yonta64のテレビ番組ブログ

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ブラタモリ 東京地下スペシャル 放送ルートまとめ【2015年7月20日放送・NHK】



2015年7月20日放送のブラタモリは、東京駅巨大地下空間スペシャル。東京駅の地下には広大な地下空間が広がっている。丸の内の地下と八重洲の地下それぞれの特色などに迫る。また、番組中に偶然発見された巨大空間も公開されたーー

ブラタモリ出演者

【ナビゲーター】 タモリ

【アシスタント】 桑子真帆(NHKアナウンサー)

東京駅前からブラタモリスタート

今日(2015年7月20日放送)は海の日の祝日。タモリと桑子真帆が東京駅前に居る。

東京ステーションギャラリーの学芸員、半澤紀恵さんが東京駅を案内した。5年前の2010年10月14日放送のブラタモリでは一度東京駅を訪れている。

東京駅の覆輪目地について

覆輪目地とは、煉瓦で積み上がった壁の目地を盛り上げて作る工法。今では覆輪目地を伝える職人はいない。

今回の東京駅の復元工事では一度途絶えた「覆輪目地」工法を10人足らずの職人達が1年半かけて復活させ再現している。新しい東京駅の壁をよく見ると覆輪目地になっていることがわかる。

東京ステーションギャラリーには、「熊さんへ」と書かれたメッセージが煉瓦などが残っていて当時の職人達のやりとりがうかがえる。

今日のタモテバコ「東京駅の巨大地下空間は歴史の生き証人!?」

今回のタモテバコが登場。「東京駅の巨大地下空間は歴史の生き証人!?」と書かれていた。

東京駅の地下には総延長18kmもの巨大地下空間が広がっている。

地下空間活用研究会 主任研究員の、粕谷太郎さんが案内をした。粕谷さんは地下トンネルのエキスパート。

  • 東京駅から丸の内につながる地下道は昭和12年に開通した
  • この地下道には勾配があるが、これは地下道を拡張する際、下を通る丸ノ内線を避けて出来た高低差
  • 新丸ビル付近の地下の高低差は上を走る道路の為に掘り下げられている
  • このあたりには江戸時代に大名屋敷がある。屋敷のあった区画は今も残っている
  • 丸の内には、7路線10駅が乗り入れている。複雑な通路を作るため様々な高低差のある道ができあがっている

東京駅の壁を剥いだ結果天井裏に見つかった穴

東京メトロの、丸山茂さんが登場、案内した。

東西線のバリアフリー化工事ため改装工事をしていると天井に穴を発見。天井の改修工事中、ブラタモリ収録の10日前くらいに見つかったという。

番組の取材準備中に偶然発見した穴に、タモリも潜入。

長さ49m幅6.3mの空間が広がっていた。ここは地上の渋滞を解消するための地下自動車道になる予定だった空間。

昭和42年に計画されて空間だけを作っておいたが、計画が中止され穴だけが残っていた。50年間誰も入り口を知らないまま今回発見された。

丸の内冷暖房供給施設へ

地下鉄のさらに地下25メートルには、丸の内副所長の大河内昭広さんが案内。ここは丸の内のオフィスビルや地下鉄の駅に冷暖房を供給する巨大施設。

オフィスビルがそれぞれの冷暖房設備を用意するよりも効率がよくエコなシステム。

40年前出来た本線に支線が伸びて丸の内エリアのそれぞれのビルにつながっている。

八重洲地下街へ

八重洲地下街を担当する広報の、小澤知子さんが登場、案内した。

今年で開業50周年の八重洲地下街、車から降りてすぐに地下街に行ける直結の道もある。また、「一度出たら戻れません」という(怖い!?)扉がありそこをぬけると八重洲地下街へ。

丸の内が昔の大名エリアなのに対して、八重洲付近は昔の商人の町が広がる地域だった。このため地権者が多く区割りも沢山あり今でも細かい店舗の数が多い。

小澤さんに連れられて「アロマ珈琲」の店舗に入るタモリと桑子真帆アナ。このお店は天井が段差になっていて、床も外よりもお店側が1段下がっている。これは地下にある駐車場の形に合わせたもの。

実は八重洲の地下街は昭和40年代に巨大地下駐車場をメインとして誕生した。当時駐車場が少なかったため地上は常に渋滞が発生したため熱望されていた。

八重洲地下街は、この巨大地下駐車場の莫大な費用を回収するために作られたショッピングモールだった。

そのため一件でも多くのお店を作るために工夫して空間を有効活用し、タモリ一行が見学した「アロマ珈琲」のようなお店も入っている。

今でも地下にある江戸時代の痕跡を探検

千代田区文化振興課学芸員の、後藤宏樹さんが登場。後藤さんは、江戸城のブラタモリにも出演している。

江戸城外堀の中に立つビル。この建設中のビルに入るタモリ一行。外堀に応じてビルも曲げて作られている。

ビルの名前は「(仮称)新鉄鋼ビル」(所在地:東京都千代田区丸の内一丁目8番2号)で、丸の内トラストタワーの隣に建設中です。

Google マップ(ビルの外観)

鉄鋼ビルディング(TEKKO BUILDING) オフィス棟 東京都千代田区・超高層オフィスビル

また、建設中には江戸城の外堀の石垣も100m以上発掘された。発掘された石垣は、地上の道路脇に移築され今も誰でも見ることが可能となっている。

Google マップ(歩道脇の石垣の一部に今回発掘された石垣を移築している)

また、このビルの床には、今回の番組でタモリが自ら貼りつけたタイルが有る。

江戸城の正門と言われる「常盤橋御門」は今修復が行われており石橋を架け替えている。3年後には完成予定。

歌舞伎座の地下へ

歌舞伎座取締役の野間一平さんが登場、案内した。

歌舞伎座は2年前に改装し、地下が駅と直結した。新しく出来た地下空間にはお土産店のそのほか、災害時には広い地下スペースを帰宅困難者のための臨時避難スペースとしても利用できるようになった。

東京駅前の工事現場へ潜入

東京駅前は今工事中。ここは新しい地下空間を作っている最中。2年後駅前広場が完成する。

次回8月1日(土)のブラタモリは…

次回のブラタモリは「島根県松江」。国宝松江城誕生の秘密に迫る。8月1日(土)放送。

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