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2014年6月3日(火)放送まとめ『開運!なんでも鑑定団』ゲストに大橋巨泉。富岡鉄斎・近藤勇・ポリフォン・レオナールフジタ(藤田嗣治)「カフェにて」など【番組あらすじ】



2014/06/03(火曜日)20:54〜放送の『開運!なんでも鑑定団』は…

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<まとめ>ゲストは2度めの癌を克服、大橋巨泉。「富岡鉄斎の掛軸(大橋巨泉所有⇒偽物)」「近藤勇の書2点(本物)」。出張!鑑定団は「第9回西洋アンティーク鑑定大会」・ポリフォン”Polyphon"ディスクオルゴール600万円。「レオナール・フジタ油絵(偽物)」など

 

 

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スタジオ出演者一覧

それでも僕は前を向く (集英社新書)

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石坂浩二、今田耕司、吉田真由子。ゲスト(鑑定依頼人No.1)は、千葉県からお越しの大橋巨泉。大橋巨泉は、2013年11月二度目の癌(咽頭がん)を発見し、手術したばかり。現在はスリムになっていて体力がない。

大橋巨泉インタビュー(上) 壮絶ながん闘病「賭けに勝った」 (日刊ゲンダイ) - Yahoo!ニュース

 

2013年11月12日に放送された「上村松園の掛軸」は偽物で800万円が2千円の結果になったが、今回こそリベンジしたい。実は2千円の結果が出た後、大橋巨泉の父親が夢枕に立って「恥かかせてくれたな」と言ったという。

 

 

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鑑定品目「富岡鉄斎の掛軸」(大橋巨泉所有)

「富岡鉄斎の掛軸」は40年ほど前に、大橋巨泉の父親が購入したもの。当時100万円。本人評価額200万円。鑑定結果はなんと”偽物”で2万円だった。

 

【鑑定人】田中大「思文閣」代表取締役(鑑定歴24年)によると、「真っ赤な偽物」という結果に。

美術品販売・買取、ぎゃらりぃ・美術館運営|思文閣

 

掛軸には「賛(さん・掛軸に書く文章のこと)」が書かれている内容は「少人物は人を動かすことが出来る。大人物は推し量ることが出来ない」という様な意味の文章が書いてある。

 

絵には「豁拳(かっけん)」というジャンケンを大げさにしたような遊びに興じている人々の様子が描かれていて「賛」と「絵の内容」に全く関連性が無い。

 

また「印譜(いんぷ・印のパターン)」を見ると表情が本物とは違う事が判明した。本物はもっとつり目で怖いキャラクターが書かれている。

 

 

 

 

山口県下関市・林吾郎さん(39)「新撰組局長 近藤勇の書2点」

林吾郎さんは大の歴史好き、昔の小地図や火縄銃などを収集。コスプレをして歴史的建造物を訪れるなど活動している。ただし妻の林優香さんはあきれ顔。子どもが3人もいて生活費を切り詰めているのに信じられないと奥さんが怒っている。

 

「近藤勇の書2点」を数年かけて説得して150万円で譲ってもらった。現在は150万円の支払いを分割で月に3万円ずつにしてもらっていて、まだ支払いは残っているという。

 

新撰組局長 近藤勇とは?

激動の幕末、日本の行く末を案じたのは尊王攘夷派の志士だけではなく。幕府の存続を願う佐幕派の若者も日本の未来を考えていた。その中でも「新選組」は最強の剣客として名を轟かせていた。

 

局長は、近藤勇(1834年〜1868年)わずか35歳で散った男であった。1863年(文久3年)幕府が”浪士組”を募集、近藤勇はこれに参加。仕事は第14代将軍 徳川家茂(1846年〜1866年)の身辺警護だった。

 

その後、京都に残留し「壬生浪士組」として活動、京都守護職松平容保(まつだいらかたもり)の支配下で市中見廻りの任務に当たることになる。

 

「池田屋事件」「蛤御門の変」などの働きにより幕臣として出世。近藤勇自身は直参旗本の身分となる。しかしその後「鳥羽・伏見の戦い」にて近代戦(銃など)に全く刃が立たず江戸に退却。

 

近藤勇は自分の名前を変え「甲陽鎮撫隊(こうようちんぶたい)」を結成するも再び新政府軍に敗退し、捕縛。武士として切腹することも許されず”さらし首の刑”となってしまった。

【近藤勇 晒し首の瓦版・画像】所蔵されている小島資料館のサイト

 

依頼品「近藤勇の書2点」について

手紙の内容「土佐藩の宮川助五郎は、去年9月長州の件で制札(せいさつ・禁制を木札に書いたもの)を破損し町奉行所へ渡されたことがありましたが、既に長州から寛大な処置が出て右の制札も徴収されたので、どうかお許しを嘆願致します」

 

この手紙(書)の内容は「三条制札事件(1866年・土佐藩士、宮川助五郎が制札を引き抜こうとしし新選組に捕まった事件)」の事を指している。事件の年代(1866年)から推定すると近藤勇が34歳の時にしたためたものということになる。

 

「近藤勇の書2点」鑑定結果

「近藤勇の書2点」の本人評価額は、150万円。鑑定結果は350万円。

 

【鑑定人】増田孝(書蹟史家・鑑定歴42年)によると、名前の書き方や本文の筆跡は現在わかっている筆跡とピッタリ一致する。間違いなく本物。近藤勇の書が発見されるのは極めて稀で今流通しているものは殆ど無いので大事にしてくださいと説明した。

【参考リンク】増田 孝:愛知文教大学

古文書・手紙の読み方

古文書・手紙の読み方

 

 

 

 

 

 

出張!なんでも鑑定団「第9回 西洋アンティーク鑑定大会」

出張!なんでも鑑定団は「第9階 西洋アンティーク鑑定大会」。鑑定士は、田中健、阿藤芳樹。

 

アシスタントは、橋本かれん。司会は松尾伴内。

【所属事務所プロフィール】Very Berry Pro. | Talent | 橋本 かれん

【本人ブログ】橋本かれんブログ 今夜はカレンライス

 

  1. 今村健一さん(65・建築業)…「ルイ・ヴィトンの大型トランク」 本人評価額300万円⇒鑑定結果は、120万円。(ルイ・ヴィトンはスーツケースを作ると同時に荷造り屋さんだったので大型のトランクも作っていた。このお宝は”船用のトランク”立てて使うとクローゼットにもなる。しかし内部のハンガーパイプなどの仕込みが紛失していて価値を大きく損なっている。しかしVLのマークは手書きで装飾がされておりとても味がある)
  2. 後藤謙ニさん(65・建設会社会社役員)…「ガレの花瓶」 本人評価額100万円⇒200万円。(凄く良い物でガレの第一期のとても凝った技法を使っている。サリッシュールなどの技法も使われていて評価は高い。)
  3. 前田巳喜雄さん(61・無職)…「磁器の女性像(購入価格は130万円)」 本人評価額130万円⇒70万円。(1900年頃にウィーンのエルンストワーリス工房で作られたアール・ヌーヴォー様式の女性像。モチーフは花の女神「フローラ」しかし、大きな補修が3箇所ある。)
  4. 竹内登さん(63・コーヒー豆販売業)…「ディスクオルゴール(購入価格は200万円)」 本人評価額200万円⇒380万円。(ポリフォン”Polyphon"の1900年前後のオートチェンジャー、ダブルコームで高級なタイプのもの) 
  5. 松井宏美さん(36・建設会社事務員)…「ロイヤルコペンハーゲンの鷹の置物(借金600万円の代わりとして)」 本人評価額600万円⇒60万円(ロイヤルコペンハーゲンの動物や鳥が得意なウィルヘルムテオドールフィッシャーというデザイナーの1919年モデル。アンティークとしての価値はない)
  6. 天野保さん(61・日本料理店経営)…「ロシア製の柄杓とスプーン(知人のいただきもの)」本人評価額100万円⇒130万円。(有線七宝というロシア独特の七宝。スプーンはウラジミロフ。柄杓はロマノフ皇帝の公式な土産物品。ファバルジェ製。)

 

 

 

 

東京都目黒区・佐々重彦さん(78)「レオナール・フジタの油絵」

レオナール・フジタ(藤田嗣治・1886年〜1968年)は、フランスの画壇で認められた唯一の日本画家。オカッパ頭、ロイド眼鏡、イヤリングと当時のフランスでも奇抜なかっこうで注目を集め「お調子者」とあだ名も付いた。

 

フジタは1886年、陸軍軍医の次男として東京・牛込に生まれた。1905年東京美術学校西洋画科に入学。卒業後文展に三回出店したが三回とも落選。

 

その後1913年念願のフランスに留学した。当時はピカソ、モディリアーニ、シャガールなどがしのぎを削っていた。パリでは「キュビズム」や「シュールレアリスム」を見て大きく影響される。

 

試行錯誤を重ねて「乳白色の肌」を完成させた。しかしその後誰もこの白を再現できず長い間謎に包まれていた。近代になって絵の具の解析が進みわずか3年前解析が完了したという。

 

1929年世界大恐慌がおこると、パリを離れ、1931年には中南米へ。「町芸人」「室内の女二人」などを製作。

 

1933年に日本に帰国してからは、「秋田の行事」という20mの大作壁画も仕上げた。

【秋田の行事、絵の大きさなど紹介ブログ記事】新県立美術館オープン(2013.09.28 SAT.) : 花・旅・人

 

しかし日本では祖父が従軍画家だったことを批判されると旧態依然の日本画壇に「絵描きは絵だけ描いてください。仲間げんかをしないでください。日本画壇は早く世界的水準になってください」と言い残し再びパリへ旅だった。以来帰国することは二度と無く81歳でこの世を去った。

 

依頼品「カフェにて」の鑑定結果

依頼品であるレオナールフジタ(藤田嗣治)作「カフェにて」は構図を微妙に変えて何点も描いていることがわかった。

 

背景の色や、机においてある筆記用具など多少違うだけで構図は同じになっている。

【参考画像・絵の解説など】マジックトレインARTのページ 藤田嗣治「カフェにて」

 

本人の評価価格は、2,000万円 ⇒ 1万円(複製画・もし本物であれば2億円以上)

 

【鑑定人】永井龍之介(「永井画廊」代表取締役・鑑定歴28年)によると、これは複製がとのこと。一見油絵っぽく見せている細工が施されている。この「カフェにて」は、世界で4点あり、依頼者の複製画の元になったのは現在、ポンピドゥー・センターに所蔵されている。

 

「カフェにて」は、日本で(祖父が軍の画家だったことで)批判を浴びパリへ行く途中、ニューヨークで描いた作品。

 

カフェに座っている女性は実は「日本を憂いを持って見つめる、レオナールフジタ本人」であるという。

 

 

 

エンディングテーマ曲「SAKURA」

SAKURA

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このブログの次回の『開運!なんでも鑑定団』は…

2014年8月5日(火)放送まとめα『開運!なんでも鑑定団 ディズニー不朽の名作のお宝に衝撃値』ピノキオセル画、1,000万円・秋山真之の書状2通、160万円など【番組あらすじ】 - yonta64のテレビ番組ブログ

 

 

このブログの前回の『開運!なんでも鑑定団』

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