今回の『ブラタモリ』は関門海峡・下関!
2018年7月14日(土曜日)放送の『ブラタモリ』は関門海峡・下関が舞台!
テーマは「関門海峡はなぜ”関門”?」です。タモさんと林田アナが関門海峡を旅して地形の成り立ちを探索したり、下関の歴史的背景を探ります!
『ブラタモリ』#108 関門海峡・下関番組データ
【放送日時(初)】 2018年7月14日(土曜日)19:30~20:15
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 ブラタモリ「#108 関門海峡・下関」
【ロケ地】 山口県下関市
【出演】 タモリ 林田理沙(NHKアナウンサー)
【語り】 草なぎ剛
8回目ということで、試されるようになってきたリンダちゃんには、何か思ったよりアナログなものを贈ります。#ブラタモリ #関門海峡 #下関#林田理沙 #林田アナ #リンダちゃん#今週の踊るヒット賞 pic.twitter.com/DZMxNdO9Cz
— なんとか荘14号室 (@masked_R_ver14) July 14, 2018
下関市「巌流島」からロケスタート!
タモリさんと林田理沙アナウンサーが立っているのは、あの佐々木小次郎と宮本武蔵が決闘したといわれる巌流島(がんりゅうじま)。その記念碑の前に居ます。
「巌流島は、初めて!そもそもこの島に上陸できることを知らなかった!」という林田アナ、タモリさんも今回が初上陸だと言います。
この島からは、本州側と門司港のあいだを流れる関門海峡、そして関門橋が一望できます。
「こうしてみると(関門海峡は)狭いね!」とタモリさん。「もっと広いイメージがありました」と林田アナ。
関門海峡に浮かぶ巌流島(船島)は周囲1.6kmの小さな島。1612年、この島で宮本武蔵と佐々木小次郎による決闘が行われたといわれています。
— おいでよ関門 (@ei__yu) July 14, 2018
また、幕末には坂本龍馬とお龍も物見遊山で訪れたとか。
現在は観光船が運航されており、お盆に行われる花火大会の観覧スポットにもなっています。 #ブラタモリ pic.twitter.com/uHRLJHoycJ
今回のテーマ「関門海峡はなぜ”関門”?」
ここでタモテバコの登場、タモリさんの予想(なぜ下関は幕末の中心になったのか?)は外れましたが、今回の番組テーマは「関門海峡はなぜ”関門”?」です。
案内人は下関の歴史に詳しい、下関市立歴史博物館学芸員の田中洋一さん。
一般的に「関門」といえば、「越えるのが難しい場所=難所」というイメージですが、関門海峡は名前の通りまさに難所だと田中さん。
関門海峡が如何に”関門”なのかは、世界の海峡と比べてみるとよくわかるそうです。
- ジブラルタル海峡 … 全長60km、最狭幅14km、1日の船数200隻
- マラッカ海峡 … 全長1000km、最狭幅37km、1日の船数350隻
- 関門海峡 … 全長27km、最狭幅0.7km、1日の船数500隻
世界の大きな海峡に比べてもこの狭い海峡を通る船の数はダントツに多いのです。
狭い関門海峡を利用する船が多いのはそのバツグンの立地。韓国や中国の船が大阪や東京に向かうときに関門海峡を抜け波の穏やかな瀬戸内海を通って行けば安全に航海することが可能です。
さらに関門海峡は大昔「遣隋使」「遣唐使」も通った重要な国際航路なのでした――。
船に乗って関門海峡を実際に渡ってみる
海上保安庁第七管区の梅田安則さんと、麻生佳孝さんの案内で実際に船に乗り込み航路を案内して貰うことに――。
海峡で一番狭い約700mの部分を船で通過すると、波も荒く海流もとても速いことがわかります。海流の速さは大体10ノット(およそ20km)、タモリさんの所有する船でも10ノット出ないため、関門海峡を渡ろうとすると潮の流れに逆らえず通過することは出来ないと言います。
多くの「導灯(どうとう)」が導く安全航路
「導く灯火」…導灯が見えます。導灯はふたつの離れた巨大なライトから出来ていて、この二つのライトがちょうど重なって見える方向に進むと、上手く関門海峡を渡れるようになるというとても便利な誘導灯です。
導灯は明治34年から設置され海峡を渡る船の大切な道しるべとなっています。「思ったよりアナログなんだけど、この方法が一番手っ取り早い!」とタモリさん。
「導灯」とは船の進路を導く灯台です。
— おいでよ関門 (@ei__yu) July 14, 2018
瀬戸内海から関門海峡へ入ってきた船は、下関導灯の前灯と後灯が縦に重なるように進路をとり、安全な航路を保ちます。
その後、関門橋の手前で彦島導灯の前灯と後灯が重なるよう、進路変更します。これが関門海峡の道しるべとなる導灯です。 #ブラタモリ pic.twitter.com/uCgz89MdX5
水深が浅い難所「関門海峡」
関門海峡は、水深が浅いことも通ることを難しくしている要因です。
船底を擦ってしまう危険性があるため、通ることが出来ない大型船もあります。また、海を少しでも深くするため、海底の土砂を掘る「浚渫(しゅんせつ)」作業が絶えず続けられています。
昔は「死の瀬(しのせ)」と言われ岩礁に乗り上げて座礁した船も数多くありました。実は、ここで座礁した有名人には豊臣秀吉もいるそうです。
関門海峡の地形的ななりたちを追う!
タモリさん一行は、関門海峡が一望できる高台に移動。
ここで登場した案内人は、産業技術総合研究所理学博士(地質学)の髙橋雅紀さん。
髙橋さんは、2017年7月15日放送「#79秩父」、2017年8月19日放送「#80長瀞」にも登場したお馴染みの案内人です。
「ブラタモリ」下関編。関門海峡の成り立ちを、地質の面から解説。番組で登場した立体模型はニシムラ精密地形模型とスーパー地形セットのコラボ。シームレス地質図でピンク色のところが花崗岩。秀吉が座礁した「死の瀬」の浅瀬(与次兵衛ヶ瀬)は陸地測量部の地図には描かれている。#ブラタモリ pic.twitter.com/u5rE5V7W0G
— DAN杉本 (@DANkashmir3d) July 14, 2018
ホルンフェルスが作り出した海峡を挟む山
高台のすぐそばにある地層が露出した場所「露頭(ろとう)」にたどり着いたタモリさんは地層の一部から硬い石をゲット。
ハンマーで割ってみると「ホルンフェルス」の一部で有ることがわかりました。
ホルンフェルスとは、地下で(泥岩が)マグマの熱の影響を受けて硬く変化(変成)した岩のことで、京都東山(大文字山と比叡山もホルンフェルスの角で出来ています)の回にも登場しました。
実は、京都の東山と同じように、関門海峡もホルンフェルスが作り出していました。
ホルンフェルスの内部が流れ出したのが関門海峡?
関門海峡を作り出すふたつのホルンフェルスで出来た山。
ホルンフェルスの内部は風化によって流れだし、谷になりました。その谷の部分が見える砂浜に移動したタモリさん一行。
赤い風化した花崗岩が露出しています。花崗岩がボロボロになり真砂化(まさか)してできた砂が付近の砂浜を形作っていました。
真砂化した真砂は今も風化していてどんどん関門海峡の底に溜まるため、現在でも浚渫工事を止めることが出来ないのです。
街の中にも「関門」が?下関の中心地へ移動
タモリさん一行は、街の中にも”関門”が出来ていたという下関の中心地「唐戸(からと)」(唐戸市場)へ移動しました。
下関と言えば「ふぐの街」市場にはふぐをたくさん見ることが出来ます。
タモリさんもふぐは大好物で「ふぐ刺し」と「ふぐの唐揚げ」「ひれ酒」さえ有ればそれで十分!と笑うタモリさんでした。
下関=フグの町になったきっかけとは?
下関がフグの町になったきっかけは、初代総理大臣の伊藤博文だったそうです。
明治21年(1888年)それまで禁止されていたフグの取り扱いを山口県に限って解禁したのが伊藤博文だったのです。今年でフグ食解禁130年、メモリアルイヤーとなっています。
フグ市場の近くに「関門=関所」が?
タモリさんもフグを食べれると思って居ましたが、実はフグの話はオマケの話題…ということでフグを食べられなかったタモリさん。本題の関門とは、フグ市場のすぐ真向かいにありました。
かつて唐戸市場の一帯は海でした。関所のあった亀岡八幡宮の周りでは多くの船がこの場所を行き交い、唐戸は昔も街の中心部だったのです。
タモリさんと林田アナは亀岡八幡宮をお参りし、門司の街に向かうところで次回のブラタモリに続きます――。
(※2018年7月14日(土曜日)放送『ブラタモリ「#108 関門海峡・下関」』より)
『ブラタモリ』放送終了後の反響ツイートは?
関門海峡が「関門」と呼ばれる所以や成り立ちの話が面白くて見てたら、下関を経由する西廻り航路「北前舩」の名が出てきてちょっとテンション上がった🚢#ブラタモリ
— こまこま (@coro_coro_coma) 2018年7月14日
関門海峡はなぜ関門?
— THE WATERY (@watery07) 2018年7月14日
お預け感が…ツラいけど楽しみだ。#ブラタモリ
関門海峡の難所で座礁した戦国大名は?という話に
— Gonza (@Gonza_Orc) 2018年7月14日
「その人、近道が好きな人でしょ?」
「秀吉だ」
って秀吉はブラタモリの行く先々で出てくるなw#ブラタモリ
久々に #ブラタモリ 見たけど、めっちゃ面白かった😊 来週も #関門海峡 についてだから見ようかな^^
— ひσ (@kh282010) 2018年7月14日
しかし、関門海峡付近が泥岩系フォルンフェルスや花崗岩系の真砂土とか、複雑に地質が入り組んでるとは。要は火山系地質ということか。秋芳洞はカルスト系だし・・・興味深い。#ブラタモリ
— nigoe@遠くへ行きたい・・・ (@under_moshitan) 2018年7月14日
関門海峡を見渡せる展望台。行ってみたい。テレビの画面からも絶景だと分かる。 #ブラタモリ
— kurayamadasoga (@kurayamadasoga) 2018年7月14日
幕末に馬関戦争というのがあって馬関が下関の昔の呼び方だったと知りましたな。関門海峡は700mだそうだが新幹線の関門トンネルは10分位かからなかったっけ?#ブラタモリ
— ぺるりぺるり (@quadromituba) 2018年7月14日
タモリさん(笑)。近江さんに、お金借りていたんですね(笑)。しかも、返してないとか( ;∀;)。#ブラタモリ #近江友里恵 #近江アナウンサー #下関 #下関市 #亀山八幡宮 #山口県 #唐戸市場 #関門海峡 #林田理沙 #NHK pic.twitter.com/eVO76cLsnX
— こうた。 (@kouta0620) 2018年7月14日
関門海峡と京都の東山はどちらもホルンフェルス由来だったのかー!#ブラタモリ
— 城井ふとん (@futon345) 2018年7月14日
関門海峡を海上保安庁の方が案内してくださるなんて…
— 🐹 ジンジン 🐹 🏍💨…👖🎸🍎 (@7_totoro) 2018年7月14日
なんて素敵なのかしら✨
っていうか…凄い~
さすがブラタモリ!
さすがnhkさん!
さすがタモリさん!
プラス、今回も草なぎさんの深みのある声のナレーションは心地いいなぁ~🍀#ブラタモリ #nhk #草なぎ剛
#ブラタモリ 関門海峡、電光掲示板は知ってたけど、「導灯」は知らなかった。 pic.twitter.com/bm2PuDL9OK
— nkdmshr (@nkdmshr) 2018年7月14日
#ブラタモリ 関門海峡、確かに潮の流れが速くて、時間帯によっては白波が立つほど。不思議だったのは、潮の流れに逆行するように通行する船が結構多かったこと。その時間帯避けられなかった?
— nkdmshr-s (@nkdmshr_news) 2018年7月14日
https://twitter.com/korido4/status/1018251386557829120
あのボールが関門海峡の神社の鳥居にハマったのか #ブラタモリ
— 稍日向@劣等眼スピンオフ連載3巻11/19発売/GOT『明日、世界が終わるなら』10/29発売 (@yayahinata) 2018年7月15日
https://twitter.com/aiiro180101/status/1018302604395180034
録画視聴。ホルンフェルス覚えたぞ!幕末頃までは下関海峡と呼ばれていたのか。関門海峡と呼ばれるようになったわけの来週も楽しみ。 #ブラタモリ
— 西条 (@Shiki_kokoro) 2018年7月15日
昨日久々のブラタモリ、関門海峡と京都東山が同じ成り立ちだと知ったり、導灯なるアナログながらもシンプルの極限なシステムにうなったり、やっぱりさまざまに楽しめて良かった。昔唐戸市場で食べたふくの唐揚げはほんとおいしかったよ!門司もなつかしい…バナナマン映るかしら…#ブラタモリ
— HITO (@HITO1124) 2018年7月15日
前回の『ブラタモリ』は#107伊豆・下田
次回の『ブラタモリ』は#109関門海峡・門司
次回のブラタモリは「関門海峡」の後編、門司編。7月21日(土)放送予定!
当ブログの『ブラタモリ』関連記事紹介
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