今回の『ガッテン!』は”唾液”について!
2018年7月4日(水曜日)放送『ガッテン!』のテーマは「唾液」です!
唾液不足に陥るとドライマウスとなって「口内炎」「虫歯」「口臭」「誤えん」などの症状が…!近年明らかになってきた研究成果から、最新のドライマウス治療法が紹介されました。
どんどん唾液を出して免疫力UP!天然の健康パワーを手に入れましょう!
『ガッテン!』7月4日(水)番組データ
【放送日時】 2018年7月4日(水曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ガッテン!「免疫力アップ&口臭予防!唾液パワー全開SP」
【司会進行】 立川志の輔 小野文恵(NHKアナウンサー)
【スタジオゲスト】 指原莉乃 はしのえみ 高橋英樹
【ナレーター】 山寺宏一
本日 19:30〜
— ヒトデ (@atsuchaso) July 3, 2018
「ガッテン!」
免疫力アップ&口臭予防!
唾液パワー全開SP
出演 指原莉乃 pic.twitter.com/pVJE2PD3i0
知られざる「唾液」のパワーとは?
唾液は口の中(舌の裏側など)にある「唾液腺(だえきせん)」から出ています。1日におよそ1.5リットルもの唾液がこの穴から流れているそうです。
美味しく食事が出来たり、楽しくおしゃべりが出来るのは私たちの口の中で唾液が正しく出ているため――。
ところが今、この大事な唾液が出にくくなり、口内炎や虫歯、味覚障害、口臭など、身体の不調に悩まされる人が増加しているというのです…。
唾液の成分とその役割
人間の唾液中の成分は様々な効果を持っています。中にはなぜ唾液にその成分が入っているのか解明されていないものも有るそうです――。
- シアル酸 … 育毛剤に入っている成分と同様の物が入っています(なぜ人間の唾液に育毛座の成分が入っているのかはわかりません)
- リゾチーム … 抗菌(傷口などを清潔にする)
- 分泌型免疫グロブリンA … 抗菌
- ヒスタチン … 傷の修復
- ハイドロキシアパタイト … 歯の修復(唾液には歯の表面の初期虫歯を治す作用があります)
- アミラーセ … 消化
- ムチン … 保湿・煙幕保護作用
ハイドロキシアパタイトによる「歯の再石灰化」作用は有名で、多少の虫歯なら唾液で治すことも可能です。
緊張すると変化する唾液の量――
緊張すると「口の中がカラカラになる」という経験は誰にでもあります。
東京医科歯科大学歯学部の杉本久美子さん監修の元、ガッテンボーイ宮森右京さんが「本当に緊張すると唾液が減るのか」という実験を行いました。
その結果、ストレスが与えられると唾液の量はどんどん減ってゆくことが解りました。
また実験を辞めて時間が経過すればまた元の唾液量に戻ることも今回の実験で確認できました。
なぜ緊張すると唾液の量が減るのか?
では、なぜ緊張すると人間は唾液の量を減らすのでしょうか…?
傷薬の無い太古の昔から人間や動物は、傷を舐めて治してきました。
唾液はいざというときに傷薬として必要になるため、危険を感じると唾液の量を少なくして唾液の成分を濃く変化させ、緊急時に備えようとします。
唾液の傷薬としての役割を強くするため唾液の水分を少なく調節して、その分成分を濃くしていたのです。
唾液は「唾液腺」がコントロールしています。脳から「危険だぞ!」と指令を受けると、唾液腺がすばやく反応して唾液の成分量を多く、逆に水分量は少なくして唾液の量を減らします。
こうした生理反応は、野生動物に襲われなくなった今も持っていて、ストレスや焦り、危険を感じると、私たちは口がカラカラに渇いてしまうのです――。
「ドライマウス」に悩む人は推定800万人!
国内でドライマウスに悩んでいる人は推定800万人いると言われています。
ドライマウスは、口腔乾燥症と呼び、唾液が減少してしまう病気の事です。
ドライマウスになると――
- 強烈な口の渇き
- 味覚の異常
- 常に口内炎が出来ている
- 食べ物が飲み込めない
- 口臭が強くなる
- 虫歯が増える
- インフルエンザなど(感染症)にかかりやすい
- 誤えん
- 肺炎
などの症状が続きます。一見、辛そうに見えない病気ですが、本人にとっては非常に不快で鬱症状を引き起こしかねない大変な病気です。
ドライマウスは「脳の誤指令」が原因だった?
東京医科歯科大学の豊福明教授は、8年前から「ドライマウス」に注目。豊福先生は原因が「口の中」ではなく「脳」にあるということを発見しました。
さらに研究を重ねた結果、ドライマウスの患者さんの脳はいずれも「脳の右側」の血流だけがどういうわけか活発になっていることが解ったのです…。
日本大学の酒谷薫教授によれば、「脳の右側」が活発な人はストレスに対して敏感な人、とても”ドキドキ”しやすい性格の人(=ストレス脳の持ち主)だといいます。
また、誰でも心配事が起きると「脳の右側」が活発になってドキドキしやすくなりますが、心配事が長期化すると、たとえ心配事が消えてしまってもストレス脳のタイプのままもどらない状態…になってしまいドライマウスになりやすくなる…といいます。
(※ストレス脳タイプの人では無い場合でも長期間ストレスが続くことによってストレス脳になったまま戻らないことがある)
こうした長年の研究によって、「ドライマウス」の原因は口の中の異常ではなくストレスなど「脳」の異常であると次第に解ってきました――。
「ドライマウス最新治療法&チェック法」とは?
鶴見大学歯学部の齋藤一郎教授がスタジオに登場。
「気分が落ち込みやすいストレスに繊細な人ほどドライマウスになりやすい状態になる」といいます。
ストレス以外でドライマウスになる原因には以下のようなものがあります――
- 血圧降圧剤など薬の副作用
- 口呼吸による乾燥
- シェーグレン症候群(唾液腺自体の機能が衰える難病)
上記の様な病が原因ではなく主な原因が「ストレス」から…という場合は以下のような治療法を齋藤一郎教授(鶴見大学歯学部)は行い効果を上げているそうです。
- 横断歩道の白いところだけを歩く … 白いところを歩くことのみに集中する
- オカリナを半年間習い始める … オカリナ演奏に没頭して他のことを忘れる
一見ドライマウスと関係なさそうですが、問題はストレスにありますから、痛みや症状から意識を外し負の連鎖を断ち切ることが重要になります。
気をそらせば、これまでずっと悩んできたことから解放され症状が軽くなります。
自分の趣味「ギター演奏」「模型製作」など没頭できることを探し出して行えば治療になるとのことです。例えば、窓ガラスを拭く、料理のみじん切りに集中、タイルの目地だけを拭くなど症状を忘れる時間を1日のうちに何度か設けることが大切です。
「ドライマウスセルフチェック」
- 口の渇きが3ヶ月以上続く
- 口内炎がよくできる
- 口臭が常に気になる
- 虫歯になりやすい
- 目や鼻の中が乾燥する
増え続けるドライマウスの患者さんに対応できるよう「ドライマウス研究会(DRY MOUTH SOCIETY)」を立ち上げた齋藤一郎教授は、ホームページ上でドライマウスに詳しい先生の居る病院のリストを発表しています。(下記トップページの「医療従事者リスト」をクリック!)
ドライマウスの簡単特製ジュースの作り方
最近は、口の中に塗るジェルなど唾液不足を補う様々な製品が登場しています。
――番組では口の渇き予防法を紹介。
リップトレーニングで唾液が?
- 前歯が見える様に口の筋肉に力を入れ「イー」という
- 唇を前に突き出し口の筋肉を緩めて「ウー」という
- これを10回程度繰り返すと筋肉の緊張と緩みで唾液が出ます
特製ドリンクで症状改善?
- 細かく刻んだ昆布30gを500mlの水に1日つけておく
- この出汁を喉が渇いたときに少し口の中に行き渡るようにすればOK
昆布のうま味成分で、口の中が刺激され唾液が出てくるそうです。ただし作った物は冷蔵庫で保管し、2日以内に使い切ってください。
東北大学名誉教授、笹野高嗣先生が開発し、昆布のうま味成分が唾液の分泌を効果的に促すとのことです。
(※2018年7月4日(水曜日)放送「ガッテン!「免疫力アップ&口臭予防!唾液パワー全開SP」」より)
『ガッテン!』放送終了後の反響ツイートは?
https://twitter.com/watashihaturtle/status/1014451170977304576
ためしてガッテンの唾液特集でsidemのbgm出てて草
— ひとよ (@gcarseming) 2018年7月4日
えっ 牛の唾液で育毛効果? ガッテン見てる
— めめ(め@め) (@mamepin) 2018年7月4日
へぇ~!唾液は1日1.5リットル>ガッテン
— ニコ (@orpheus25lapin) 2018年7月4日
#nhk #ガッテン 前虫歯状態と唾液による再石灰化って、前にやってなかったっけ?
— Mindia (@onomakaber) 2018年7月4日
唾液腺くん、かわいい#ガッテン
— 風輪💚(-□∨□-)✧ (@huurin) 2018年7月4日
唾液腺くん人形かわいすぎでは #ガッテン
— fuepo (@who_pu) 2018年7月4日
https://twitter.com/mimimiyaaachan/status/1014465072775626753
ガッテン❗️唾液パワー全開SP
— 幾恋良石 (@kz2mt) 2018年7月4日
怪我したら唾付けとけば治るは迷信じゃなかった❣️
誰か僕の頭を舐めて♪発毛効果あり❣️
https://twitter.com/makilion/status/1014467560077586433
#ガッテン で唾液の働きやドライマウスについて解説していて、#シェーグレン症候群 の私は興味深く見ていたのだけど、ドライマウスに効果がある「特製ドリンク」が紹介されるというので期待していたらまさかの昆布ドリンクだった!笑 私は橋本病でもあるのでした。飲めねえ!
— リラコット (@Michel_Pansky) 2018年7月4日
いつもちょこっとだけ
— ららみん♪ (@TURNINGMagic) 2018年7月4日
テレビを見る。ガッテンで唾液の話し面白かった。その後はヨガの番組。
ヨガは3年間やって止めた。だから
もう興味なし。別に生きてるうちに悟りたいとか、瞑想とかしたいとか思わない。睡眠とれば瞑想だし。いつも屍のポーズしてるから充分。
NHK試してガッテン『唾液パワー』・『牛に舐められ育毛法』個人差はあるが、10回の施術で、写真のような効果も。唾液の成分:シアル酸の育毛効果が候補らしい。リゾチームの抗菌作用、ヒスタチンの修復作用もあり『唾を付けときゃ治る』は、実は本当だった。野生動物は唾液で傷の治療を実践! pic.twitter.com/FoPA1ZpZmE
— kegasa (@kegasa2007) 2018年7月4日
https://twitter.com/physical_room/status/1014780540216487936
次回の『ガッテン!』は鰹節パック!
次回の『ガッテン!』は鰹節パック、徹底活用ワザ。冷蔵庫に余ってしまう鰹節パックで、簡単すぐ出来る美味しい出汁の作り方!11日(水)夜7時30分。
前回の『ガッテン!』は新触感トロトロわかめ!
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