NHKドキュランドへようこそ「ミニチュアの魅惑」
2020年2月28日放送されたNHKの海外ドキュメンタリー番組。カナダの「Tiny Goat Films」という所が2018年に制作したミニチュアの歴史を探る番組です。4万年前からあったというミニチュアの歴史や様々なミニチュアアーティストが登場、実際に見てみたい…とても目を引く作品の数々でした。
「ミニチュアの魅惑」放送データ
【放送日時】 2020年2月28日(金曜日)22:00~22:45
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ドキュランドへようこそ「ミニチュアの魅惑」
【制作】 カナダ Tiny Goat Films(2018年)
【出演】 トロント大学マルセル・ダネージ先生ほか
NHK総合「ミニチュアの魅惑」https://t.co/4k3OeG3ZgG
— テレビ番組ブログ (@yonta24blog) 2020年2月29日
世界最古のミニチュアが歴史を語る
4万年前…ミニチュアは意思疎通の手段だった?
ドイツ南部のホーレ・フェルス洞窟には、有史以前(4万年前)の原始人が作った世界最古のミニチュアが発掘されているそうです。
テュービンゲン大学のニコラス・コナード先生(考古学者)によれば、その作品は馬や象のようなもので石器を使って筋肉など細部に渡り精密に作られているとのこと。
今は絶滅したかもしれない動物がまだ生きていた時代にミニチュアとして表現されているのを見ると、途方も無い時間の経過に信じられない気持ちになるとニコラス先生。
また、アメリカニュージャージー州のルイーズ・クラスニーウィッツ先生(人類学)はミニチュアアーティストでもあり、ヒッチコックの映画『裏窓』のミニチュアセットなどを製作したそうです。ルイーズ先生はミニチュアは人形のお守りとして首飾りになったり、古代からミニチュアを使って意思疎通を図っていたといいます。(ピラミッドの埋葬品の中にもミニチュアが発見されています)
キリスト降誕の場面を再現するミニチュア「プレゼーピオ」
イタリアのナポリでは、「キリスト降誕」の場面を再現するミニチュアセット「プレゼーピオ」が所狭しと売られています。
13世紀アッシジの聖フランチェスコがキリストの降誕を再現して以来芸術として確立されたそうです。
現在ではプレゼーピオ職人が、聖書のプレゼーピオだけでなく18世紀のナポリの街、人、物語を再現しているとのこと。とても精密で古き良き時代の暖かさを感じるミニチュアです。
プレゼーピオ職人は何百人も居て、クリスマスシーズンには展覧会も開かれるとのこと。有名なプレゼーピオ職人の一人、サルヴァトーレ・サバティーニは「プレゼーピオは、異教徒の侵攻に対する、キリスト教の勝利という意味も表している」と言います。
番組で紹介された作家たち…
ローレン・ジョージ
ニューオリンズでドールハウスに置く小物を作るミニチュアアーティスト。
幼い頃から祖父からプレゼントされたドールハウスの置物をたくさん作ってきたそうです。
ビル・ロバートソン
極めて精巧で縮小サイズも正確なスケールミニチュアアーティスト。彼の作った家具は本物の家具よりも高価。アメリカカンサスシティにある「国立おもちゃとミニチュアの博物館」。ここには、ビル・ロバートソンの作品を始め非常に精巧なミニチュア作品が収蔵されています。すべての作品は縮尺がしっかり再現されているファインスケールミニチュア。
ミニチュアの魅惑より。ビルロバートソンさんのミニチュアカンナは実際に削れる! pic.twitter.com/MyTsbephO7
— テレビ番組ブログ (@yonta24blog) 2020年2月29日
Incredible miniature workshops (and the tiny tools they are built with) by Bill Robertson https://t.co/5C88HmBFyH pic.twitter.com/zFOxqvVPq3
— Popular Woodworking (@pweditors) 2018年5月2日
イギリスにはかつてたくさんのミニチュア庭園があった?
イギリスのベコンスコットモデルビレッジ。
ミニチュア研究科のティム・ダンによれば、1929年鉄道模型好きのローランド・カリンガムというお金持ちが、巨大な鉄道模型のジオラマを作りました。それは無料で公開され評判が評判を呼びついにイギリス・エリザベス王女まで訪問。
その後、イギリス国内では、「ボートン・オン・ザ・ウォーター(1937)」など120以上のモデルビレッジが作られたそうです。
ジミー・コーティーのモデルビレッジは現代アート?
イギリスのアーティスト、ジミー・コーティーのモデルビレッジは超現代的。
ジミーさんは幼い頃モデルビレッジが大好きでよく通っていたとのこと。ジミーさんは従来の”理想のイギリス風景”とは違った新しい世界のモデルビレッジを構築しているそうです。
「完全に警察に支配された街のモデルビレッジ」「ジャムの瓶の中の暴動」などの作品で一躍有名になりました。
NHK見てたらKLFのジミーコーティがミニチュアアーティストになっててビックリした!!!しかも凄い良かった! pic.twitter.com/uFu1hAWzjk
— テツピ(2RA a.k.a C.T.P) (@piyovanapiyono) 2020年2月28日
ドイツ・ハンブルクのミニチュア・ワンダーランド
ドイツ・ハンブルクのミニチュア・ワンダーランドには世界最大の鉄道模型があるとのこと。
ミニチュア・ワンダーランドのオーナー、ガレット・ブラウンは兄弟で経営していたナイトクラブを手放し、ミニチュア・ワンダーランドを築き上げました。
コンピューター制御により車は電池がなくなると自分で充電ステーションに向かって充電します。中でも動くミニチュアハンブルク国際空港は本当に飛ぶところまでを再現し5年の歳月をかけて作成し、その悪戦苦闘ぶりはYoutubeで公開され世界中の人々が大注目したそうです。
Miniatur Wunderland OFFICIAL VIDEO - world’s largest model railway | railroad
ミニチュア・ストリートアーティスト「スリンカチュー」
ミニチュア・ストリートアーティストのスリンカチュー。彼の作品にはとても興味をそそられました。
ロンドンの実際の町の風景にミニチュア人形を置き、様々なメッセージを表現します。 ハチを退治するミニチュア人形、捨てられて火のついたタバコで暖を取るミニチュア人形など、とてもおもしろいアイデアです。
Miniature Street-Art | Euromaxx
2020年2月28日放送『ドキュランドへようこそ「ミニチュアの魅惑」』より
「ミニチュアの魅惑」放送終了後のツイートは?
https://twitter.com/dYLCbUsejMK66qw/status/1233377609712455680
自分が今までに作った最小のミニチュアは、収束イオンビーム装置で作った10ミクロンのシリコンの階段(断面観察用) #NHK
— しゅおん (@shuon423) 2020年2月28日
NHKでミニチュア模型の番組をやっているが、ジミー・コーティーという人が出ている。
— sunmoon_boy (@sunmoon_b) 2020年2月28日
ドキュランドへようこそ「ミニチュアの魅惑」 - NHK 世界各国で人気のミニチュア、その極意は奥深い! 鉄道模型の隣りに、飛行機の離着陸も再現するジオラマが登場。英国各地には、訪問客がガリバーになる村の模型パークも! https://t.co/WV4Ha7Yil1
— 鉄太郎 (@tetsutaroh_rail) 2020年2月28日
NHKでついったで見た飛行機のミニチュアのやつやってる
— ななても☭ (@izaya_to) 2020年2月28日
NHKのミニチュアの番組見てたんだけど、ほんと楽しくて大興奮だった
— クロロ (@bakusoudenkioni) 2020年2月28日
特にミニチュアの空港が開港するところ感動しちゃって泣いた
NHKでやってたミニチュアの魅惑って番組すごい面白かった
— クモコップ (@Kumo_Cop) 2020年2月28日
NHKでミニチュアの特集。
— 時折 祐司 (@y_tokiori) 2020年2月28日
海外のミニチュア作家さんや素敵な展示場など、実際に見に行ってみたくなる…(^^)
録画したNHKドキュメント「ミニチュアの魅惑世界最古の芸術」を観た。おもしろー。イギリスかと思いきや、2018カナダ製作。
— あんころもちもち (@sanbun333) 2020年2月29日
昨夜の23時台位にNHKのミニチュアの歴史と芸術性の番組を見てました!
— ちーな (@chijyuna) 2020年2月29日
途中で限界が来て寝ました。
職人が作るミニチュアが高額で買われるのですね!
ヨーロッパではクリスマスでよくミニチュアを使われると思い出しました。