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主治医が見つかる診療所 「脳卒中・脳梗塞の前兆を知る・TIAの見分け方を紹介」【2015年11月9日(月)放送】



きょうの主治医が見つかる診療所
2015年11月9日(月)放送の「主治医が見つかる診療所」は、脳梗塞。脳卒中は脳梗塞と脳出血に大きく別れるが、約8割を占めるのが脳梗塞。その前触れ「TIA(一過性脳虚血発作)」は、症状が数分で消える脳梗塞の初期症状。症状が消えたからといって安心しているとやがて大きな脳梗塞を発症して後遺症に悩まされる事になる―。

主治医が見つかる診療所出演者一覧

【番組サブタイトル】 「脳梗塞 最新情報スペシャル 危険な前触れを教えます! (前触れ発作・TIAの見分け方と対処法)」

【司会】 草野仁(所長) 東野幸治(副所長)

【アシスタント】 森本智子(テレビ東京アナウンサー)

【スタジオゲスト】 渡辺正行(59歳) 東尾理子(39歳) 髙田延彦(53歳)

【番組主治医】 秋津壽男(秋津医院院長・内科) 上山博康(禎心会病院 脳疾患研究所所長 脳神経外科) 丁宗鐵(漢方) 中山久德(内科・リウマチ科) 姫野友美(心療内科) 坂井信幸(神戸市立医療センター中央市民病院 脳神経外科) 兵頭明夫(獨協医科大学越谷病院脳神経外科)

脳の病気の種類「脳卒中とは?」

「脳卒中」とは一つの病気の事では無く「脳血管障害」という脳の結果に起こる病気の総称です。その種類は以下のようなものがあります。現在小学校などでも周りの家族が一刻もはやく気がつくことで脳梗塞を防ごうという取り組みが進んでいます。

  • 脳出血・くも膜下出血 … 脳の血管が破れる
  • 脳梗塞 … 脳の血管が詰まる(脳細胞が壊死)

そして、脳卒中の中でも多いのが「脳梗塞」でその発症率は脳卒中全体の8割もあるとのこと。

TIA(一過性脳虚血発作)とは?

(VTR登場医師:八木田佳樹(川崎医科大学附属病院教授))

今回キーワードとして取り上げるのが「TIA(一過性脳虚血発作)」。

TIAとは脳梗塞の前触れとして発作が起きることをいう。いったんは脳梗塞の発作(ろれつが回らない・半身が動かないなど)が起こるが24時間以内に直ってしまうこと。

また多くは数秒や数分で直ってしまう。すぐ直るのでその時は病院に行こうとは思わないが、あとで患者に聞いてみるとその時に病院に行っておけば脳梗塞は防げたかもしれないという。

動脈硬化で血管が狭窄していた場合、血圧の低下や水分不足で脳への血流が悪化する。その症状が一時的な脳梗塞の症状を生み出す。血圧や脱水が回復すれば症状が収まってしまうが、根本原因は解決していないので再発の危険は常にある。

「TIA」を発症すると20人に1人くらいは48時間以内に脳梗塞になる。またTIAを繰り返す人は確実に脳梗塞になる。

Nさんの場合(若年性脳梗塞)

Nさんは、フリーアナウンサー(沼尾ひろ子さん・現在51歳)。脳梗塞を発症したのはとても若く40代のころだった。(2006年7月6日)

  • 倒れる1週間前、左目の奥に違和感と見えずらい症状があり(脳の目の領域の血液不足)
  • 倒れる1週間前、右手が下がり体に重さを感じるようになり、ハンドルが持てないので車を駐め仮眠をするとすべての症状が消えた(TIAだったと思われる)
  • 倒れる1周間前、頭痛や疲労感(病院に行くほどではない)
  • 入院前日、深夜トイレに立ったら、強烈な頭痛とだるさが襲う(若年性脳梗塞の場合は、頭痛がすることもある。一般的には頭痛は無いと言われている)
  • 翌朝病院へ行くと「脳梗塞」と診断。すぐに入院した

入院して、脳の血流を回復する処置を受け一命を取り留めたが、失語症などの後遺症が残った。現在ではリハビリの成果によって仕事に影響がないように回復している。

脳梗塞の前触れ発作TIAの様々な症状とは?

TIAの様々な症状とはどのようなものか?

川崎医科大学附属病院では、脳梗塞の取り組みが盛ん。こちらでは「SCU(脳卒中集中医療室)」を全国でもいち早く解説して集中して治療にあたっている。その数は年間約600人。8割が脳梗塞。

毎日運び込まれる患者さんは様々な症状を発症している。

  • 両腕を前に出したまま保つことが出来ない(片腕が上がらない)
  • 携帯電話の名前が思い出せない
  • 足を触っても解らない(片側は理解る)
  • 歩いていて突然片側によろける
  • 住所や名前が思い出せない
  • 視野異常

TIAの段階で助かったある患者さん

森さんは73歳、5ヶ月前に脳梗塞の前触れ発作TIAを経験した。その症状は…

  • 孫の弁当を見て感想を言おうとしたら言葉がでない
  • 口が動かない、妻が呼べない
  • 痛みもない
  • 症状は2分だけですぐに話せるようになった

森さんは、診断の結果、動脈硬化で脳に行く首の頸動脈が半分閉塞、もう片方は完全に閉塞していた。

左の頸動脈は血栓を薬で溶かし、右の頸動脈は動脈硬化の部分を剥がす手術をしたという。手術は成功し現在は薬をのむだけで、痺れや麻痺などもなく普通の生活が送れている。

血栓を溶かす「t-PA」

現在は、血栓を溶かす薬「t-PA」がある。この薬が使用できるのは発症から4時間半以内だという。

ただし、発症から4時間半を過ぎていたり、脳や血管のダメージが大きい場合は逆に、脳出血のリスクが上がるので使えない。

バレーアームサインで簡単チェック

腕に現れるTIAの症状を簡単にチェックできる、バレーアームサイン。

  1. 両腕を前に伸ばし方の高さまで上げてキープ
  2. 手のひらを上に向けた状態で目をつぶる
  3. そのままの状態で、どちらかの手が自然と回ってしまう場合は異常のサイン
  4. 自然に手が落ちる場合も異常のサイン

その場合は、たとえ症状がすぐに収まってもすぐに病院へ向かいましょう。

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