あさイチ ミニコーナー「子どもの近視に朗報!」
今日のあさイチ・ミニコーナーにて「子どもの近視」についての特集が放送されました。
その内容は…近視の子どもが全体の約8割と、とても多い台湾で行われた日光による近視抑制法の紹介。そして「アトロピン」というシンガポールで開発された新しい目薬の話題でした。
あさイチ ミニコーナー 2019-11-07 番組データ
【放送日時】 2019年11月7日(木曜日)08:15~09:55
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 あさイチ ミニコーナー「最新研究!子どもの近視が抑制できる!?」
【司会者】 博多大吉 博多華丸 近江友里恵(アナウンサー)
【コーナー担当】 馬場典子
【スタジオゲスト専門家】 大野京子先生(日本近視学会理事長)
【スタジオゲスト】 バービー(上京してから目が悪くなった。東京で悪いものをいっぱい見たせい?笑) 筒井真理子(現在コンタクト。裸眼では日常生活は厳しいそうです)
#あさイチ 今日の冒頭企画は#近視 です 特に女性に注意が必要なのだそうです。 https://t.co/t1aDjRD5NT
— 馬場典子 (@baba_channel) October 30, 2019
10月の大人の近視に続き「子供の近視」特集
先日(10月31日放送)あさイチのミニコーナーでは、「大人の近視」について特集されていました。
今回も同じ近視の話題ですが「子どもの近視」について取り上げられました。
なんと子どもたちの近視リスクを科学的根拠に基づいて低くできるという予防方法&抑制方法が発見されたとのこと。
台湾では20歳以下の人口のおよそ8割が近視?
現在近視の患者さんは世界的に増加。このまま増加すれば単純計算で30年後には世界の半分が近視になっているかも知れないと警鐘を鳴らします。…それほど事態は深刻だといいます。
そんな中、台湾では20歳以下の人のおよそ8割が近視という大変な状況で、台湾政府も対策に乗り出しました。
近視の児童が年々減った?「太陽光を見ることの大切さ」
台湾政府は子供の近視を抑制するため、「太陽光を見ること(正確には太陽光に照らされた風景を見ること)」を子どもたちに実践しました。それは……
- 明るい光を一定時間以上浴びると近視になりにくい
……という対策術。それは明るさ1000ルクス以上の光を週11時間浴びるというもの。
屋内では300ルクス、窓際で800ルクスですが、屋外に出ると木陰でも数千ルクス、日向では数万ルクスという桁違いの日光を浴びることができます。
台湾では法律を改正し、体育の授業で屋外に出る内容を週に150分作ることに…。その他の授業も野外観察などを増やし外で1000ルクスの日照を1日2時間以上浴びられるようにしました。(※子どもたちには光センサーを配布、データも取得したそうでう)
スタート7年で視力0.8未満の児童が50%⇒44.8%へ減少
政策をスタートして7年で視力0.8未満の児童が50%から44.8%へ減少したとのこと。これは世界で初めての成果だったそうです。
スタジオゲスト専門家の日本近視学会理事長、大野京子先生によれば、近視が抑制された理由は……
- 日光の明るさによって瞳孔が狭まりピントがよく合うようになった
- 網膜の化学物質が変化した
- 体を動かして眼にも良い刺激が加わった…などなど
あまり日光に当たりすぎるのもよくない…
近視に効果があるのは、1000ルクス以上ですので、屋外の木陰に1日合計で2時間程度いれば良いことになります。
逆に日なたは数万ルクス以上あり、近視には効果的ですが当たりすぎると今度は紫外線による皮膚がんや白内障、黄斑変性症のリスクが上昇するのでほどほどにしたほうが良いとのことです。
大人の近視への効果はまだよくわかっていない…
ちなみに大人の近視への効果はよくわかっていないとのことでした。
大野京子先生によれば、近視が大きく進行するのは多くは子どものうちだけですが、大人の近視の進行はとても遅く果たして日光によって近視が抑制されているのかどうか正直わからないのだそうです。
また、目をつぶっていたりサングラスを掛けていたりすると日光による効果はうすくなるとのことでした。
子どもの近視を抑制できる最新目薬とは?
「アトロピン」は最新研究によって開発された子どもの近視を抑制できる目薬。
開発したのはシンガポールの研究機関で政府が160億円を投じて完成させました。アトロピン未使用の場合は3年で近視が-1.6進行するのに対して、アトロピンを使用すると5年経っても-1.4程度にとどまっています。
多くの場合、大人になると近視は治るためアトロピンを使ってできるだけ進行を防いでおけば、大人になって近視が止まったときに視力低下を避けることができます。
シンガポールでは承認されていますが、日本ではこれから治験が始まる段階だそうです。
(※Yonta64注釈※ あさイチとは関係がありませんが、シンガポールでアトロピンを体験した親御さんのブログを紹介)
大人も子どもも今から実践!目に良い習慣とは?
大野京子先生が日光に当たる事以外に目に良い習慣として以下のような方法を教えてくれました。
- ぼやけたままにしない。ぼやけた画像を見ていると眼が悪くなります。きちっと調整されたメガネをかけて常にピントが合った状態にする
子どもの近視について詳しく学べるサイト
また、子どもの近視について学べるサイトもあるとのことです。
親子で学ぶ近視サイト ~日本近視学会監修~
2019年11月7日(木曜日)放送『あさイチ ミニコーナー「最新研究!子どもの近視が抑制できる!?」』より
『あさイチ』放送終了後の反響ツイートは?
近視
— ゆっきー (@my0615mt) 2019年11月6日
小学校の頃、視力が低下したら遠くの景色を見なさいって
言われた事を思い出した#あさイチ
小学生の頃から近視で眼科に通ってたけど、処方された目薬が激痛で目が開けられないほどの痛さだった。毎晩あの目薬さすのが苦痛だったなぁ。本当に効いていたのだろうか?甚だ疑問。 #あさイチ
— るるるん (@Rg6Z54) 2019年11月6日
1日1000ルクス以上2時間木陰などで過ごすと近視が抑制できるんだって。NHKでやってた。
— じゅん先生@一生ボケない脳と身体を創る認知症予防と睡眠改善のヘルスコーチ (@jomrx) 2019年11月6日
大人は無理かもしれないけど子供ならできるかもね。#近視 #あさイチ
子どもの近親に屋外の光を2時間以上浴びるのが効果的とか。
— ☕️のんこリターンズ☕️ (@marumama218) 2019年11月6日
あたしゃ、子どもの頃は明けても暮れても外を走り回ってましたよ。
ど近眼だけど😗
アトロピン(目薬)の点眼も近視予防になるとか。
まだ日本では治験が始まったところ。
夜のクローズアップ現代でも放送とか。
観てみるか👀#あさイチ
https://twitter.com/rose_bird_carp/status/1192222983202361345