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要約「中居正広のキンスマスペシャル 北村弁護士、本当にあった不可解事件簿」▽踏切事故、新婚旅行、医療ミス【2016年5月27日(金)放送内容 TBS】

金スマSP「北村弁護士の不可解事件簿」

2016年5月27日(金曜日)19時55分から(約2時間)放送された「中居正広のキンスマスペシャル」は、”北村弁護士の不可解事件簿”――。

北村晴男はただの有名タレント弁護士ではなかった…。事件が闇に葬られることも多い保険金詐欺や医療裁判などの実態が紹介された。

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金スマSP出演者データ

【放送日時】 2016年5月27日(金曜日)19時55分から(約2時間)
【放送局】 TBS
【放送副題】 99.9%逆転は無理・・・本当にあった不可解事件簿
【メイン司会】 中居正広
【スタジオゲスト】 北村晴男(弁護士)
【スタジオゲスト】 假屋崎省吾 室井佑月 戸田恵子 IMALU ベック
【アシスタント】 山本匠晃(TBSアナウンサー)

1.列車事故5億円詐欺逆転裁判

1999年5月12日北海道札幌市。

踏切で一人の女性が発見される。女性は列車に轢かれ足を切断する重傷を負っていたが、実はこの女こそ不可解な巨額保険金詐欺事件の主人公だった…。

この難解事件を担当した弁護士が若き日の北村晴男北村晴男弁護士は、現在まで二千件もの裁判を闘ってきたベテラン弁護士、主な有名裁判は――

  • 亀田兄弟ジム訴訟
  • 大相撲八百長事件 …など

まるで現在放送中のドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』のように逆転不可能と言われる難事件に取り組んでいる。

www.tbs.co.jp

とある大手保険会社「女から保険金1億円の訴え」

踏切事故があった後、ある大手保険会社が女(宇津井和枝・45歳・仮名)から「未払いの保険金1億円」を支払うよう訴えられた…。

女は踏切で列車に轢かれ、左足を切断している。

事故の直前、訴えられた大手保険会社以外にも複数の保険に加入、合わせて5億円の支払いになっていた。

訴えた女、宇津井和枝は化粧品通販会社を経営、この時すでに銀行や知人から数億円の借金があったという…。

借金を返済する手立てもなくなり、近隣住民の話では連日夫婦喧嘩が絶えなかった――。

そして遂に、夫へも多額の生命保険をかける。

その後、故意か?偶然か?夫は彼女自身の運転で自動車事故。しかし夫は軽傷でわずかな保険金が降りたのみだった…。

その間銀行への支払いを5ヶ月間滞納。

その後女性は、事故などで負った怪我も保証する生命保険にかたっぱしから加入4ヶ月後、ついに列車に轢かれ片足を失った。

大手保険会社は不自然な点が多いと保険金の支払いを拒否。女性は保険会社を相手に5億円の支払いを求める裁判となったという。

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大手保険会社「北村弁護士へ依頼」――

民事裁判は警察が不介入のため、北村弁護士自ら事故現場の北海道へ向かった。

  • 彼女は頭に傷があり酒を飲んでいて頭を打ち事件の記憶が無い
  • 事故現場は自宅から1000キロ以上離れた北海道
  • 踏切の近くには救急病院がある

状況は限りなく怪しいが、保険金のために足まで切断する事例は過去にない。それに直接的な証拠がなかった…。

医学的証拠を求め法医学者「上野正彦」さんに相談――

北村弁護士は、上野正彦(「死体は語る」がベストセラーとなった、法医学的のスペシャリスト)さんに相談した。

  • 酒に酔って倒れたなら無意識に手をつくはず…その擦り傷がない
  • 頭の傷の位置が倒れた時にできる傷の位置と違う

しかし、一番の決め手になったのは電車の先頭車両の前に付いている「排障器(はいしょうき=線路上の石などの障害物を巻き込まないようにするバンパーのような装置)」だった。

排障器 - Wikipedia

無意識で倒れた場合は、この排障器に足が当って体ごと跳ね飛ばされるため、足だけが車輪に轢かれることはありえない…。

排障器の画像:排障器とレールの隙間はとても狭くなっている

排障器(画像:Wikipediaより)

排障器とレールの隙間はとても狭いため、意識的に足をレールに押さえつけなければ足のみの切断は出来なかったと、上野正彦先生が事故現場で証明した。

その後、追い詰められた女性はついに詐欺を自供

「お金のために自ら足を切断」するという考えられない事件だったという…。

――それから5年後、女性(宇津井)は追突事故で死亡している…。

2.新婚旅行保険金詐欺疑惑事件

現在も保険金詐欺ではないかと思われながらも保険金が支払われ、完全犯罪になっているケースはたくさんあると北村弁護士は言う…。

2003年、海外のとあるビーチ。ハネムーン中に夫が溺れて死んだ――。

事故から2ヶ月後、大手保険会社から「殺しの疑いがあるので保険金支払いを拒否したい」との依頼が舞い込む。時系列は以下のようになっていた――

  • 妻(本田理恵・仮名・当時24歳) 夫(本田和広(仮名・37歳)
  • 新婚旅行で海外へ
  • 死因は溺死。体内からアルコールが検出された
  • 地元の警察は検死したが、大量の砂が肺に入っていただけで異常はなく事故死と判断
  • 現地で遺体を火葬。妻一人で帰国
  • その後、妻から保険金2億円の支払い請求
  • 二人の関係は、ホステス(理恵・仮名)と常連客(事件死した夫)だった
  • 実は妻には夫以外に男が居た…。結婚後も死亡した夫とは同居していなかったという
  • 新婚旅行は別の男の家から出発していた

状況だけを見ても妻には別の男がいる…という普通の結婚ではなく保険金詐欺の疑いは濃厚だった。

しかし遺体はすでに火葬され物的証拠はすでになかった…。

海外で事故死と決まったものを覆すのはかなりの困難。

しかし、救いは珍しく妻が直接会って当時の様子を語った事だった。

  • 妻の供述は完璧で現地警察と同じ
  • 夫の上司は、式も挙げず会社の同僚、友人など妻に会った人はいない
  • 夫の両親は亡くなっていて、親族とも疎遠
  • 妻も青森から上京親戚とは疎遠で結婚したことも知らなかった
  • 妻はホストクラブに居た当時、付き合っていた別の男性に貢いでいた
  • 妻には、400万円の借金が会った

北村弁護士の独自の調査でかなりの確率で黒と判明した。

しかし、まだ決定的な証拠がない。

再び法医学者、上野正彦先生の元へ――

  • 溺れたなら最初に肺に大量の水が入るので、砂が入る余地はない
  • 誰かが後頭部を海底に押し付けて窒息しなければ砂が肺に入ることはない

とのアドバイスをうける。

しかし刑事事件として立件することはすでに難しい状況だった。海外でおこなった検死は証拠として不十分、しかも遺体も無い。

良心の呵責にさいなまれた妻――

北村弁護士は最後の手段を講じた――。

本人に「あなたが殺したことは間違いない」という内容の文章を送付したのだ。

その後しばらくして本人は良心の呵責に悩んだのか、2億円の保険金の請求が取り下げられた…。

事件としては闇のまま葬られてしまったが、2億円の保険金は妻に渡らなかったという。

しかし、あの時妻から訴えられていたら…より複雑な事件になっただろうと北村弁護士は語った。

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闇に葬られ捜査もされない事件

このように、世間には闇に葬られ捜査もされない事件が存在する。

保険金が請求されなかったからといって警察が動くことは100%ないという。民事事件で勝てる可能性があるが、刑事事件としては証拠が全く無いため勝てない。残念なことに「勝てない事件」に警察は動かない。

スタジオMCの中居正広もその事実に驚いた。

人が裁かれるときには誰が見ても正しい証拠が必要。もしも冤罪(えんざい)になれば大変な事になる為警察は慎重にならざるをえないという。

3.医療ミス「喘息?腫瘍?」奇跡の逆転裁判

この裁判は、当時36歳の若手弁護士だった北村弁護士の人生を大きく左右した――。

医療裁判は難しく、判決で患者の訴えが通るのはたったの20%だという。

1992年4月、初めての医療訴訟を担当した。時系列は以下の通り――

  • 都内在住の田辺恵子さん(仮名・32歳)
  • 夫の健一さんは35歳、大手メーカーの営業マンで子供二人
  • 3月9日朝9時、出勤時に呼吸困難で救急搬送される
  • 搬送数日前には、近所の個人病院で「ぜんそく」の診断だった
  • しかし、ぜんそくの薬はまったく効かなかった
  • ぜんそくの薬が効かないにもかかわらず、救急搬送先で喘息の発作と診断(=誤診
  • 数日入院して呼吸を楽にする薬を吸引したがこれもまったく効かない…
  • その後回復したが、容体が急変。再びの発作だった…
  • 入院3日目、呼吸不全で心肺停止「遷延性意識障害(せんえんせいいしきしょうがい)」で意識不明に植物状態となる
  • 気管支にカメラを入れてみると良性の腫瘍がありそれが喉に詰まったことが原因でそもそも「喘息」ではなかったという…

夫は気管支の分岐部に腫瘍があり、それが呼吸困難の原因。喘息が原因ではなくあきらかな誤診であることは間違いなかった。

なぜ大病院が喘息という誤診をしたのか?

医療過誤で裁判を戦うのは非常にハードルが高い。その勝率はわずか20%だという…。

岡山大学病院放射線科の 金澤右医師が証言。喘息とまったく同じ症状なので「気管支腺腫(きかんしせんしゅ)」だと診断するのは実は難しいという。

それは当時、気管支腺腫が珍しい病気だったから…。

長引けば損害賠償が半額以下に

もしも患者が亡くなってしまうと、損害賠償は半額以下になってしまう(遺失利益)。すでに訴訟は開始から3年が経過していた。

途中証人になるという協力者(医師)も現れたが土壇場で医師に圧力がかかりキャンセルになってしまう。

裁判の結果は和解「1億円」

証人尋問の当日、北村弁護士は「気管支拡張剤を投与したのに薬の効果が無かった。この事実について更なる精密検査も何もしなかった」という判断ミスを突いて見事に医療過誤を認めさせた。

裁判の結果は和解だった。病院側が田辺さん側に1億円を支払うという和解勧告で幕を下ろした。

判決の二日後、植物状態となった夫、田辺健一さんは息を引き取ったという…。

yonta64.hatenablog.com

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今日の金スマ反響ツイート

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