国際報道2016「バーチャル技術」
2016年6月1日(水曜日)に放送された「国際報道2016」は、バーチャルリアリティ技術についての特集。
ソニーインタラクティブエンタテインメントの吉田修平さんもゲストに登場し、VR元年と言われ、大規模に成長する機械の高まるヴァーチャルリアリティについて未来の展望を語った。
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国際報道2016番組データ
【放送日時】 2016年6月1日(水曜日)よる10時(約50分)
【放送局】 NHK BS1
【番組副題】 新時代へバーチャル技術の衝撃”世界”はどうなる?ほか
【司会】 田中淳子 増井渚 児林大介
今日の国際報道主なニュース
- ロシア … 北方領土も対象の新制度 ⇒ 北方領土の無償提供開始。過疎の町の人口流出を防ぐ目的だが日露関係に悪影響も?
- スウェーデン … 謎の電話相談
- 北朝鮮 … 「核開発継続」主張 ⇒ 習近平国家主席が3年ぶりに北朝鮮に訪問核開発中止を求めたが、北朝鮮は反発。アメリカは北朝鮮は5回目の核実験に入ったと報告
- 日本 … バーチャルリアリティ最前線
- タイ … トラの子どもの死体 多数
VR「バーチャルリアリティ技術」特集
特集 VR元年 社会はどう変わるか?
(解説委員)中谷日出
(ソニーインタラクティブエンタテインメント)吉田修平
今年はVR元年と言われている。2016年3月にはOculus Rift、台湾や日本でもVRヘッドセットの発売が開始される。今年から急速に史上が拡大すると考えられている。
Oculus Riftを発売したフェイスブックのザッカーバーグCEOは、「世界を経験する手法」を変える技術を構築している。と語った。
アメリカユタ州にあるVRを体験できる施設(The VOID)。ヘッドセットをつけ通路を歩くとヘッドセット内部では仮想世界が広がる。
経済は社会は?VRのインパクト
有名なIT企業のFacebookなどの大企業が巨額の投資をして開発をしている。
市場規模は将来2025年には最大12兆円を超えると言われている。
その用途もエンターテインメントだけでなくあらゆる産業に活用されるだろうという。
アメリカが先行し日本が追いかけるような感じで開発が進んでいる。
アメリカ シリコンバレー
アメリカシリコンバレーのベンチャー企業を取材。
ここでは世界のあらゆる場所をVRで疑似体験できるソフトウェアを開発中。特殊なカメラを使って風景を様々な角度から撮影、それを3DCG化している。
いずれは世界中のどこへでも行けるようにしたいという。
仮想空間でコミュニケーション
仮想空間では他人とコミュニケーションを取ることもできる。
仮想空間内にアバター(自分の分身)を作り他のアバターとやり取りをする。番組では児林大介アナと増井渚アナが実際に体験した。
二人は壁を隔てた場所にいて同じヴァーチャルリアリティ空間ではまるで目の前に居るようにやり取りをする。
アメリカではすでに多くの人が仮想空間で自由に歩き、話ができるサービスも運営されている。
ソニーの吉田修平さんは、VRは自分がすっぽりとゲームの世界に完全に入り込んで楽しむことができる。これはいままでのゲームユーザーの夢だったと語った。
さらに、医療、軍事、教育、建築デザイン、造形、各種社会性トレーニング、職業体験などに活用できる。
普及すれば現実と仮想の区別がつかなくなる?
VRの技術が進むに連れて現実と仮想空間の区別かつかなくなるのではないか?という懸念がある。
中谷日出解説委員は、長時間使用による依存症の問題が出てくるだろうが、なんでもやり過ぎは毒になるので、VRにも同様な依存性への対策「VRリテラシー」は必要になってくるだろうと話す。
VR開発者の吉田修平さんの立場からは、普段経験ができないことをVRを使って手軽に経験することでいろんな能力開発に使える可能性が出てくるが、デメリットとしてずっと使い続ける依存性に関しては適切に休むことを推奨するなど対策は必要だと語る。
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タイの寺院から子どものトラの死体発見
タイ西部の寺院から100頭以上の子どものトラの死骸が発見された。
「タイガーテンプル」は、自然保護団体から違法なトラの取引に関与している疑いが出てきている。
世界最大の難民キャンプ閉鎖へ
ケニア政府が「テロ活動の温床になっている」として、ダダーブ難民キャンプ(世界最大の難民キャンプ)を閉鎖することにした。
三菱マテリアル「中国人元労働者と和解」
大手金属加工メーカー三菱マテリアル。戦時中に働いていた元中国人労働者と和解が成立。
最大3,765人の元労働者に一人あたり約170万円を支払うことになった。
米国務省欧州渡航に注意
米国務省”欧州渡航に注意” … テロの標的にならないように呼びかけている。サッカーの試合観戦などに注意するように呼びかけている
世界初謎のスウェーデン電話相談
聞きたいことにはなんでも答えてくれるという電話相談が話題になっている。
電話番号は、「+46-771-793-336」
スタジオからも、英語で電話してみた。相手はボランティアで登録した2万5千人の中からランダムで繋がる仕組み。スウェーデンの観光局がPRのために始めたという。
この2ヶ月で180国約16万人が電話をかけている。
国際報道2016VR特集反響ツイート
この放送で、VRヘッドセット開発者側がキャスターから「人体への影響は?」と聞かれて、「いまはわからない。これから学ぶ」と答えていて、察した。
— S.Tanimoto (@s_ValleyBook) 2016年6月2日
バーチャル・リアリティ(VR)新時代|国際報道2016 NHK BS1 https://t.co/bKBFfUQKAL
(*´_`*) そういえば昨夜、 #BS1 の国際報道2016で最新VR事情の特集をやっとったが、VRで有名SFの宇宙船内をうろつけるとか操縦できるソフトもいつかできんもんかなあ。
— よろづ屋TOM《頼むわ。夏はナシで…》 (@yolozyaTOM) 2016年6月2日
エンタープライズ(もちろんA)に乗れたら死んでもエエ(それは本物に限るが)と思てる私である。
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