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2014年3月5日(水)放送まとめ『ためしてガッテン 骨粗しょう症最新スクープ デノスマブ登場&原因判明!』



2014/03/05(水曜日)『ためしてガッテン 骨粗しょう症の最新スクープ デノスマブ登場&原因判明』新発見した骨細胞の役割や、なりやすいタイプ、要因、新しい治し方などが紹介される。

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番組出演者

番組の出演は、小野文惠アナウンサー。メイン司会、立川志の輔。回答席ゲストには、高木美保、山瀬まみ、つるの剛士。回答者のひとり、山瀬まみは現在骨粗しょう症気味でガイドブックまでもらったことがあると明かす。

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骨に秘められた謎の能力 骨細胞とは?

撮影協力は、東京女子医科大学 芝田高志 澤田達男。骨粗しょう症になっていない人の骨は密度が濃く、拡大するとゴマ粒状のような部分がある。そこには「骨細胞」が存在する。それがどのような役割をしているのかは最近まで解らなかった。

 

神戸大学医学部。北海道大学大学院 歯学研究科の佐藤真里助教(34)が中心となるグループで役割が解明された。

 

骨細胞が働かないと免疫力低下、栄養失調、筋力低下など老化現象のような異常が出てくるので、元気にするためには骨に適切なショックを与えてやる必要がある。

 

細胞のセンサーが運動などの刺激によって反応し、元気のサインである全身の臓器を活性化する物質が出てくる。骨粗しょう症になると、骨がすかすかになるため骨細胞の居場所(基質)が減ってしまう。

 

減ったことによって結果的に、免疫力の低下。赤血球低下。動脈降下、インスリン低下、認知症などの様々な体のトラブルが出てくる。

 

これまでは「老化する」から骨がすかすかになると思われていたが、今回の発見で「骨がすかすかになったから」老化が起こるという事がわかった。

 

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東京大学医学部 吉村典子特任准教授調査「骨粗しょう症と予備軍の割合」

吉村典子特任准教授のデータによると、30代の人は男性で7.1%、女性で3.2%が骨粗しょう症予備軍。40代では、男性で9.1%、女性10.5%(そのうち1.9%がすでに骨粗しょう症)

 

30代ですでに骨粗しょう症予備軍となってしまっている人が居る。

 

 

まさか!骨粗しょう症になりやすいタイプ(要因)とは?

桐朋女子中学校・高等学校(東京調布市)の学生を調査した結果。骨密度が一番高いのは以下のランキングになった。

  • 1位…陸上部(飛んだり跳ねたりする場合には骨密度に影響する)
  • 2位…新体操部
  • 3位…帰宅部
  • 4位…テニス部
  • 5位…水泳部(骨に負担がかからないため骨密度は低くなる傾向がある)

何故帰宅部が3位にあるのか。じつは運動以上に骨密度に影響する要因がある。

  • 1位…やせ型 8%(体重が軽い)
  • 2位…母親の骨密度 7%
  • 3位…身長 2%(背が高い人は骨密度が高い傾向)
  • 4位…運動 1%
  • 圏外…カルシウム 0%(カルシウムは必要以上摂っても骨密度に影響はない・調査学校では給食が出ており決められたカルシウムはすべての学生が摂取している事が前提になっている)

国際医療福祉大学教授 日本骨粗しょう症学会理事長の太田博明先生。母親が骨粗しょう症だったい、体が生まれつき細いタイプ(生涯ダイエットをしたことのないタイプ)の方は、骨密度に影響する可能性がある。

 

やせ型のリスク

  • 痩せていると、骨細胞の運動検知能力が低いため骨密度が上がらない。
  • 脂肪に蓄えられる女性ホルモンが少ない(女性ホルモンには、骨を強くする役割・骨が溶け出すのを抑える役割がある)

母親からの遺伝による骨密度

  • 母親から子供に骨密度が遺伝している場合が6割ある。
  • おばあちゃんや母親が骨折しやすかったり、骨粗しょう症だったりする場合はリスクが高くなる。

スタート地点の骨密度が低い

骨密度がやせ型や遺伝などで最初から低い人は、骨密度のピークを迎える20歳、だんだんと骨密度が減りだす50代〜60代には、最初から低いせいで他の人よりも早く骨粗しょう症になってしまう。体が完全に作られる前にダイエットをすると骨粗しょう症のリスクが更に高くなるので注意が必要。

 

20歳の骨密度で50年〜60年後の数値が予測できる。

 

自治体では骨密度検査を行っている

各自治体では40歳以上対象の骨密度検査を実地しているので各自治体の保健所で詳細が解る。

 

 

一挙公開!骨を丈夫にするワザ

骨密度低下を防ぐ生活習慣改善プラン

  1. 食事…多くの世代で一日に必要なカルシウム700mgを摂れていないためこの目安を守るようにする。(ただし700mg以上摂っても意味はあまりない)・牛乳3杯636ml・豆腐2丁580g・いわし10尾(535g)+ビタミンD、Kを含む、きのこ・ほうれん草・豆類を一緒に摂るとさらに効果的。
  2. 運動…例えば大きくジャンプ10回を週に2〜3回でも効果的。体力に自信のない人も階段の昇降を4階分でもOK。
  3. 日光浴…手のひらに浴びるだけ一日15分から30分でもOK。ビタミンDが作られる。

 

 

「デノスマブ」登場 たった2回で骨粗しょう症が?

「ビスホスホネート」は週に1度飲むもの。骨密度の低下を防いでくれる。現在はこれがとても一般的。しかし飲み方に癖があり、週に一度決まった曜日に飲むことや、前後には食事をとってはいけない、さらに30分間は体を起こしたまま(寝てはいけない)でないとダメなど条件がたくさんある。

 

しかし、こうした条件の無い新しい方法が登場。たった2回で骨密度が上がった。去年(2013年)の6月から日本でも使えるようになった注射「デノスマブ」

 

この方法では破骨細胞(骨を壊す細胞)の機能を抑えるもの。テストでは従来の2倍の骨密度増加が確認された。ただしデメリットがあり、歯の治療中は歯の骨の炎症が進む可能性があるために使用できない。

 

また、血中のカルシウムが骨を作る役割に回ってしまい、カルシウムの血中濃度が下がってしまう。その結果低カルシウム血症になってしまうので、マグネシウム+カルシウム+ビタミンDを別で補う必要がある。

 

前回の『ためしてガッテン』

2014年2月26日(水)放送まとめ『ためしてガッテン 驚きの最新ワザ大連発』早技ゆで卵・砂糖サラサラ法・まな板のニオイを消す方法など【番組あらすじ】 - yonta64のテレビ番組ブログ