チョイス「あなたの姿勢」
2016年4月16日(土曜日)よる8時に放送された「チョイス@病気になったとき」は、大丈夫?あなたの姿勢と題して、普段は無意識に考えている姿勢についてのチョイス。今日からできるストレートネックトレーニング方法なども紹介。
チョイス病気になったとき出演者
【放送局】 NHK Eテレ
【司会】 八嶋智人(原田知世ファン) 大和田美帆(ブログの写真を見てひとめでストレートネックと判ったという竹井仁教授にびっくり。ちなみに母は、岡江久美子さん)
(大和田美帆オフィシャルブログより)
【チョイスコンシェルジュ】 中條誠子(アナウンサー)
【語り】 佐藤真由美 江越彬紀(えごしあきのり)
【スタジオ出演医師】 竹井仁(首都大学東京 健康福祉学部教授 理学療法士 医学博士) 阿部伸一(東京歯科大学教授)
姿勢の悪さは万病の原因に?
かのレオナルドダビンチも「姿勢の悪さは 背骨を歪め、万病の原因となる」と言っているという。
姿勢や肩こりだから…と軽く考えていてはいけない。
河内真紀さんの場合
悪い姿勢が原因で大変なことになったという、河内真紀さん。
東京都内で会社員として一日中パソコンに向かい働いている若い女性。
2015年10月仕事に小走りで向かう。ポケットから飛び出したものを抑えようと右手を添えた瞬間!首に異変。
その後、痛みはだんだん強くなり、右にも左にも首がうこかない状態となった。
最初の診断「ストレートネック」
その日のうちに会社近くの整形外科を受診。診断は「ストレートネック」だった。
X線写真により正常な首にあるカーブがなくなっていた。処方されたのは湿布と痛み止めの薬。
その後も収まらない痛み
その後痛みは収まったが、ある朝起き上がろうとして肩をひねった時に激痛。
今度は自力で頭を持ち上げることが出来ないほどの痛みだった。
その後は数日間痛みで起き上がり会社に行くことも出来ない。
千川・篠田整形外科へ
家の近くの病院「千川・篠田整形外科(東京都豊島区要町3丁目13−8)」に行く。
河内真紀さんを診察した院長の篠田瑞生さんが解説。
先生は、肩甲骨の動き、首の動きを患者さん自身に理解してもらいながら治すという方針を持っていた。自宅でできるトレーニング法も教えてくれた。
- 理学療法士(PT=フィジカルセラピスト)が居る整形外科へ行く(理学療法士が居るのは大きなポイント。医療保険制度が使える)
- パソコン画面の高さを高くしてキーボードを手前に置きよい姿勢を確保
- 肘を曲げると肩まわりの負担も軽くなる
スタジオ「ストレートネック」とは?
スタジオでは、ストレートネックの話題について、首都大学東京の竹井仁先生が解説。
頭の重さは4kgから5kgあり、11ポンドくらいのボーリング球が乗っかっているのと同じだと話す。
八嶋智人がボーリング球を持ってみるととても重たいことが実感できた。
ストレートネックの特色は…
- あごを引きづらい
- 頷くのが辛い
- 体を横から見た時、肩より耳が前に出ているなど
肩甲骨を動かす体操
スタジオで竹井仁先生が、肩甲骨を動かす体操を紹介。
- 両腕を肩と同じ高さで(背中を丸めないで)前に突き出し5秒静止。左右の肩甲骨と肩甲骨との間を離す
- 同じ高さで肘をゆっくりと後ろへ引く(あごをひく)
- ひじを少し前に戻しながら両腕を上に上げる(あごをひく)
- 思い出した時に1セット10回
もう一つは「タオルを使った体操」
- タオルを縦方向に四つ折りにして細長くする
- タオルの両側を持ち首の後にひっかける
- タオルの両側を斜め上に引っ張り後頭部を持ち上げるようにする。頭を少し後ろに倒しながらタオルも引っ張る
- あごだけを喉仏に近づけるように頷く。これを10秒静止。
- 思い出した時に1セット10回、1日3セット
スマホの持ちかた
- 手を添えて、顎を引いてスマホを見る
姿勢による体への影響
阿部伸一先生(東京歯科大学教授)は、幼児期、13歳前後、中高年以上など歯が動きやすい時期に悪い姿勢をとっていると歯並びが悪くなるという。
さらに、角田晃一(国立病院機構 東京医療センター)先生は、「のどに詰まった感覚がある」場合は脳梗塞のサインかもしれないと話した。
姿勢が悪くなり頭が前に来ると首の血管が曲がる。この時喉には異物感を感じ、血栓もできやすくなるという。
血栓は脳に飛んでいきつまらせて脳梗塞を発症してしまう。
- 肩こり
- 首こり
- 腰痛
- 頭痛
- ストレートネック
- 呼吸が浅くなる
- 肥満
- かすみ目
- 老けて見える
- かみ合わせ
- 脳梗塞など
これらの病気の予備軍となってしまう。
楽な姿勢は良い姿勢とは限らない。大切なのは同じ姿勢を取り続けないように意識する。
教えて竹井さん!正しい姿勢の取り方
椅子に座るときは、猫背になると腹筋を使わないため楽になる。しかし猫背になるとストレートネックになるため、正しい姿勢をする必要がある。
頭の毛を天井から引っ張られるように背もたれを使わないでまっすぐ座る。
しかししんどくなるので時々丸くなって休む。これを繰り返すのが正しい姿勢だと、竹井仁先生。
最初は意識してやるが、4週間位でいずれ自然に習慣づいてくるという。
姿勢を悪くする意外な原因とは?
岩崎博之さんは医療系IT企業の社長。趣味はゴルフ。
2年前から腕のしびれが出る。
整形外科で原因を調べると首の骨の一部が潰れていた。この部分が神経を圧迫。
また、秘書の、能美章子さんも肩の痛み悩みを抱えていた。
スーツを着るだけで痛みが走るように。診断の結果「五十肩」だった。
しかし、能美章子さんの場合、肩が痛いのに足首をケア。岩崎さんは首の痛みなのにお腹をケアした。この離れた場所の意外なつながりとは?
筋膜の連鎖は全身に
実は、体を筋膜という筋肉の膜が覆っている。
この筋膜はたとえ左足の付け根を損傷しても影響は肩まで連鎖してしまうという。
筋膜がゆがみ影響が体中を横断する。
筋膜の歪みを解消するには
八嶋智人のように、重心が左側にある(左側にかばんを下げるなど)タイプの場合は…
- 頭の後ろに左手、腰の後ろに右手を置く
- 左の足を右の前に置いてクロス
- そのままの姿勢で体全体を左へかしぐ
悪い姿勢をなおすベストチョイス
悪い姿勢をなおすベストチョイスとは…
- 理学療法士の居る整形外科へ行き、根本的な原因を見つけてもらう
- 体操や生活習慣の改善
が第一と、竹井仁先生が語った。
チョイス@病気になったとき反響ツイート
ノートPCを遠くに置き手前に資料、顎が上がり肘を伸ばす姿勢、ストレートネックの原因:#チョイス @病気になったとき「大丈夫? あなたの姿勢」 https://t.co/IZHwLhyACH #nhketv
— Ito, Akira 伊藤 玲 (@F_Camel) 2016年4月16日
理学療法士、整形外科の開業医に大抵いると思うよ:#チョイス @病気になったとき「大丈夫? あなたの姿勢」 https://t.co/IZHwLhyACH #nhketv
— Ito, Akira 伊藤 玲 (@F_Camel) 2016年4月16日
チョイス 病気になったとき~姿勢~ 人間の頭の重さは5kgほど 11ポンドのボウリング玉なみ(男性が投げる重さ 女性はもうちょい軽いのをゲームで使用) 身体全体の8% 腕もバカにならない重さ。指先から順に…手首が1%、ひじまでが2%、肩までが3%。それが2本。4+4kg?
— 文道館(ネコだいすき)語文セミロング (@bundoukan) 2016年4月17日
姿勢の悪さは
— 文道館(ネコだいすき)語文セミロング (@bundoukan) 2016年4月17日
背骨をゆがめ、
万病の原因となる
レオナルド・ダ・ヴィンチ
チョイス 病気になったとき「姿勢」 4.16(土)NHKEテレ
https://twitter.com/hamagou_chiro/status/721536470691909633
次回のチョイスは…
次回は腎臓を守る。土曜日よる8時放送。Eテレ。