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要約「チョイス@病気になったとき 肺がん治療最新情報」▽「ニボルマブ」詳細ほか【2016年7月2日(土)放送内容 NHK Eテレ】

チョイス@病気になったとき「肺がん」

2016年7月2日(土曜日)よる8時からの「チョイス@病気になったとき」は、肺がん。

年間7万人以上が亡くなっていて、ガンの中でもワースト1の死亡率。実はタバコを吸わない人も肺がんに罹る場合も少なくないので喫煙者だけが危ないわけではない。さらに肺がん治療薬「ニボルマブ」の最新情報も。

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チョイス@病気になったとき番組データ

【放送日時】 2016年7月2日(土曜日)よる8時(45分)
【放送局】 NHK Eテレ
【番組副題】 肺がん治療最新情報
【スタジオゲスト医師】 坪井正博(国立がん研究センター東病院呼吸器外科科長)
【MC】 八嶋智人(元喫煙者・5年前にやめた) 大和田美帆非喫煙者
【チョイスコンシェルジュ】 中條誠子NHKアナウンサー)
【語り】 佐藤真由美

2013年度部位別「ガン死亡者数」

国立がん研究センターがん対策情報センターによると、第一位は、肺がんの死亡者数がもっとも多い。

  1. 第1位 … 肺がん 72,734人
  2. 第2位 … 胃がん 48,632人
  3. 第3位 … 大腸がん 47,654人
  4. 第4位 … すい臓がん 30,672人
  5. 第5位 … 肝臓がん 30,175人

非喫煙者でも「肺がん」に?

実は、喫煙者はもちろん非喫煙者も肺がんになる。特に女性に多いのが肺の気管支の奥にできるがん。

喫煙者の場合は、肺の入口部分によくできると言われている。

スタジオゲスト医師の坪井正博先生によれば、タバコを吸わないガンは…

  • ディーゼルアスベストなどの環境にある粒子(環境因子)
  • 食生活で脂っこいものを食べる
  • 遺伝はあまりない

神奈川県「土居さん 83歳」の場合

(主治医:坪井正博(国立がん研究センター東病院呼吸器外科科長))

神奈川県にお住まいの土居美登利さん(83歳・女性)は、世界中を旅行するのが趣味だった。

タバコは一切吸わない。また家族にも喫煙者は居なかった。

  • 今から6年前の2010年8月に市の肺がん検診を受ける ⇒ 胸部X線検査で右肺に影(1cm)を発見
  • がん専門病院で精密検査(CT画像)をすると「肺腺がん」と診断された
  • 肺腺がんは、主に肺の奥にできる腫瘍で約3cmだった
  • さらに同じCT画像で左肺にも別の種類のがんを発見

土居さんは、手術で癌ができた両肺の一部を切除。その後5年経ち再発もなく社会生活に復帰した。

非喫煙者のがん、喫煙者のがんの初期症状は?

  • 肺の奥にできる肺腺がん … 初期症状は殆ど無い。症状が出た時点ではかなり進行している。
  • 肺の入口にできるがん(喫煙者に多い) … 初期症状は、咳・たん・血痰、進行すると「発熱」「胸の痛み」「息苦しさ・呼吸困難」。風邪の様な症状が2週間以上続く場合は検査が必要

肺がんを早期に発見するための検査

肺がんを早期に発見するためにはやはり、検診が大切。主なものは……

  • 胸部X線検査
  • 喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん) … たんを採取。喫煙者に多い肺の入口部分にできるがんに有効。50歳以上のヘビースモーカーや40歳以上で半年内に血痰があった人が対象になる
  • CT検査 … 精度が高いので、5年単位で受けると安心。X線検査を何度もやるよりもCTを1回受けたほうが効果的(ただし被爆の問題があるので頻繁に受けてはいけない)

禁煙した場合のリスクは減少するか?

ゲストの八嶋智人は、禁煙してから5年になる。禁煙したという事実は重要だが、肺がんのリスクが非喫煙者と同じレベルになるまでに禁煙後15年程度必要。

喫煙者の肺がんについて

(主治医:青景圭樹(国立がん研究センター東病院呼吸器外科))

千葉県で設計業を営む、倉島克之さん(63歳)が登場。(猫を飼っている家庭)

  • 8年前からリウマチを患う
  • 喫煙歴は30年以上
  • リウマチをきっかけにたばこをやめて、朝ウォーキングなど健康にも関心をもつ
  • ところが4年前2012年2月、尋常ではない喘息のような咳。息ができなくなる
  • 3日後、リウマチの先生にみてもらうと「胸部X線検査」で左肺に影がみつかる
  • 翌日、近くの呼吸器科でCTを受けたところ「肺がん」と診断
  • 紹介状をもらい「国立がん研究センター東病院」にて、気管支鏡検査
  • 4センチの「扁平上皮がん」と診断された。これは喫煙者の典型的ながん

倉島さんは、手術で約20センチ開胸手術をし、左の肺をすべて切除した。

扁平上皮がんは、リンパ節転移が始まっていてリンパ節を含む左肺をすべて切除しなくてはいけない。リウマチのため体力が衰え抗癌剤治療も最後まで完了することは出来なかった。

抗癌剤治療を辞める決断をした倉島さんだが、手術から4年幸い再発も起きていない。

「禁煙をしたのに結局肺がんになってしまったのがなんとも言いがたい」と、禁煙5年目の八嶋智人がもらす。

非喫煙者も、副流煙に含まれる「ベンツピレン(発がん物質)」には注意が必要だと話す。

肺がん治療法の「チョイス」について

肺がんの治療を決める五大要素は……

  • 病期(ステージ) … もっとも影響される7つのステージがある。手術から抗癌剤治療までステージによって変わる
  • 組織型 … 小細胞肺がん(小さいので転移する)、非小細胞肺がん(腫瘍状でとどまっている)
  • 遺伝子異常の状態
  • 体力
  • 気力

こうしたガイドラインは「肺がん診療ガイドライン」に準じて学会で大まかな治療方針が決定されている。

EBMの手法による肺癌診療ガイドライン2014年版

EBMの手法による肺癌診療ガイドライン2014年版

 

ただし、本人がどうしても辛いという場合には、医師と相談のうえで治療法は選択ができる。実際に手術後ガイドラインにある抗癌剤治療をしなくても5年生存した人は居るという。

インフォームド・チョイスが大切だと、坪井正博先生。

ステージ4「分子標的治療薬」

がん細胞だけをピンポイントでやっつける最新の薬も登場している。それは「分子標的薬」。

  • EGFR遺伝子変異 …ゲフェチニブ(イレッサ)、エルロチニブ(タルセバ)、アファチニブ(ジオトリフ)、オシメルチニブ(タグリッソ)
  • ALK遺伝子転座 … クリゾチニブ(ザーコリ)、アレクチニブ(アレセンサ)、セリチニブ(ジカディア)
  • 血管新生阻害剤 … ベバシズマブ(アバスチン)、ラムシルマブ(サイラムザ

などが保険適用で使用できる。

「長松子さん 63歳」の場合

(主治医:堀池篤(がん研究会 呼吸器内科))

今から5年前に肺がんが見つかった長松子さんの場合。

抗癌剤治療は、長く同じ薬を使うと耐性ができて効かなくなるので、別の薬を使う。

  • 喫煙歴は30年以上多い時は1日1箱半吸っていた
  • 2010年7月ごろ(58歳)、激しい咳。病院には行かなかった
  • 更に3ヶ月後、症状が悪化「がん研究会 有明病院」へ
  • 肺の「扁平上皮がん(喫煙者の多いがん)」と判明4cmでステージ3A
  • 手術が難しいため、放射線抗癌剤でのスタート
  • 1回めの薬では抗癌剤治療の副作用は出なかった
  • がんは小さくなり、様子観察することに
  • 1年9ヶ月後、がんが再度大きくなる。再び別の薬で抗癌剤治療へ今度は副作用が強く出る
  • 2015年9月肺炎を併発。繰り返したため抗癌剤治療を中止
  • 治療停止宣言を受け治療法はなくなった
  • 2015年12月、肺がん治療薬「免疫チェックポイント阻害剤 ニボルマブ」が承認され治療が再開
  • 3ヶ月後効果が現れ現在は、小さくなってきている

免疫チェックポイント阻害剤「ニボルマブ」とは?

通常、体に細菌やウイルスが侵入した場合は、免疫細胞が攻撃して撃退する。

しかし、がん細胞は免疫細胞の攻撃を停止するスイッチを押せるため免疫細胞が攻撃できずがん細胞が増え続ける。

そこで「免疫チェックポイント阻害剤」を使用し、がん細胞が免疫細胞の攻撃停止ボタンを押せないように蓋をしてしまう。

攻撃の手を緩めなくなった免疫細胞がめでたくがんを攻撃し続けがんを撃退するという仕組み。

ニボルマブは、日本人の研究者が開発した。日本で作って日本で承認されたのは珍しい。

ただし、保険適用には条件がある。

  • 非小細胞肺がんの人(=転移しにくいタイプのがんの人)
  • 手術を受けられない人や、手術後に再発した人
  • すでに抗癌剤治療を受けた人

この条件をクリアした人のみがニボルマブの保険適用の対象となる。

甲状腺異常や糖尿病が副作用としてあるので注意する必要もある。現在どの患者に効いてどんな患者には効かないのかを調査している段階だという。

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チョイス+反響ツイート

次回の「チョイス@病気になったとき」は…

次回はめまい。土曜日夜8時放送。じつは放置してはいけないめまいもあるという。

前回の「チョイス@病気になったとき」は…

yonta64.hatenablog.com

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