ハートネットTV「ドクター中松」
2016年6月22日(水曜日)放送された「ハートネットTV」は、ドクター中松 がんと向き合う新発明について。
DNT(ドクター中松セラピー)という独自の集大成の発明を命をかけて実践する。そして医師の宣言した「余命2年」を今年超えた。その姿に「がんに向き合う姿勢こそが発明」だと共感する人々も多い。
【スポンサーリンク】
ハートネットTV番組データ
【放送日時】 2016/06/22(水曜日)よる8時(30分間)
【放送局】 NHK Eテレ
【番組副題】 がんと向き合う新発明~ドクター中松 2年のキセキ~
【出演】 ドクター中松
都内某所で怪しげなイベント
2015年11月、都内某所で怪しげなイベントに誘われた取材陣。
主催者は、ドローンとダンスをする発明家、ドクター中松(87歳)。
記者が体調について質問すると、「私は予定通り12月31日に紅白歌合戦を歌って死ぬ」と答えた。
「とてもそう見えませんが」と記者が答えると笑うドクター中松だった。
ドクター中松「悪性癌」を公表
実はドクター中松は、2014年6月に悪性癌(前立腺導管がん)を公表していた。
前立腺導管癌の治療方針は世界でも確立していず、悪性度を示す「グリソンスコア」は8(最大10)で余命は2年と宣告されたという。
そこで、発明家たるもの自分で治療法を発明しよう!と意気込んでいた。
ドクター中松とは?
ドクター中松は、本名 中松義郎さん(87歳)。
東京大学を卒業後、商社に勤めたあと、29歳で独立して3500以上の発明品を創りだした。
代表作は…
- フライングシューズ(1991年)
- ブレンチェア(頭が良くなるイス)(1983年)
- 精神集中機(1984年NHKニュースウイークリーのVTRより)
- ウデンワ(2003年)
2005年には「20年間撮りためた自分の食事の写真)でイグノーベル賞も受賞している。
ドクター中松「命がけの2年間を密着」
番組ではガン宣告を受けてから、現在2年を経過した日常生活の様子を密着取材した。
ガンが発見されてから
ガンが発見されてからは、アメリカ東部、南部、中部、西部など全米を回ったが、導管癌の治療法が確立している病院は見つからかなった。
今回アメリカ東部、南部、中部、西部と全米をまわり私の導管ガンの治療法を探して来たが見つからなかった。 pic.twitter.com/GP7oHKXzJe
— Dr. NakaMats ドクター・中松 (@Dr_NakaMats) 2014年10月2日
大変珍しいので症例が少なく治療法が見つからないのだ。
ドクター中松を診察した医師、中川恵一(東京大学医学部附属病院放射線科)医師によれば、非常に例外的なガンで前立腺がん全体の1%程度しか無いという。
DNT「ドクター中松セラピー」
ドクター中松セラピー(Dr.Nakamats Therapy=DNT)とは、ドクター中松流ガンの撃退法のこと。
東大の放射線科で放射線治療を薦められたが、迷った末「医療には頼らない」道を選んだ。
- DNT1 … がん撲滅の歌”ガンの顔つき悪くても”を歌う = 免疫力を刺激する周波数が入っている。免疫力を出す言葉も入っているという
- DNT6&7 … がんがん食・食べ方の発明(ガンによいという免疫力のある食べ物を揃える・鮭、わかめ、牡蠣、豆腐、玄米、キャベツ、タンパク質、りん、など)
- DNT8 … がんがん筋トレ ⇒ がんに対抗する筋トレ
- DNT9 … がんがんアクア ⇒ 水を使って免疫力を高める。水泳による運動療法
- DNT10 … がんがんロボット(近日公開予定)
2015年12月24日…余命を過ぎる
ドクター中松は、余命と言われた2年を超えた。
日本外国特派員協会にて、発明家人生の集大成「DNT」を全世界に向けて発表した。
奇妙な治療法の数々を目の当たりにして、戸惑いの表情を見せる記者も居た。
会見後…12月28日仕事納め
食べ物を食べると卒倒するというか、血圧が急激に下がって立っていられない。
寝ると呼吸困難になるという。
死を見つめ一日一日を生きる中松さん。秘書の長谷川明美さんはその姿を見るとつらくて涙が出てくるという。
2016年生きていたドクター中松
2016年も明けてドクター中松は生きていた。
「神社でのおしるこってのは価値がありますね」と静かに話す。
2016年2月3日「節分」
ドクター中松事務所では、まめまきのイベント。
すべてが楽しい方へ行動されていると、秘書の長谷川明美さん。
ガンの前と後では変わらないという。学生インターン生の渡辺賢人さんはガンを肯定しているところがすごいと話す。
2016年4月30日「ニコニコ超会議」
中松さんは、インターネット動画サイト「ニコニコ超会議」に出演。
がんと生きるありのままの姿を動画サイトで公開した。
がんと向き合う姿に共感や励ましの声が上がる。
同じガンの男性が中松邸を訪問
田中光さん(66歳)が東京を訪ねた。田中さんは、2年前肺にがんが見つかり、その後片方の肺の3分の2を摘出した。
さらに今年、脳に転移が見つかった。田中さんは名刺入れの製作をドクター中松から依頼されたことがきっかけで電話で自身の近況報告をする仲だった。
「困難が来たら面白い、絶好のチャンス!と捉える」という話をした。「生きる力をいただけてよかった」と田中さん。
2016年6月9日誕生日が近い
余命の2年を超えた中松さん。再び誕生日がやってくる。
6月26日が誕生日なのでそれに向けて演奏会の練習をしているという。
東京大学の中川恵一医師は、「医学的には無治療だが、がんというよりも彼の人生そのものを鼓舞している感じもあって結果的には非常にクレバー(頭がいい)のかもしれない」と話した。
学生インターンの、渡辺賢人さんは、「ガンとの向き合い方自体」が今回の最大の発明ではないかと話す。
【スポンサーリンク】
ハートネットTV反響ツイート
テレビでドクター中松が特集されてたが、ガン宣告されてもまったくブレず、いつもの調子でガン治療の発明をすると言って楽しそうに発明に勤しむ。その病気に前向きに向き合う姿勢に、多くのガン疾患が生きる希望をもらっているらしく、スタンスが一貫してる人は強いなと思った。
— ぐれさん (@grethlen) 2016年6月22日
困難を楽しむ
— 紫珠(しず) (@ZuNl4t) 2016年6月22日
発明は明るさを発する
ドクター中松の言葉
ある先生から聞き、この方の番組を見たけれど…凄い人。
神にお願いすることはない。自分のことは自分が発明していく。
神に決意表明をする方。自らの病を明るい発明で余命を超え、明るく生きる姿に感銘。
ハートネットTV「がんと向き合う新発明~ドクター中松 2年のキセキ~」ドクター中松。今までも嫌いじゃなかったけど、今回のでファンになった。治療法が無いなら自分が発明すると。再放送あるけど、それとは別に、アンコール放送希望します。 #ETV #NHK #nhk_rerun
— sayo (@gloriosuperba) 2016年6月22日
ハートネットTVのドクター中松の回がとても良かった。ガンと闘うとも共存するとも違う。ガンを克服する過程を楽しんでいる。
— 有象 (ユウゾウ) (@elephankt) 2016年6月22日
事務所の方が「中松さんのガンとの向き合い方自体が発明ではないか。」と言っていた。
かっこいい人だ。
良かった。
— にゃむ (@nya_mu_nya) 2016年6月22日
ドクター中松ハウスの学生インターン 渡辺賢人さん「がんとの向き合い方自体が最大の発明なんじゃないかっていう気がしますね」
写真撮影時には「なかまツー!」
ドクター中松を初めてまともに扱った番組を見た。海外では評価が高いと聞いたことがある。 https://t.co/exAq79IF3K
— sodawater (@catonwindow) 2016年6月22日
https://twitter.com/rrriii_vn3/status/745627042914263041
NHKのドクター中松特集を見ましたが、やっぱり彼は凄いですね。癌で余命2年と言われてからのあの生き方は、もう尊敬の的でしかありません。訳分からない発明ばかりしてる妙なおじいさんというイメージは、まあそれはそれで間違いではないでしょうが、それとは違った所にまた魅力を感じます。
— t.nishimaki (@t24maki) 2016年6月22日
https://twitter.com/yutanpo1984/status/745651567513112576
【スポンサーリンク】