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要約「総合診療医ドクターG まさか腰の骨が」▽最終診断結果「病名は、副腎性クッシング症候群」【2016年4月20日(水) NHK総合】



ドクタージェネラル「腰の骨が」

2016年4月20日(水曜日)放送の「総合診療医ドクターG(ドクタージェネラル)」は、閉経直前の女性が骨粗しょう症になった。

主な症状は背骨の圧迫骨折。原因は、左副腎に良性の腫瘍があったことだった。病名は「副腎性クッシング症候群」その詳細が放送された

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ドクタージェネラル出演者

【放送日】 2016年4月20日(水曜日)
【司会】 浅草キッド(玉ちゃん 水道橋博士)
【スタジオゲスト】 スギちゃん(背骨の圧迫骨折を経験) 湯山玲子
【ドクタージェネラル】 神谷亨(かみやとおる・京都府洛和会音羽病院)

洛和会音羽病院とは?

洛和会音羽病院は、京都市山科区にある病院。

日本の総合診療を牽引する病院として有名。

今回の研修医たち

  • 田下大輔 … 大阪府耳原総合病院
  • 國時景子(くにときけいこ) … 岩手県立中央病院
  • 町田征己(まちだまさき) … 東京都立墨東病院

52歳女性が圧迫骨折

ブライダル用のコサージュを作る仕事をしている52歳の女性。ある日納品トラブルで慌てて尻もちをつきテーブルにぶつけてしまった。その時に腰に激痛が走り2日間全く動けない。

腰を打ってから3日後、近所の整形外科へ。

二箇所の圧迫骨折をしていることがわかり、紹介状を書いてもらって総合病院へ。

服部さんの主訴は以下のとおり…

  • 背骨に沿った腰辺りが痛い
  • 急に重いものを持ったり高いところから飛び降りたことはない
  • 直後は寝返りも打てないので病院に行けなかった
  • 3ヶ月前に車がバウンドして腰に痛み。2,3日動けないくらいだったが1周間で元通りに
  • 仕事がら花の運搬で体は動かすほう
  • 大きな病気にかかったことはない
  • 半年前に健康診断で血圧が高いと言われている
  • 母が子宮がんでなくなっている
  • 生理はあるが3ヶ月に1度程度
  • 脈が少し高め
  • ぼーっとする。忘れやすい
  • 骨粗しょう症を起こしている
  • 食欲はあり1年で3kgくらい体重が増えた
  • 便秘や下痢はない
  • 頻尿はない
  • 寝付きが悪い。ぐっすり寝れない
  • 両肘の裏側に発疹がある
  • 長時間腕をテーブルにつけている事が多い
  • うなじがぽっこり腫れている(コブのようになっている)
  • ムーンフェースになって顔が丸く腫れている
  • デキサメサゾン抑制試験の結果「コルチゾール」過剰分泌ありと判明
  • ACTHの異常はなかった。

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圧迫骨折とは?

圧迫骨折とは、垂直方向の力で、骨が押しつぶされた状態のこと。

圧迫骨折で潰れた骨は元に戻らず、潰れたままになってしまう。

お年寄りの背が曲がっているのは、背骨の何箇所もの圧迫骨折によって背が曲がってしまっている状態。

研修医診断「多発性骨髄腫」

田下大輔先生、國時景子先生が一番最初に診断した病名は「多発性骨髄腫(たはつせいこつずいしゅ)」。

多発性骨髄腫は、骨髄の細胞ががんに変化して異常に増える血液のがんのようなもの。骨を食べてゆくので骨がもろくなるなどの症状もある。

また、血液中にカルシウムが溶け出して高カルシウム血症となり、「ぼーっとする」などの意識障害の症状も出てくる。

60歳以上の高齢者に発症することが多い。

研修医診断「クッシング病」

町田征己先生は、「クッシング病」。

クッシング病とは、脳の下垂体に異常が起き、コルチゾールが過剰分泌。

血糖などの調節や骨の新陳代謝に影響が出る病気。

コルチゾールが増えすぎると日中に眠くなったりする。

また、血管がもろくなって出血が起き長時間テーブルなどに手をつけているとその部分に出血が起きて「紫斑(紫色のぶつぶつ)」ができる。

骨粗しょう症とは?

人の体は、古い骨を壊し新しい骨を作る「骨代謝」を繰り返している。

閉経後の女性が骨粗しょう症になりやすいと言われ「エストロゲン」というホルモンが減ってしまうために、骨を溶かす割合が高くなって骨がもろくなると考えられている。

その他に考えられる病気

  • 甲状腺機能亢進症 … 甲状腺ホルモンが過剰に分泌。不眠、発汗、体重減少などが現れる。骨粗しょう症になることもある
  • 副甲状腺ホルモン機能亢進症 … 副甲状腺ホルモンからホルモンが過剰に分泌され骨粗しょう症となる。さらに高カルシウム血症にもなり、意識障害で忘れっぽくなることもある

最終診断結果「副腎性クッシング症候群」

服部さんの断層写真を撮影したところ、左副腎に良性の腫瘍が発見された。

コルチゾールが過剰分泌し、骨粗しょう症の症状が現れたと考えられる。

また顔がまんまるになる「ムーンフェイス」、背中が盛り上がる症状も現れた。

すぐに手術をして左副腎を摘出し半年後には、体重増加や骨粗しょう症などすべての症状が消えた。

総合診療医ドクターG反響ツイート

https://twitter.com/y_endo/status/723632830845063168

https://twitter.com/tv_program_bot/status/723675299582337024

https://twitter.com/Rfssica_tv/status/723679035578945537

次回のドクターGは…

次回の総合診療医ドクターGは、「背中が痛む」。27日(水)よる10時25分。

yonta64.hatenablog.com

前回のドクターGは…

yonta64.hatenablog.com

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