今回のブラタモリは番組初!「海外ロケ」
2019年1月12日(土曜日)に放送された『ブラタモリ』は番組初となる海外編でした!記念すべき第1回はイタリアの首都ローマ。
コロッセオ、フォロ・ロマーノ、アッピア街道など世界史の教科書でおなじみの超有名建造物を巡ります。
『ブラタモリ』#122番組データ
【放送日時】 2019年1月12日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「#122 ローマ」
【ロケ地】 イタリアの首都「ローマ」
【出演者】 タモリ 林田理沙(NHKアナウンサー)
【語り】 草彅剛
【初・海外です】
— NHK広報局 (@NHK_PR) January 11, 2019
タモリさん&林田アナ、イタリアです。
予告動画に段差、地層、鉄道(分岐)などが映っていませんが、タモリさんが楽しそうです。
\ボンジョルノ!!/
\ブラタモーリ ドヨービシチチジハーン!!/
12(土)夜7:30[総合]https://t.co/GWkaLMXooR
イタリアの首都「ローマ」からロケスタート!
今回は番組初!ついに海外でのブラタモリが実現しました。
タモリさんと林田理沙アナはイタリアの首都ローマにある有名な世界遺産、コロッセオの前にいます。
林田アナは大学の卒業旅行でローマ、ミラノ、フィレンツェ、ベネチアという定番の観光コースを回ったことがあるそうです。
タモリさんはもちろん初めて。(※笑っていいとも!が30年以上ほぼ毎日あった(2014年終了)ためタモリさんは海外に行くことは出来ませんでした)
「写真では見たことあるけど、(コロッセオが)こんなに大きいとは思わなかったねぇ!」とタモリさんもその迫力に圧倒されていました。
今回のテーマは「ローマは一日にして成らず」
今回恒例の「お題」は「”ローマは一日にして成らず”とは?」。
意味は、「何事もコツコツ続けることで大きな仕事も成し遂げることが出来る」です。
ローマを案内するのはローマに住んで40年、ローマ県公認観光ガイド:栗原大輔さんです。
栗原さんは難関の試験を突破したとても優秀な政府公認ガイド(イタリアでは免許なしにガイドは出来ないそうです)で、なんと4カ国語でガイドが出来るといいます。
巨大闘技場「コロッセオ」とは?
イタリアの首都ローマの中心に位置する「コロッセオ(Colosseo)」は今からおよそ2000年前に造られました。
当時のローマを舞台にした映画『グラディエーター(2000年)』で描かれたように、当時最大の娯楽だった闘いを見るためにコロッセオには5万人の観衆であふれた…といいます。
ローマはじまりの場所「フォロ・ロマーノ」にある”おへそ”とは?
一行はコロッセオのすぐ近くにある「フォロ・ロマーノ(紀元前8世紀ごろ)」へ。
フォロは英語のフォーラム(広場)のこと。ロマーノはローマ市民のことなので、フォロ・ロマーノとは「ローマ市民が集まる広場」という意味です。
案内人は、国立ローマ史研究所の所長:マッシミリアーノ・ギラルディ先生。
広場にあるという「カエサルの神殿(カエサルシーザー)」を見学。カエサル(シーザー)は紀元前1世紀の政治家で初の修身独裁官として帝国の礎を築いた人物です。
神殿はカエサルシーザーを火葬した場所で2000年前はとても立派な神殿だったと考えられています。神殿の近くには「ローマのへそ(中心)」を記したとされる「ウンビリクス・ウルビス・ロマエ(3世紀に建造)」がありました。
紀元前8世紀ごろにローマを建国したのは「ロムルス&レムス」二人はオオカミに育てられたという伝説があり、それを象徴する双子の像はカピトリーニ美術館に収蔵中です。
タモリさんは「ロムルス」という時計を持っていて、その時計によってローマ建国の話を知ったといいます。
丘の上に人が住み…中心の窪地に古代人は集まった…
フォロ・ロマーノは、ちょうど丘に取り囲まれた窪地にあります。
古代人はもともと丘の上に住んでいました。そしていつしかその丘の中心にあった谷(窪地)に集まるようになりローマが誕生したと考えられています。
フォロ・ロマーノはまさにローマ誕生の第1日目となった場所なのです。
世界初のコンクリートはローマンで作られた!
ローマ第3大学元教授で地質学者のドナテッラ・デ・リータさんが案内しました。
ローマは2億5千万年前まだ海底にあったころ、貝殻などが堆積した「石灰岩」で出来ていました。
その後海底は隆起、さらに火山の噴火によってで出来た「凝灰岩(ぎょうかいがん)」が増えて陸地を形成したそうです。
ローマは「石灰岩」と「凝灰岩」を駆使してできた都市でした。紀元前1世紀に造られた「マルチェッロ劇場」の建物はコロッセオの100年前に完成した建物ですが、ローマ人は火山灰と石灰そして海水を使って世界初のコンクリート「ローマンコンクリート」を作っていたのです。
ローマンコンクリートで土台が作られたマルチェッロ劇場の屋上には完成後2000年経つ現在も人が住んでいてその耐久性のすごさがよく分かります。
有名な「アッピア街道」を実際に歩く
アッピア街道はローマから南イタリアの港町へと続く道、紀元前312年に造られました。世界史の教科書でおなじみの大変有名な街道です。
ローマが巨大帝国に発展した理由はなんといってもこのアッピア街道があったからでした。
案内人はイタリア文化財保護局のバルトロメオ・マッツオッタさん。
街道の石畳は、玄武岩(バサールト=Basalt)で出来ていて今はでこぼこ道ですがかつてはぴっちり隙間無く敷かれていて大変スムーズに移動が出来たといいます。
石畳を造るのに大量の玄武岩が必要だったのですが、コッリアルバーニ火山(Colli Albani)から流れ出した溶岩がちょうど細長い道のように出来ていて、その上にアッピア街道を造ったのです。
玄武岩は溶岩から出来ますから石畳の材料が豊富にあるエリアを上手く利用しまっすぐ頑丈な道が完成したのです。
ローマはこの道を使い、迅速に軍隊を派遣、ローマはどんどん領土を拡大していったといいます。その後世界中でアッピア街道のようなたくさんの街道が造られてゆきました。
やがて西はスペインから東はインドまで「全ての道はローマに通ず」という言葉通りの超巨大道路網が完成しました。
(※2019年1月12日(土曜日)『ブラタモリ「#122 ローマ」』より)
『ブラタモリ』放送終了後の反響ツイートは?
今夜の #ブラタモリ は、いまだに“いいともロス”を患っているぼくらが“これでよかったんだ”と納得できるかも知れない、タモさんの笑顔がみられる記念回である。 pic.twitter.com/V6pvnsN6ef
— 山口順平 (@hanamogera20) 2019年1月12日
ブラタモリを見てます。
— あっこ (@ako317) 2019年1月12日
あーーっ!イタリア行きたい❣️
この本(コミック)読んで、暫しイタリア人になろう。 pic.twitter.com/T2Y880nCPk
https://twitter.com/yo_itou/status/1084043995401998336
ガイドの人も凄いなぁ。4ヵ国語話せるといっても岩の専門用語とか普段使わないだろうから勉強してくれた気がする>玄武岩、花崗岩、石灰岩…etc.#ブラタモリ
— 𝓶𝓮𝓭𝓪𝓴𝓪 💉fully vaccinated (@medakatan_desu) 2019年1月12日
もう終わり💦あっという間に…
— あっき〜 (@akichan_map1) 2019年1月12日
でも次回もローマから🚩🌟
楽しみだ👏やったー!
相変わらずタモさん…
正解ばかりで絶好調💖
つよぽんの声にも癒された〜💕
素晴らしい教育番組ありがとう❣️#草彅剛#ブラタモリ
ローマンコンクリートは固まるときの化学変化と、それに伴う結晶構造が
— 鋼屋 (@haganeya01) 2019年1月12日
現代のコンクリートと違うらしい
一番の違いは「引っ張り強度」がある事
>現代コンクリートは圧縮には強いが引っ張り強度が弱いので
「鉄筋」を必要とする
前者は鉄筋無しなので腐食膨張による崩壊がない>長持ち
#ブラタモリ
昨日(12日)のNHK「ブラタモリ~ローマ編」で、大理石の一種のトラバーチン(石灰質化学沈殿岩)が2000年以上前の遺跡に使われている、と紹介されていました。実は当館と同じフロアにある中之島会館の壁がトラバーチン製です。古い朝日新聞ビルの1階内壁を再利用しています。#ブラタモリ pic.twitter.com/erfOAD8noB
— 中之島香雪美術館 (@kosetsu_museum) 2019年1月13日
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