ブラタモリ #143「比叡山~比叡山はなぜ”母なる山”になった?~」
2019年9月21日(土曜日)放送の『ブラタモリ』は滋賀県の比叡山へ。日本仏教のルーツここにあり!
ブラタモリ#143「比叡山」放送データ
【放送日時】 2019年9月21日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「比叡山 ~比叡山はなぜ”母なる山”になった?~」
【ロケ地】 滋賀県・比叡山
【出演者】 タモリ 林田理沙(アナウンサー)
本日9月21日(土)、来週9月28日(土)の2週にわたり、19時30分から「ブラタモリ」で延暦寺が特集されます🙏🏻
— 延暦寺【公式】 (@enryakuji_hiei) September 21, 2019
どうぞご覧ください✴︎#延暦寺 #比叡山 #ブラタモリ
NHKドキュメンタリー - ブラタモリ「比叡山~比叡山はなぜ“母なる山”になった?~」 https://t.co/SkteHTiQE2
滋賀県大津市よりロケスタート!
滋賀県の琵琶湖最南端、大津市よりロケスタート!
タモリさんも林田アナも今回が初めての大津市上陸です。「いつもは大津通り過ぎて京都に行っちゃうんだけどこんな良いところだと思わなかった。しかし湖がデカイよね!もはや湖とは思えないよ。」とタモリさん。
#ブラタモリ
— SKE魂&坂組⊿⊿⊿ (@0cw6g1303252531) September 21, 2019
俺の癒し時間😂 pic.twitter.com/Qu3U4b7UeD
テーマは「比叡山はなぜ母なる山になった?」
京都と滋賀の県境にまたがる山「比叡山」が今日の舞台。
実は比叡山は錚々たる仏教のスーパー開祖を何人も排出した「仏教の母なる山」だったのです。
奈良時代の終わりに開かれた天台宗総本山「比叡山 延暦寺」は1200年前より現在まで厳しい修行が続けられています。平成6年には世界文化遺産となりました。
- 浄土宗 … 法然
- 浄土真宗 … 親鸞
- 栄西 … 臨済宗
- 道元 … 曹洞宗
- 日蓮 … 日蓮宗
今回のメイン案内人は、大津市歴史博物館学芸員の高橋大樹さんです。
※比叡山後編はこちら――
広辞苑では「山」とはすなわち「比叡山」を指していた?
広辞苑では「特に比叡山、またはそこにある延暦寺(えんりゃくじ)の称」と書かれていて、古来より山といえば比叡山のことだと言われているそうです。
「山といえば富士山…じゃなくて?」とタモリさん。
ケーブルカーで山頂「延暦寺駅」へ
母なる比叡山を目指すためタモリさん一行は、ケーブルカー「比叡山坂本ケーブル(昭和8年・最大傾斜18度)」に乗車しました。「ケーブル坂本駅」から654m頂上の「ケーブル延暦寺駅」まで10数分。
比叡山延暦寺の境内は1700ヘクタール。新宿区と同じくらいの広さがあります。
山全体が延暦寺という一つのお寺で、境内には修行道場など100を超える様々な建物を含んでいます。
タモリさんは、東塔エリア、西塔エリア、横川(よかわ)エリアの3つのエリアのうちメインの法要や儀式が行われる延暦寺の中心地、「東塔」エリアへ向かいました。
仏教オールスターが大集合?大講堂へ
林田アナにお賽銭を借りて(「借金がかさむねぇ~」とタモさん)大講堂入り口でお参り。
内部では法然上人(1133~1212・浄土宗)、親鸞(1173~1263・浄土真宗)、日蓮(1222~1282・日蓮宗)、道元(1200~1253・曹洞宗)、栄西(1141~1215・臨済宗)など錚々たるスーパーお坊さんの像が並び出迎えてくれています。全て比叡山延暦寺で長い間修行し勉強したお坊さん達です。
像は各宗派のお寺が個別に作ったもので、立っていたり色のついている像など造りは様々です。全宗派それぞれが大元は比叡山にあると認めている証拠です。
比叡山延暦寺の開祖「最澄(さいちょう)」とは?
最澄(さいちょう・767~822)は法然や親鸞の先生に当たる人です。天台宗を立ち上げ、唐から仏教を伝えました。その働きにより朝廷より伝教大師という称号も得ました。
タモリさんは、大講堂をでて「開運の金(1回50円)」をつきました。
比叡山延暦寺の総本堂「根本中堂」へ
(案内:比叡山延暦寺 総務部主事 磯村良定さん)
現在10年がかりの大改修を行う「根本中堂」。こちらは比叡山延暦寺の総本堂(江戸時代初期・国宝)です。
内部にある3つの明かりは、最澄自身が明かりを灯して以来1200年間今まで一度も耐えたことがない明かり「不滅の法灯」です。
お坊さんが絶えず油を継ぎ足しメンテナンスしています。この灯りから油を断ってはいけないよ=「油断してはいけないよ」という言葉も生まれたとか(※諸説あり)
延暦寺根本中堂は大改修中で
— ありゃま🌜🍇🐑🌛 (@aryamaariyama) September 21, 2019
こんな感じ。10年かかるのか。長生きしよう😊 #ブラタモリ pic.twitter.com/BVQYxTn8t5
最澄の教えは根本中堂の設計に現れていた
また、中堂内部の仏様がいらっしゃる場所は参拝場所より3メートル低くなっていていて丁度参拝する人の目線に仏様の目線が合うように設計されています。
つまり、最澄は全ての人間は平等に誰もが仏様になれるという思想を表したものだと言われています。
タモリさん一行は特別に国宝の最澄直筆の書を見せてもらいました。そこには達筆な字で「己を忘れて他につくす」と書かれていました。
「自分自身が輝き世の中を照らす存在になりなさい」
— かすとるちゃん (@castormercury) September 21, 2019
おおお、御仏の御心!#ブラタモリ pic.twitter.com/48XnbPfWwS
『山家学生式』最澄が弘仁9(818)年、比叡山の僧侶のために著した、天台宗の修行の規定。この冒頭に「照千一隅」の語がみられる。「一隅を守り、千里を照らす」の意。以前は「照于一隅(一隅を照らす)」と読まれていたが、『史記』「田敬仲完世家」より引用された語のようだ。 #ブラタモリ pic.twitter.com/6qKfqd9QFn
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) September 21, 2019
比叡山にはお堂を作る平地がたくさんあった?
(案内:京都大学大学院教授自然地理 水野一晴先生)
比叡山はお坊さんが修行するのに欠かせないお堂をたくさん作る事のできる平地がたくさんありました。なんと最大で3000ものお堂があったということです。
比叡山の平地はホルンフェルス製?
巌しい山頂にも関わらず平地になっていたのは「ホルンフェルス」のおかげ。
ホルンフェルスとはマグマで熱せられて別の性質に変わった岩のことです。およそ9000万年前、現在の比叡山の頂上近くまでマグマが上昇、その熱によってもともとその場所にあった砂岩などの性質が変化しものすごく固い岩ができたのです。
比叡山や京都・大文字山の山頂付近にはこうしたホルンフェルスがたくさんあるそうです。侵食されにくいため周りが削られてもホルンフェルスの平地は残ったのです。
残った平地は京都と滋賀両方向から押し上げられて隆起し高い場所の平地となったのだそうです。最澄はこのホルンフェルスの平地を見出し多くの坊や寺を建設したのです。
『ブラタモリ・比叡山編』最盛期には3000を越えるお堂があった延暦寺。それだけのお堂を建てる平坦の地形があった。堆積岩が変成したホルンフェルスの硬い岩によってできた平坦部(赤丸)が断層により隆起。ピンクは侵食されやすい花崗岩、周囲がホルンフェルス。スーパー地形セットほか。#ブラタモリ pic.twitter.com/waSLJTPvRy
— DAN杉本 (@DANkashmir3d) September 21, 2019
2019年9月21日(土曜日)放送『ブラタモリ「比叡山 ~比叡山はなぜ”母なる山”になった?~」』より
『ブラタモリ』放送終了後の反響ツイートは?
今回提供するブラタモリ比叡山編の模型は、千葉達朗さんの赤色立体地図(赤色じゃないVER.)杉本智彦さんのカシミール3Dスーパー地形セットの技術,芝原暁彦さんの画像補正技術,田中英一郎さんの彩色調整技術が入っています。OA時間は短いですが(´;ω;`)見ていただけましたら!!#ブラタモリ pic.twitter.com/YExLqE8h78
— 大道寺 覚 (@kakudaidoji) 2019年9月20日
ついでに「強訴じゃーー!」が回る(大体合ってる) #平清盛 #ブラタモリ pic.twitter.com/fcyif7Asol
— ルルフ (@hervorruf) 2019年9月21日
水野先生だからって、「金曜ロードショー」のテーマ曲がかかる。
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2019年9月21日
#ブラタモリ が最近 #タモリ倶楽部 的になっている。 pic.twitter.com/wMfpkZLXyZ
みんな大好き県境😍
— 普通谷上行き (@aochan_shinchan) 2019年9月21日
#ブラタモリ pic.twitter.com/GEUCFXMYMm
赤こんにゃくなんてあるんだ!!#ブラタモリ pic.twitter.com/3vuJgKjKzz
— デンスケ (@shimon322) 2019年9月21日
次回も楽しみにしてます。#ブラタモリ pic.twitter.com/m0OlE1t7tu
— デンスケ (@shimon322) 2019年9月21日
次回の『ブラタモリ』は比叡山の後編!
次回のブラタモリは、比叡山の後編。9月28日(土曜日)夜7時30分放送。
前回の『ブラタモリ』は京都御所!
『ブラタモリ』関連グッズの紹介!

ブラタモリ 7 京都(嵐山・伏見) 志摩 伊勢(伊勢神宮・お伊勢参り)
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