっている自律神経に働きかけ全身の血管をギュッと締めあげて血圧を上昇させる。

  • 脳 ⇒ 副腎 ⇒ ストレスホルモン ⇒ 心拍数増加
  • 脳 ⇒ 副腎 ⇒ ストレスホルモン ⇒ 血液凝固
  • 脳 ⇒ 自律神経 ⇒ 自律神経を締め上げる ⇒ 血圧上昇

強いストレスを受けると、これらの状態が一斉に起きる。

扁桃体のストレス反応と狩猟時代

なぜストレスを受けるとホルモンが出るのだろうか?

それは数万年前、私達の祖先は狩猟をして暮らしていた。猛獣などに襲われる危険があるため、襲われてから血液を固めたのでは遅い。

そこで、危険を感じたり怪我をすることを想定して体が一足先に反応、血を固めたり、血圧を上昇させて全身の血の巡りを良くし瞬時に反応できるようにしている。

かつて生きるために必要であった反応が現代になっても残っていると考えられている。

複数のストレスとストレスホルモン

大阪吹田市にある大阪国立循環器病センター、60歳の女性が運び込まれた。

女性は、めまいやフラつきが続き倒れた。検査の結果は脳出血だった。

仕事が激務となり海外からの観光客が増えた。長時間労働での睡眠不足に加え、親戚の葬儀が重なり倒れたという。女性のように複数のストレスがかかると特に危険だ。

複数のストレスがかかるとストレスホルモンが止めどなく体に溢れ体内に蓄積される。蓄積されたホルモンは様々な悪影響を引き起こす。

  • まずストレスホルモン増加
  • ⇒心拍数増加
  • 血圧が上昇し
  • 脳血管が破裂 ⇒ 脳卒中

という仕組み。もしも血管の破裂が大動脈で起これば大動脈破裂となり突然死に直結する。

アメリカ、エモリー大学のヴィオラバッカリノ教授が解説。

心臓の筋肉には多くの血液が流れ動いているためストレスホルモンで興奮状態に陥ると、誤って心臓の血管が締めあげられ心臓が動かなくなってしまう。その結果心不全を招くと、最悪の場合死に至る。

「がん」とキラーストレスの関係

アメリカオハイオ州立大学のソンウィンハイ教授。

この大学では「ATF3遺伝子」が発見された。

これは免疫に関わる遺伝子で、この遺伝子が働いていない(OFF)場合は、がんでの生存率は上がる。(⇒癌細胞が減る)

逆に「ATF3遺伝子」が働いている(ON)人はがんでの死亡率が上昇する。(⇒がん細胞が増殖する)

免疫細胞はがん細胞を壊し増殖を防いでいるが、ATF3遺伝子がONになっていると、免疫細胞ががんを壊さなくなる。

ストレスホルモンが増えると、その刺激により普段はOFFのATF3遺伝子がONになり、免疫細胞はなんとがんを攻撃しなくなる。

つまりストレスホルモンが遺伝子を操作して、がん細胞を増やしているのだ。

ストレスが増えればいつもは破壊されているがん細胞が生き残り、やがて大きな癌に成長してしまう。

  • (1)ストレスが増える
  • (2)ストレスホルモンが出る
  • (3)ストレスホルモンがATF3遺伝子を刺激
  • (4)ATF3遺伝子が「ON」になる
  • (5)免疫細胞が、がん細胞の攻撃をやめてしまう
  • (6)がん細胞が増える

慢性的にストレスを抱えていると、がんを作るきっかけになってしまうという。

歯周病菌が血管を壊す「殺人細菌」に!?

(デイビットデイビス教授:ニューヨーク州立大学ビンガムトン校)

動脈硬化の患者の血管を調べたところ、血管の壁から本来は居るはずのない「口の中の細菌」が居たのだ。

歯茎の出血などで血管内に住み着くという。

  1. 通常は細菌が住み着いても悪さはしない
  2. ストレスホルモンが血液中に流れる
  3. 血液の中の鉄分が切り離される
  4. 細菌が鉄分を栄養にして大増殖し、血管の壁を破って大出血を起こす

これが、大動脈などの重要な血管で起これば大出血により突然死に至る。

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ストレスが関係する病気

扁桃体の過敏反応

都市に住む人は、田舎に住む人と比べてストレスに対する反応が過敏すぎる。

小さなストレスでも反応すると、ブルースマキューアン(ロックフェラー大学)教授。

都市部では、様々な刺激が多すぎ「扁桃体」が活発になりやすい。

ライフイベントストレスチェック表

どれくらいストレスがあるか、具体的なストレスを上げて1年間の合計数値でわかりやすく測るための指標。(260点以上で要注意、300点以上で病気の可能性あり)

www.nhk.or.jp

ストレスホルモンは、結婚や収入の増加、昇進など良いことでも反応する。良くても悪くても「変化」に反応する。

ストレス対策には「運動」が効果的!

アメリカ心理学会が推奨する5つのストレス対策が紹介された。

http://www.apa.org/helpcenter/manage-stress.aspx

(アメリカ心理学会のサイト:英文)

  1. ストレスの原因を避ける
  2. 運動
  3. 笑う(Smile and laugh)
  4. サポートを得る
  5. メディテーション

心筋梗塞の患者22人を調べたところ、普通の人よりも自律神経が敏感に反応することがわかった。

そこで、22人に6ヶ月間運動をしてもらった。

すると自律神経の興奮が収まって正常な数値に。

運動で脳の構造を変える!?

(VTR出演:ケビンシューメーカー教授:ウェスタンオンタリオ大学)

運動は自律神経が興奮するのを抑えてくれる。ストレス反応の暴走を抑える脳の構造を変えるという。

延髄は扁桃体と自律神経を繋ぐ場所にある。

運動をすれば、延髄の神経細胞の突起の数を減らし扁桃体で受けたストレスを自律神経に伝わりにくくする。そのためストレスを受けても自律神経に影響が伝わらなくなるのだ。

つまり、運動をすれば自律神経の過剰興奮を抑え、運動しなければ自律神経はどんどん敏感になって少しのストレスでも大げさに自律神経が反応するようになる。

さらに、延髄は副腎にも繋がっているため、運動すればストレス信号が副腎に伝わりにくくなり、多少のストレスではストレスホルモンが出なくなるという。

運動によって脳の構造を変えストレスに強くなる。

運動しなくなれば元に戻る

運動は「延髄」だけでなく「記憶」の部分などにも変化を起こす。

とても重要。どれくらいの運動をすればよいか?

ストレス対策の運動のポイントは…

  • 息が少し上がる程度のウォーキングなどの有酸素運動を30分、週3回

体に少しの負荷をかけるとよい。日々の生活で体を動かす。通勤の時に少し早く歩くなどでも良い。

マインドフルネス(Meditate)

yonta64.hatenablog.com

次回の「NHKスペシャル キラーストレス」では、このマインドフルネスについて放送される。瞑想をベースにしたプログラム。学校や刑務所でも行われ始めている。

2016/06/19(日曜日)放送予定。

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キラーストレス反響ツイート

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