今回の『あさイチ』はこんな内容!
2017年12月04日(月曜日)放送の『あさイチ』は、喉の鍛え方について。内容を3行でまとめると??
- 【1】40歳を超えると喉の衰えが始まります…
- 【2】「のどトレ」で今から喉を鍛えましょう!
- 【3】鍛えれば誤嚥性肺炎や喉のかすれ・不調に効果てきめん!
あさイチ番組データ
【放送日時】 2017年12月04日(月曜日)8:15~9:55
【放送局】 NHK総合
【番組副題】 「はやく気づいて!のどの老化」
【司会】 有働由美子 井ノ原快彦 柳澤秀夫 佐藤俊吉
【スタジオゲスト】 羽田美智子 川平慈英
☆羽田美智子☆
— レプロ マネジメント5部 (@lespros_sec5) 2017年12月3日
まもなく8:15〜NHK「あさイチ」出演します^_^
今回はのどの特集!!
舞台中の羽田にもありがたい情報です^ - ^お楽しみに♩
写真は舞台「グレーのこと」から!!こちらも浅草にてお待ちしております^ ^#羽田美智子 #LesPros #NHK #あさイチ #舞台 #のど #グレーのこと pic.twitter.com/TYacXnhkG3
【特集1】喉のちょっとした違和感…要注意かも??
今回のあさイチは、「40代から始まるのど”衰え”」についての特集でした。
最近、こんなことがありませんか??
- 食事の最中にむせるようになった…
- 風邪でもないのに咳き込むようになった…
- さらっとした飲み物でも飲み込みづらい…
耳鼻咽喉科の先生によれば、40歳を超えるとのどの筋力が衰えてきてしまうとのこと。
飲み込む時、のどの反射神経がうまく働かず「ミスショット(誤嚥・ごえん)」しやすくなるそうです。
誤嚥(ごえん)とは、食道に入るはずの食べ物の一部が謝って気管に入ること。
誤嚥を繰り返すと食べ物が肺で炎症を起こし「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」となってしまいます。
誤嚥性肺炎は、高齢者の死因の多くを占め、年間約8万人が亡くなっているそうです。
年を重ねると”のど”が弱くなるのは何故?
最近、のどの違和感を強く感じるという堀井千裕さん(37歳)。
冷え性改善のために飲んでいる粉末の漢方薬がのどに引っかかるとのこと…。
しゃべりながら食べたり生活の様々な場面で、以前はなんともなかったのに頻繁にむせて咳き込むようになったそうです。
喉の違和感の正体はなんなのか…堀井さんは神鋼記念病院(神戸市)の耳鼻咽喉科(嚥下トレーニング外来)、浦長瀬昌宏(うらながせまさひろ)先生を訪ねました。
内視鏡でのどの状態をチェック――。堀井さんの喉にはなにも異常は見つかりませんでした。
浦長瀬先生によれば、年齢を重ねると徐々に舌の根元にある筋肉が弱って喉頭(こうとう)を引き上げる力弱ってくるとのこと。
喉の筋肉が弱くなれば、喉頭蓋(こうとうがい)という喉の蓋(フタ)がうまく閉じなくなりその隙間から異物が肺に侵入してむせるのです。
【実践!】のどをトレーニングするには?
番組ではのどのトレーニングの達人、玉澤明人さん(元プロ歌手)が登場。
現在はボイストレーナーや喉トレの指導も行っています。
人は一日700回飲み込んでいるのですが、そのほとんどが無意識です。
喉トレを行って飲み込むという動作を意識して行うことが大切とのこと。
具体的なトレーニング法は?
飲み込むために使う筋肉を「ゴックン筋」と玉澤さんは呼んでいます。
ゴックン筋を鍛えるには以下のようにします――
- まず喉の動きの目安となる「喉仏」の位置を確認
- 喉仏を指で触る
- そのまま少し水を含む
- 水を飲んで「ごっくん」の「ごっく…」辺りで喉仏が一番上に上がりきった場所で停止(ゴックン筋が固く縮んでいる)
- 喉仏が上がったままの状態で3秒間止める
- 3秒後力を抜く
喉仏が一番上に上がったところ(ゴックン筋が一番固く縮んだところ)で止める秒数を最初は3秒、なれてくれば5秒、10秒と長くしてゆきます。
これを一日、6回程度(5秒停止ならば、5秒×6回=合計30秒)行います。
1ヶ月程度でだんだんとゴックン筋の筋力は強くなり誤嚥が起きにくくなるそうです。
なかなか気がつかない「誤嚥性肺炎」
今年5月、誤嚥性肺炎と診断された野本悦子さん(70歳)。
毎日ジムに行ったり、ウォーキングをしたり、アクティブな野本さんでしたが、2年前歩道橋の階段を上がると息切れして座り込むほどになりました…。
病院へ行きましたが「風邪」といわれ、薬でいったん症状は治まるもののすぐにぶり返す…。
「本当に風邪?」2年も症状が実は…
野本さんの息切れの症状は2年も続いていたのですが、別の病院を何軒も訪ねましたが医者からはいつも「風邪」と診断…。
さすがに「これはおかしい…本当に風邪?」と感じた野本さん、5軒目に訪れた病院でやっと風邪ではなく「肺炎」と判ったのです。
野本悦子さんを診断した、池袋大谷クリニック(東京・豊島区)の大谷義夫(呼吸器内科)先生によれば…
- 微熱も出ない隠れた肺炎がある。
…とのこと。こうした隠れ肺炎は体の中の免疫で自然に治っていることが多いそうです。特に高齢者は免疫力が落ちているため菌と戦ったときに出る熱も出ないといいます。
野本さんは夜寝ている間に唾液を誤嚥していて唾液から肺へ雑菌が入って肺炎に何度もかかっていた…と考えられました。(MRI写真に過去の肺炎の痕が残っていました)
小さな肺炎を繰り返して重症化
こうした小さな肺炎になる人は意外に多く、繰り返すうちに重症化してしまいますので、早めに気がつくことが大切です。
野本さんのように階段で息が苦しい、2週間以上咳が続くなどの異常がある場合は、「隠れ肺炎」になっていないか注意する必要があります。
(※症状が出ない肺炎は医師も気づきにくいため、より専門性の高い病院を選ぶ必要もありそうです)
小さな脳梗塞も誤嚥の原因に?
番組に登場した野本悦子さん。さらに肺炎の原因を探ってゆくと…実は脳に”ラクナ梗塞”がありました。
ラクナ梗塞とは、高齢者の多くに見られ日常生活にはほとんど支障がないとても小さな脳梗塞です。(※髪の毛ほどの太さの細い血管が詰まる脳梗塞です)
しかし、まれに「せき反射(せきを出す反射神経)をコントロールする部に脳梗塞が発生し、誤嚥してもせきが出にくい状態になることがあります。
野本さんもこのタイプでした。
ラクナ梗塞を防ぐには?
ラクナ梗塞は、動脈硬化で血管が詰まったり、高血圧や糖尿病で血管がもろくなり発生します。
そのため、動脈硬化や高血圧、糖尿病の予防を行います。
予防法としては「運動をする」「食生活を改善する」などが挙げられるとのこと。
40代からの誤嚥性肺炎予防法とは?
誤嚥性肺炎の予防法は以下のとおりです。
- せき反射を促す ⇒ 葉酸を摂ると脳のせき反射を回復する(ブロッコリー
- 雑菌を減らす ⇒ 歯磨き1日4回(1回5分)
口腔内の雑菌を減らすことで、たとえ誤嚥しても歯磨きをしているので唾液の中の雑菌が少ないため肺炎を起こしにくくします。
大谷流!誤嚥予防スムージー
大谷クリニックの大谷義夫先生が毎日飲んでいるという葉酸たっぷりのスムージーが紹介されました。作り方は…
- ブロッコリースーパースプラウト(スーパーなどで売っています)を25g(半パック)
- リンゴ1個、バナナ1本、ヨーグルト180g、はちみつ大さじ1
- すべての材料を入れてミキサーでかき混ぜるだけで完成!
ブロッコリースーパースプラウトは葉酸が豊富です。
りんごは、肺の機能を良くして、ヨーグルトは免疫のバランスを整えます。さらに蜂蜜は炎症反応を抑える効果があります。
葉酸は加熱すると成分が減るので、ブロッコリースーパースプラウトのように生でいただけるものが良いそうです。
【特集2】ショック!声も老化する?
埼玉県戸田市にある戸田中央総合病院。音声外来の中村一博先生(耳鼻咽喉科)によれば「女性ホルモン」の低下によって声帯にも変化があるといいます。
声がれの原因は、女性ホルモンの低下による声帯の筋力低下や声帯粘膜の荒れ(カサカサになる)とのこと。
声帯の劣化はたとえ女性ホルモンを人工的に投与しても戻りません。
声を若返らせる方法とは?
中村先生が勧める声のトレーニング方法(プッシング法)は以下のとおり――
- 椅子に座る
- 座ったまま座面をつかむ(右も左も)
- 座面を持ち上げるようにして力をいれる
- そのときに「ん!」と声を出す(このとき声帯が閉じます)
- 10回1セットを1日5セット~10セット行います
また、日頃からしっかり歌を歌うと良いそうです。(鼻歌でなくカラオケなどでしっかり歌う)。
そして、お酒とタバコは喉の天敵、お酒は飲み過ぎると声帯粘膜のつやとハリを無くし、タバコは喉の慢性炎症によって声帯を硬くしてゆく(声が太くなる)のです。
視聴者からの質問と医師の回答
番組の終わりに、視聴者からのFAXが紹介されました。主なものを要約すると…
- のどトレのコツは?…どうやって自分が飲み込む動作をしているのか喉を触りながら覚えることで、少しずつのどトレが出来るようになる
- 5歳の女の子。夜、咳き込むので病院へ行くと「鼻炎」との診断。のどトレは効きますか? … 鼻炎ということで小児アレルギーなどがないか「日本アレルギー学会(リンク)」のホームページからアレルギー専門の医療機関の受診をお勧め
- 咽頭がん放射線治療後1年、飲み込めなく食事がつらいという78歳にも、のどトレは効果がありますか? … のどトレの効果は1ヶ月程度で出てくるとのこと
- 誤嚥を防ぐ飲み込み方のポイントは? … (1)のどぼとけをしっかり上げる(2)歯をしっかり噛む。舌は上顎にくっつける(3)飲み込む瞬間、顎をぐっと引くこと
- 誤嚥を防ぐ飲み込み方のポイントは?2 … 食事の後90分間は横にならない。(やむを得ずもしも横になるなら左を下にして横になる)
(※2017年12月04日(月)放送より)
あさイチ「誤嚥性肺炎」反響ツイート
12月4日(月)NHK「あさイチ」8:15~
— ᖴO᙭Y ᑕOᒪOᖇS😊 (@FoxyColors) 2017年12月3日
WEBなどのお仕事をさせていただいております「嚥下トレーニング協会」の「のど上げ体操」が、あさイチで紹介されます。是非ご覧ください!https://t.co/SnI50jl8IQhttps://t.co/dbQf8qAVOn#嚥下 #誤えん #のどトレ pic.twitter.com/WuRdTzmDXZ
誤嚥性肺炎か、他人事じゃないですね。時々、噎せることがあり、前から気になっていました。喉の筋力の衰えが原因なんですね。のどトレが必要なんだ。 #NHK #あさイチ #誤嚥性肺炎
— 3猫のパパ@Shin Myc (@shinmyc) 2017年12月3日
のどぼとけ上げて5秒キープがこんなに大変だとは思わなかった。
— 船長 (@yunsunnysky) 2017年12月3日
ちょっと練習しよう。#あさイチ
前に介護の話をちょっと見聞きした時、お年寄りになると飲み込む力が弱くなるから、介護食も飲み込みやすいようにトロミをつけると良いというのを見た。喉を鍛えたらトロミがなくても飲み込めるようになるね? #あさイチ
— JunJun (@jun329) 2017年12月3日
のども鍛えなくちゃいけないのか、やること沢山あり年取るって大変(T0T)#あさイチ
— aloha🌺🌴🌈 (@RALPH_0201) 2017年12月3日
嚥下障害は喉の問題だけで起きるのではない!!唇、舌や頬、軟口蓋の筋力だって重要! 唾液が少なければ飲み込み難くなる。嚥下は複数の要素が重なりあって起きる一連の動作です!!#あさイチ
— confeito37@コンペイトウは甘いけど、時々熱い (@confeito37) 2017年12月3日
https://twitter.com/ObonObonkobon/status/937470846657994752
あ、私、結婚してから日中ほとんど喋らなくなってから、子ども生まれて叱ったり大声で呼んだりとかするようになったら、途中で声がかすれて来たり喉が詰まって咳き込んだりするようになった!これも喉の衰え? #あさイチ
— JunJun (@jun329) 2017年12月4日
これ、歳を重ねても声が衰えない女性声優さんに取材してもらえないもんでしょうかね?もちろんプロとしての高い誇りがあるからだと思いますが、独自の喉ケアや喉トレーニングみたいのがある気がして。 #あさイチ
— 蒼真まこ (@yumesoma3405) 2017年12月4日
あさイチでのどの衰え取り上げてた。酒とたばこはダメ。のどトレーニングは見落とした。声帯は鍛えられる。声のかすれはのどの老化!Σ( ̄□ ̄;)老いるショック
— えだまめ (@nattukunwanwan) 2017年12月4日
【あさイチ】のどトレで、のどの老化予防&対策!老化のサインも!https://t.co/8jiEk1dKYD pic.twitter.com/YciKhv8vs7
— オーサムスタイル (@washing66996411) 2017年12月4日
今日はあさイチで誤嚥性肺炎とか喉の老化周りの話をしていたけど、高齢化が問題なんだろうなと薄っすら思っている。昔はスーパー年寄り以外は結構誤嚥性肺炎とか認知症とかなる前に天国行く事が多かったんだろうけど、今は元気な人多いから考える事が増えるんだろうね。
— izumi (@izumi__fountain) 2017年12月4日