2015年5月11日放送の『主治医が見つかる診療所』今日のポイントは…「全身の健康に深く関わる口の中のケア、その一番効果的で簡単な方法がよく噛むこと。毎日良く噛むことを心がければ健康長寿の近道となる」
主治医が見つかる診療所出演者
【所長】草野仁
【副所長】東野幸治
【テレビ東京アナウンサー】森本智子
【番組出演医師】中山久徳 医師(そしがや大蔵クリニック院長) 丁 宗鐵 医師(てい・むねてつ 日本薬科大学学長) 武川 寛樹 医師(筑波大学附属病院教授・歯科口腔外科) 秋津壽男院長(秋津医院院長) 姫野友美(ひめのともみクリニック院長)
【ゲスト】田山涼成(63歳) 東尾理子(39歳) 東貴博(45歳)
人類が一番多くかかる病気「歯周病」
2001年度版の「ギネスブック」に掲載されているて人類が今までに最もかかっている病気は「歯周病」。人類の歯の病は古代エジプトミイラからも見つかっている。
歯周病とは?
「歯周病」とは、歯の周りの組織に起こる病気の総称。30代以上だとほぼ80%が何らかの口腔内の病気にかかっているという。歯槽膿漏は、歯肉部分だけの名前。
歯周病は「関節リュウマチ」の原因の一つになるなど、他の全身の病気の原因になってしまう。
歯周病と関連しているとされる病気
- 腎臓病
- 心筋梗塞
- 関節リュウマチ
- がん
- 糖尿病(肥満)
- アルツハイマー病(認知症)
ダブルライセンスの医師が勧めるスペシャル口腔ケア
筑波大学附属病院教授の武川寛樹(ぶかわひろき)医師は、医師免許と歯科医免許のダブルライセンス保持者。
武川先生によると「口の中の健康は全身の健康につながる」と話す。
歯周病の原因、デンタルプラーク(歯垢)は1mgに10億個の細菌でできている。これが歯茎の出血部分から血管に入り、全身の様々な部分に悪影響をおよぼす。
実際、心筋梗塞になった心臓の血管内部にたまったプラークを調べると心臓なのに中から歯の歯周病菌が見つかることが多い。
また、認知症も歯周病菌が関連していると武川先生が話した。
(参考記事:北海道新聞夕刊 平成25年6月3日付「歯周病で認知症悪化」)
口腔ケアの方法
- 基本は歯磨き。歯磨き粉を使うと磨いた気になるのでまず、歯磨き粉を付けないで磨く2度磨き。1度目は水だけで磨き、2度目に仕上げとして歯磨き粉を使う(着色汚れを落とすため)
- フォーンズ法(円を描く)、スクラッピング法(歯にブラシを直角に当てて細かく磨く)、バス法(葉の付け根45度に当て歯周ポケットを磨く)を使って歯磨き。歯と歯肉の間や歯と歯の間が最も重要
- プラーク(歯垢)は、12〜24時間で出来上がる。そのため1日2回は必要となる。特に寝る前には、菌を最低の数に落とすことが重要
夜8時からは「主治医が見つかる診療所」!誰もが気になる口の中をケアする方法を伝授。口の中をケアすることで、健康長寿や認知症予防、さらには肥満予防にもつながる?!
— テレビ東京宣伝部 (@TVTOKYO_PR) 2015年5月11日
みんなテレ東の主治医が見つかる診療所みましょ。正しい歯磨きについて言ってる、口内環境は腸内環境を整えるって。・・なんか先週も歯磨きについての番組あったような。
— ダコワズ味Cookie (@dacowazu) 2015年5月11日
唾液をたくさん出すよう心がけて口腔内を健康へ
唾液をたくさん出すようにすれば口の中の健康を保てる。唾液をたくさん出すには、「噛むこと」。噛む真似だけでも唾液は出てくる。
唾液の作用には、「抗菌作用」「傷を治す作用」などがある。
唾液を中性に保つと虫歯に強くなる
唾液のPHを中性に保つことが大切で、虫歯菌が酸を作った時も唾液で対抗できる。
さらに、中性の唾液は歯を再石灰化してくれるので、虫歯があっても軽いものであれば、治る。ただし歯垢をきれいに取っておく必要がある。
唾液を出す「8020サンバ体操」
8020サンバ体操は、唾液を出すための体操。今回はテレビバージョンが製作され、出演者が体操をした。
- 舌で左右のほっぺたを強く押す(8秒)
- 口を開けながら両手を突き出し、片足を上げる動作をする(左右交互)
噛むことでらくらく口腔ケア
- よく噛むと満腹中枢が刺激され肥満を防ぐ
- 噛んで口元の筋肉を動かせば口元の廊下を防げる
- 脳の発達
- がんを防ぐ(唾液に含まれる酵素で発がん性物質の毒性を抑える)
- 歯の病気を防ぐ
- 胃腸の働きの促進
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2015年6月1日(月)放送『主治医が見つかる診療所』あなたの腸を大改善 腸内フローラスペシャル▽オリゴ糖・阿波晩茶・便移植など - yonta64のテレビ番組ブログ