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反響要約「総合診療医ドクターG 頭が痛くてだるい」▽最終診断結果「全身性エリテマトーデス(sle)」【2016年10月5日(水)放送内容反響ツイート】



総合診療医ドクターG「頭が痛くてだるい」

2016年10月5日(水曜日)よる10時24分頃から放送のNHK総合「総合診療医ドクターG」のテーマは、頭が痛くてだるい。

ダンスの練習中倒れ込んだ女子高生。頭痛とだるさを訴えた。最終診断結果は「全身性エリテマトーデス(SLE)」。金城光代先生が5回目の登場。

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総合診療医ドクターG番組データ

【放送日時】 2016年10月5日(水曜日)よる10時24分(50分)
【放送局】 NHK総合(NHKG)
【司会】 浅草キッド(玉ちゃん 水道橋博士)
【スタジオゲスト】 おのののか(頭痛の経験はなし) 塚地武雅(頭痛の経験はなし)

今回のドクターG「金城光代」

今回登場したドクターGは、金城光代先生。5回目の登場。

沖縄県立中部病院の総合診療医。

今回の研修医たち

  • 宮崎元祥(みやざきもとよし) … 新潟県 糸魚川総合病院
  • 辻満里 … 岡山県 倉敷中央病院
  • 大木元達也(おおぎもとたつや・頭痛持ち) … 大阪赤十字病院

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再現ドラマ1「主訴:頭が痛くてだるい」

高校2年制ダンス部員 新垣恵理さん(16歳)。校庭でダンス部の練習をしている最中に頭痛。体調がすぐれず部活を休んでいたが、久しぶりに参加しソロパートで踊りだすとすぐに頭痛がして倒れ込んだ。

その日そのまま仲間と顧問の先生に引率され病院へ。

  • 放課後ダンスの練習中に頭痛
  • 息切れ
  • めまいあり
  • 一瞬目の前が白くなったが、意識はあった
  • 30分経過しても頭の痛みが取れない
  • 頭の両側がズキンズキンと痛い
  • 吐き気はない
  • 手足のしびれはない
  • 節々が痛い
  • 眼瞼結膜(下まぶたを広げると細い血管に血液の流れが少なくて白い)の蒼白あり(全身の血液が少ない可能性がある・貧血がある)
  • 熱っぽく2週間前からだるい
  • バレー兆候なし(脳の異常)
  • 月経は正常
  • 2週間前にもズキンズキンとした痛みがあった
  • 小学校から月に1、2回の頭痛がある。頭痛が始まると明るい場所が辛くなる
  • 頭痛が起きると音に敏感になり音から離れたくなる
  • 今回は頭痛に加えて息切れもある
  • 心雑音あり

病名1「乳突洞炎(にゅうとつどうえん)」

研修医、宮崎元祥先生の最初(再現ドラマ1まで)の診断。

乳突洞炎(にゅうとつどうえん)とは、首の後あたり頭蓋骨の耳の下あたりに乳様突起という部分がありこの奥に「乳突洞」という空洞がある。

主に中耳炎が原因で細菌などが感染して炎症を起こす。

乳幼児に多く、発熱、頭痛、耳の痛み、耳から膿が出るなどの症状があり、耳の後ろが腫れる。

(※可能性はない)

病名2「全身性エリテマトーデス」

研修医、辻満里先生の最初の診断。

全身性エリテマトーデスとは、本来外から来た細菌やウイルスを攻撃するはずの免疫システムが、自分の体を攻撃してしまう病気。「自己免疫疾患」のひとつ。

赤血球が壊されて貧血(溶血性貧血)の症状も出る。

溶血性貧血になるとヘモグロビンが不足し、より多くの血流を確保するため心臓に負担をかけ「心不全」になる。

腎臓や腸、関節など全身のあらゆる部分で炎症をおこす。若い女性に発症しやすく、よくなったり悪くなったりを繰り返す。

発熱、倦怠感、むくみ、関節痛の症状がある。蝶形紅斑などの皮疹もみられることがある。

病名3「クモ膜下出血」

研修医、大木元達也先生の最初の診断。

クモ膜下出血とは、脳を保護するくも膜の下にある動脈が破裂して脳を圧迫。経験したことのない激しい頭痛に襲われる。吐き気や嘔吐が起き、急激に血圧が下がって意識を失う。命にかかわる病気。

(※2週間前にも頭痛があったという部分で、クモ膜下出血なら2週間も経てばすでに意識を失っていてもおかしくないため、この病気の可能性はない)

病名4「脳腫瘍」

ドクターGよりほかにあげられる病名は?という質問により上がった病名。

脳腫瘍は、脳や脳を包む膜などにできる腫瘍。

頭痛、吐き気、視界がぼやけるなどの症状がある。悪性の場合は手術が難しく命に関わる。腫瘍は数週間から数ヶ月という長い経過をかけて大きくなり、徐々に症状も大きくなる。

病名5「偏頭痛(片頭痛)」

偏頭痛とは、なんらかの原因で頭部の血管が拡張して炎症が起きる慢性の頭痛のこと。

多くは頭の片側のこめかみから目の当たりで痛くなり、光や音のある場所に過敏になる。

血管の周りには神経が絡みついている。貧血になると酸素を脳に運べなくなるため、血管を拡張(広げ)して血をより流そうとする。

その時に広がった血管によって、絡みついている神経が引き伸ばされ神経が刺激されズキンズキンと脈に合わせて痛くなる。これが痛みの出るしくみ。

病名6「貧血と心不全」

血液中に充分なヘモグロビンがない、つまり貧血になると心臓がより大量の血液を送り出そうとするため、心臓に大きな負荷がかかる。

この状態が長く続くと、息切れ、足のむくみなどが現れ、心不全になる。(貧血が原因で心不全になる)

このように、大量の血液を送り出しながら心不全になる状態を「高拍出性心不全(こうはくしゅつせいしんふぜん)」という。

心不全の場合、横になると血液が重力のため心臓に戻ってきて余計に苦しくなる。

再現ドラマ2「主訴:頭が痛くてだるい」

  • 2週間前から寝ている姿勢の時に辛かった。寝ていると苦しいと起き上がった
  • 2ヶ月前に風邪をうつされそれ以来だるい
  • その時は「ウイルス性の風邪」と診断
  • またその時の血液検査で「血小板の値が低い」と言われた
  • 肘などがじっとしていても痛い。朝起きたときが痛い

病名7「若年性特発性関節炎」

宮崎先生の診断。

若年性特発性関節炎とは、主に16歳未満に発症する原因不明の関節炎。

関節に炎症が起き発赤、腫れが起きる。まれに熱が上がったり下がったりする「スパイク熱」という症状も現れる。

病名8「IgA血管炎」

大木元先生の診断。

IgA血管炎は、自己免疫疾患のひとつ。全身の毛細血管などの細い血管に炎症が起き、出血しやすくなる。

紫斑、関節の痛み、消化器の不調、腎臓病などが現れる。風邪などのウイルス感染をきかっけにして起きることがある。

(※IgA血管炎では、血小板の数は正常のため、今回の症例とは合わないため否定された。)

病名9「特発性血小板減少性紫斑病」

辻先生の診断。

特発性血小板減少性紫斑病とは、血小板の減少によって出血しやすくなる病気。

紫斑や、点状出血、鼻血など様々な出血症状がある。

風邪などのウイルス感染をきかっけにして起きる。

(※特発性血小板減少性紫斑病は、出血が起きたという症状がないため否定された)

病名10「感染性心内膜炎」

赤血球が作られないため貧血になる病気。血液検査でビリルビンの値は上がらない。

(※今回はビリルビンの値が上昇しているため、赤血球が壊されている(溶血性貧血)と考えこの病気の可能性はなくなった)

最終診断結果「全身性エリテマトーデス」

新垣さんは、1週間の入院。ステロイドなどで免疫反応を抑える治療をした。

その結果、症状が落ち着き新しく平成27年に認可された薬「ヒドロキシクロロキン」を服用している。この病気が完治することはないが、上手くコントロールしている。

(※関連記事追記)

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ドクターG反響ツイート

https://twitter.com/mof_519330/status/783665255004016641

https://twitter.com/ladypochiko/status/783673479019110400

次回の「ドクターG」は…

次回のドクターGは、10月12日(水曜日)よる10時25分放送。腰が痛い。

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