カンブリア宮殿「日本は実は宝の山」
2016/07/07(木曜日)よる10時30分に放送された「カンブリア宮殿」は、宝の山「Japan」について。
日本の伝統は海外からの評価が高いにもかかわらず、あと10年で消えてゆくものも多いという。ジャパネットたかたの元社長「高田明」やデザイナーの佐藤可士和、村上龍が取り組む日本の宝の再発見への取り組みが紹介された。
カンブリア宮殿番組データ
【放送日時】 2016年7月7日(木曜日)よる10時30分(60分番組)
【放送局】 テレビ東京 系列
【番組副題】 日本は思った以上に”宝の山”SP この国にはまだまだ売り物がある
【ナレーター】 高川裕也
【ナビゲーター】 村上龍
【アシスタント】 小池栄子
【ゲスト】 佐藤可士和(アートディレクター・セブン-イレブンやTカード、ユニクロのロゴ、中村橋之助襲名披露のロゴなどをデザイン)
日本橋とやま館
東京日本橋では、オープン間もなく大盛況となったお店があった。
「日本橋とやま館」で扱っている商品(「刺し身の昆布締め」「こんかいわし」など)は、どれも富山県で日常的にスーパーなどで手に入る庶民の味を売り物にしている。
館長の 山下章子さんが案内した。
高級品はほとんど置いていないが、東京では手に入らないものばかり。そこがこのお店のヒットのひみつ。
併設された和食店の「富山 はま作」でも富山県でしか食べられないメニュー(「本日の富山湾かぶす汁」など)を出して大人気だという。
名物となるか?「となみ夜高まつり」
いっぽう、肝心の富山県では北陸新幹線が開業したのに客が来ないと嘆いていた。
富山県砺波(となみ)商工会議所の森田要さんは「なかなかPRするものがない」と話しす。
しかしそんな砺波市にも、海外からの観光客に人気のお祭りがあった。それが「となみ夜高まつり」。
ナビゲーターの村上龍も「願い事を書いて笹の葉に結びつける七夕など日本人には何気ない風習などが外国人にはとても魅力的に見える」と語る。
佐藤可士和のデザイン
佐藤可士和は、セブン-イレブンやTカード、ユニクロなど有名企業のロゴデザインを手掛けるヒットメーカー。
最近では、中村橋之助一家の襲名披露公演にむけた一連のロゴデザインなどを手がけている。
さらに、売上が5分の1になった有田焼の再生プロジェクトも手がけている。
「ARITA400プロジェクト(佐賀県主催)」は、佐藤可士和を含む四人のアーティストが2016年1月フランスの国際見本市に出品。佐藤可士和流の有田焼デザインが並ぶ。
ジャパネットたかた「高田社長」
独自のセールストークで年商1500億円にまで成長させた、高田社長(高田明)。2015年1月に社長を退任している。
現在たかた社長は、自分のカメラクルーを持ち日本各地を回っていろんな美味しいものなどを紹介していた。
急拡大ハロウィーン市場
日本でハロウィーンが一般的になったきっかけは、1997年に東京ディズニーランドで始まった「ディズニーハロウィーン」が始まりだと言われている。今では1400億円の経済効果がある。
菓子匠 末広庵 三籐哲也社長は、ハロウィーン人気にあやかって「お化けまんじゅう」を売りだすとそのかわいい形も相まって大人気商品になった。
村上龍は、「ハロウィーンのように日本独自の伝統行事に目を向けるべき」と言い書籍まで出版した。

日本の伝統行事 Japanese Traditional Events
- 作者: 村上龍,はまのゆか,坂本龍一,ラルフ・マッカーシー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/07/05
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
本には、今や忘れされようとする日本の伝統行事に秘められたストーリーが紹介されている。故郷の佐世保に帰るたびに昔あったものが失われてゆく感覚がすると村上龍。
伝統行事には失われてゆく日本がつめ込まれているので、うまく紹介すればハロウィーンのような経済効果も期待できる。
東京ディズニーランドでは、ディズニー流七夕を1997年から最初は三日間だけだったイベントを少しずつ大きくしてきた。オリエンタルランドイベントグループ、山村理恵マネージャーが解説。
1997年から始めて徐々に広げていき、現在はディズニーに来て七夕を知ったという人も多いという。「こうやって伝統行事は残るのかもしれない」と村上龍。
岐阜県高山市「平安楽」
「平安楽」は、「トリップアドバイザー」という海外の旅行サイトでトップを取ったお店。
店内ではたくさんの外国人観光客が食べに来ていた。名物となった女将さんの古田直子さんは、全て英語で接客する。
また、「手打ちそば 恵比寿 本店」では英語の漫画を配っている。高山市ではドイツ語からヘブライ語まで9ヶ国語の地図を取り揃える。
その効果もあり、海外からの観光客が退去して押し寄せるようになった。
山形県飯豊町中津川地区
翻訳家「アダムフルフォード」さんは、日本の食文化を翻訳する仕事をしている。和食にはかなり詳しかった自分がまだまだ知らない和食があることに驚いで各地を回りその土地の食べ物を食べているという。
農家民宿「いろり」のオーナー、伊藤信子さんをいつも尋ねるアダムフルフォードさん。毎回いろんな発見があるという。日本全国には新しい観光資源があるにもかかわらずあと10年したらほとんどが絶滅してしまうのが惜しいという。
カンブリア宮殿+反響ツイート
「あの頃にはなくて今あるものっていっぱいあるんですけど、美味しいご飯とか、健康とか、インフラとか。でも、あの頃にはあったんだけど今は無いというものが、“伝統行事”みたいなものに凝縮されているんじゃないか。」村上龍 7/7 TX カンブリア宮殿(日本は宝の山SP)
— テレビの名言(TV wisdom) (@TVwis) 2016年7月8日
https://twitter.com/vivococo/status/751277020416323584
カンブリア宮殿を観ていた。ハタハタ寿司、バター餅、食べたいな~(*´ω`*)
— tomox (@tomox_D124) 2016年7月8日
就活期に限らず、テレ東の《カンブリア宮殿》と《ガイアの夜明け》は見る価値が非常にあると思います。
— Fラン逆転就活 (@Frank_ShuKaTsu) 2016年7月8日
企業の裏側・実際の社員を見ることができるので、企業に興味を持つきっかけになる可能性もありますし、一種の企業研究にもなり得ますね。 #17卒
ジャパネットたかたの前社長の高田明氏が地元観光CMに登場 自社以外で初 https://t.co/qvhalZNTNm @HuffPostJapanから カンブリア宮殿でやってたが社長を退いてから日本全国の埋もれた特産や伝統などを紹介してるらしい(*・ω・)
— 宴会部長 (@Doomsday_Jesus_) 2016年7月8日
次回のカンブリア宮殿は…
次回のカンブリア宮殿は、らでぃっしゅぼーやの戦略。