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要約「サイエンスZERO 眠りのミステリー 睡眠研究最前線」▽体内時計と新薬「スボレキサント」、オレキシンについて【2016年5月29日(日)放送内容 NHK Eテレ】

サイエンスZERO「睡眠研究最前線」

2016年5月29日(日曜日)放送された「サイエンスZERO」は、睡眠研究の最前線について。

人生のおよそ3分の1を眠って過ごす人間。人はなぜ眠るのか?眠気はどこからやってくるのか?この身近な睡眠という現象はほとんど解明されていない。

しかし、オレキシンという物質の発見で眠りの謎を解き明かせるかも知れないと期待は高まっている。

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サイエンスZERO主演者データ

【放送日時】 2016年5月29日(日曜日)23:29(約30分)
【放送局】 NHK Eテレ
【放送副題】 眠りのミステリー 睡眠研究最前線!(再放送:2015年10月11日)
【出演者】 南沢奈央(1日5,6時間の睡眠) 竹内薫(サイエンス作家)
【スタジオゲスト】 柳沢正史(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・機構長)

筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)

キリンは2,3時間しか寝ない。イルカは、「半球睡眠」といい脳の片側ずつ眠る。これは哺乳類のイルカが半分寝ながら水面に出て息継ぎをするため。

これまであまりわかっていなかった睡眠が日本人の研究者によって解決のヒントが見つかるかもしれないと話題になった。

IIISには、睡眠研究の世界的権威、柳沢正史 機構長がいて100人もの研究グループを束ねている。

オレキシンを発見

柳沢さんが1998年に発見した「オレキシン」という物質。

オレキシンとは、睡眠と深く関わりのある物質だという。

人間が起床する時、脳の視床下部オレキシンが発生。

「起きて!」という信号を発信する。

脳の覚醒中枢にその信号が伝わり、目覚めるようになっている。

一方、オレキシンが少なくなると睡眠中枢が睡眠をするように指令を出す。

オレキシンという物質によって起きたり寝たりしている。

そもそもなぜ睡眠をするか?

睡眠は、人類にとっては敵に襲われるかもしれないすごく危ない状態。

生産的なことも何一つ出来ない。それらのリスクがすごく高いにも関わらず、進化する過程で多くの生物にも睡眠は存在している。その本当の理由がわかっていないという。

オレキシン」発見の過程

オレキシンは、最初食欲や体重を制御する物質だと思っていたと柳沢さん。

しかし研究する過程で、オレキシンを作れなくしたマウスに「ナルコレプシー」と同じ症状を示す事に気がついた。

名古屋大学環境医学研究所

名古屋大学環境医学研究所では、山中章弘教授がオレキシンと睡眠についての関係を調べている。

オプトジェネティクス(光遺伝学)を使ってオレキシンと覚醒との関係を証明した。光によって脳に刺激を与えるとオレキシンをONにしたりOFFにしたり自在にできる。

これによってリアルタイムにオレキシンが睡眠と関連があることをはっきりと確認可能になった。

オレキシンで次世代の睡眠薬開発へ

製薬会社広報担当の、北村奈緒さんが解説。

「スボレキサント」という化合物で出来た薬を見せてくれた。

従来の睡眠薬は脳全体の興奮を鎮めるが、この新薬「スボレキサント」は、オレキシンによる「起きなさい」という信号が伝わらないようにブロックする役割をする。

そのため覚醒しないでずっと寝ていられるという。

中村真樹さん(睡眠障害専門医)は、睡眠覚醒のメカニズムそのものに作用するものと説明した。

新薬開発「長瀬博教授」

創薬化学者の長瀬博教授は、柳沢さんと共同でオレキシンを利用した生薬を開発中。

メーカーは誰も創薬開発に乗り気ではなかったため、大学発の創薬をやろうということになった。

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ナルコレプシーの治療薬に向けて

ナルコレプシーは、日常生活中に突然睡眠してしまう病気。強力な脱力感が遅いその場で寝てしまう。

病気の原因はオレキシンが不足しているからだという。

しかしオレキシンは作ることが出来ない。

そこで長年テストを繰り返し、オレキシンと同じ役割をする物質を創りだした。

2015年9月、新薬のプロトタイプ「YNT185」が完成。(治験中)

眠りの世界はまだまだ謎だらけ

オレキシンが出て睡眠を覚醒させることはわかったが、そのオレキシンを出すスイッチを押す指がなんなのかわかっていない。

現在予想されているのは「体内時計」「眠気」「睡眠量」「睡眠の質」など様々予想されている。

ただし全てのものは遺伝子が決定しているので、どんな遺伝子がどんなふうに影響しているか解明したいという。

現在7000匹のマウスを用意して時間とお金と労力を掛けて毎日4年間睡眠とマウスの関連を調べている。

その7000匹の中で、重度の過眠症のマウスを見つけその体内で何が起こっているか調べている最中だという。

最終的には、人それぞれの至適な(最適な)睡眠時間などがわかるようにしたいという。

時計遺伝子の存在

私達の体のすべての細胞には、地球の自転に合わせ24時間を刻む「体内時計」がある。

その体内時計を回しているのが時計遺伝子。

東京都小平市にある、国立精神神経医療研究センターでは、リーダーの三島和夫部長を中心に時計遺伝子と体内時計の関係を研究している。

(VTRでは、北村真吾室長が検査する様子が紹介)

時計遺伝子はひとりひとりの体内時計を測ることが出来、自分が何時に寝れば快眠に繋がるのか?などを知ることができるという。

将来はオーダーメイド治療の実現ができるかもしれないと期待を寄せる。

また、現在海外では、「スタートスクールレイター」という体内時計に合わせて始業時間を遅らせる試みをする学校も現れている。それだけで成績が上がるという。

生物学的には、小学生は朝早くてもいいが、中高生は少し始業時間を遅らせたほうがより脳が覚醒している問。

今日の「サイエンスZERO」反響ツイート

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サイエンスZERO次回は

次回のサイエンスZEROは、ニャンとびっくり科学で探る猫と人の優しい関係。

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