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あさイチ 延命治療どう決断する?「意見の違う別居親戚…長引く治療費の負担…精神的な疲弊…解決策は?」【2019年9月18日(水曜日)放送 NHK総合テレビ】



あさイチ「家族の延命治療どう決断する?」

2019年9月18日(水曜日)のあさイチは「家族の延命治療どう決断する?」でした。

胃ろうなどで延命治療の決断時には7割は意思疎通が不可能…。別居親戚がしゃしゃり出てきたり、数年に渡る治療費負担…精神的にも疲弊は大きく一体どう決断すれば…。

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あさイチ(2019/09/18)放送データ

【放送日時】 2019年9月18日(水曜日)08:15~09:55
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 あさイチ「家族の延命治療どう決断する?」
【司会者】 博多大吉 博多華丸 近江友里恵(アナウンサー)
【コーナー担当】 橋本奈穂子(アナウンサー)
【スタジオゲスト】 勝村政信(延命治療の話は未だ) 有森也実(延命治療の話は未だ)
【スタジオゲスト専門家】 新田國夫(医師・在宅医療30年) 玉置妙憂(看護師で僧侶)

家族の延命治療 どう決断する?

ある老齢の男性が脳出血で倒れ意識が戻らなくなりました。医師は「これから人工呼吸器につなぎますがいいですか?」と許諾を求めてきました。

回復の見込みのない患者に生命を維持するだけの治療を「延命治療(えんめいちりょう)」といいます。

延命治療の決断を迫られた時に本人と意思疎通できる確率は、70.3%。

ほとんどの場合で延命治療の確認が取れないまま、家族は決断を迫られます。いざという時どのように決断すればよいのでしょうか。

ほとんど面倒を見なかった別居叔父が延命治療を望む…

番組では、実際に延命治療の決断をしたご家族に協力してもらい延命治療を決断する時にどんな経験をしたか語ってもらいました。

Aさんのご家族では祖母の認知症がひどくなりほとんど食事ができない状態…。胃ろうをして胃に強制的に栄養を与えなければ数ヶ月でおなくなりになるというのです。

家族では祖父も含めて胃ろうは行わず逝かせてあげたい…という意見に集約仕掛けた頃、離れて暮らす全く面倒もみない叔父が「胃ろうしてできるだけ長く逝かせてあげたい」と反対。

結局胃ろうし延命治療を選択しましたが、胃ろうしている間の祖母の様子を見ていると今では延命治療はしないほうが良かった…。といいます。

 

本人の意志が取れなかった場合は「話し合い」しかない…

在宅医療30年の経験を持つ医師、新田國夫先生によれば…延命治療の意志が倒れる前に取れなかった場合は話し合いを重ねてゆくしか無いといいます。

その場合には……

  • 第三者として医師も一緒に相談に加わる
  • その時に倒れた本人にとって本当に何が幸せなのか医学的・精神的に多方面で考える
  • 延命治療にかかる経済的要因

……ことが大切だと言います。

1年半以上続く延命治療…祖母が祖母でなくなってゆく

延命治療が1年半を過ぎた頃、祖母は完全に生気を失いました。祖母が祖母でなくなってゆく感じがして傷ついた感じがしたそうです。それでも生きている以上は…と延命治療の中止は決断できなかったといいます。

しかしその後そんな祖母の状態を見て延命治療に反対していた別居叔父も中止を決断。

その後まもなく祖母は旅立ってゆきました…。

Aさんは、「別居叔父に2度も延命治療中止のお願いをした(Aさんの)父が悪者にならなければいいな…」と思ったそうです。

延命治療 見守り続ける家族の負担も…

看護師で僧侶の玉置妙憂さんは、「延命治療の決断に正解はないと皆が理解する」ことが大切だと言います。

本人の意志が確認できない時は「お互いに自分の主張はあるけれど、本人に確認することが出来ない以上正解がない」ことをまずは理解することが必要とのこと。

その上で意見を出し合い話し合いを重ねるプロセスが大切なのだと言います。このプロセスがあれば、たとえ意に反する結果になったとしても残された家族への遺恨は軽減されるのです。

 

「人生会議」を開こう!

「人生会議」は厚生労働省が募集して提案したものです。まだまだ認知度が低いため浸透するには至っていません。

人生会議は、在宅医療に携わる医師や訪問看護婦、介護福祉士、ケアマネジャーが立ち会って老齢のご本人と家族に集まってもらい延命治療の医師を含めた人生の最後について話し合いを持つ場です。

人生会議は一度ではなく、老齢の本人の意識がはっきりしているうちに胃ろうについて説明したり本人が人生の最後についてどうするか次第に気持ちが集約されるのを待つ方法だそうです。

www.mhlw.go.jp

ポイントは、気持ちは変化するので何度も繰り返し行うことと動画やメモなど記録を残すことだといいます。

同時に今は医学が進歩して痛みをコントロールするのがうまくなった。痛みやしんどさはできるだけケアすることは大切だと看護師で僧侶の玉置さん。

在宅看護の医師、新田先生は乳がんなどで自分で人生を若いうちに決めなくてはならない場合は、積極的に延命治療して新しい治療法にかけてみる…のもあるのかもしれない…とのことでした。

 

2019年9月18日(水曜日)放送『あさイチ「家族の延命治療どう決断する?」』より

 

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