今日のあさイチは「女性の発達障害」について…
2018年11月19日(月曜日)に放送のあさイチは女性の発達障害について。
女性には少ないとされる発達障害ですが、その為発見が遅れてしまうことも…。女性の発達障害とはどんなものなのか?その対策法などについて紹介されました。
『あさイチ』11月19日(月)放送データ
【放送日時】 2018年11月19日(月曜日)08:15~09:52
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 あさイチ「新常識!女性の発達障害・空気読みすぎて悪化?出産の影響も」
【司会進行】 博多大吉 博多華丸 近江友里恵(NHKアナウンサー)
【コーナー進行】 魚住優(NHKアナウンサー)
【スタジオゲスト】 坂下千里子 栗原類
【スタジオゲスト専門家】 宮尾益知(どんぐり発達クリニック院長)
あさイチより。今回は女性の発達障害について pic.twitter.com/1TxXf1q7VC
— テレビ番組ブログ (@yonta24blog) November 20, 2018
発達障害の簡単なおさらい
発達障害とは生まれつきの脳の機能障害のこと。
例えば脳の特性として、こだわりが強い「ASD(自閉スペクトラム症)」や、忘れ物が多い「ADHD(注意欠如・多動症・片付けが苦手)」、極端に音読が苦手、計算が苦手「LD(学習障害)」などがあると言います。
これらはうつ病などの病気とはハッキリ区別されなくてはなりません。
「会話台本」を作らなければ怖くて周囲と話せない…!
都内でフリーライターとして働く、国実マヤコさん(41歳)。
33歳の時に発達障害の診断が出るまで”なぜ自分がこれほどの疎外感を感じるのか”全く解らず苦しんだと言います。
例えば自分では普通にしているつもりなのに周りからは「おもしろい」「変わっている」と言われたり、自分では全く悪気はないのに拒食症で苦しんだクラスメートに「ガリガリじゃん!」などと言ってしまい周囲を引かせたりする失敗がよくあったのです。
大学を卒業して出版社に勤める頃には失敗がないよう前日に入念な台本を作り仕事先などで対応していたと言います。
しかしやがて連日の強い疲労感やうつ的な症状も出始め限界を迎えてしまいました…。
自分のどんなところに原因があったのか?
国実マヤコさんは33歳の時に(心療内科医)西脇俊二先生を訪れ、発達障害のうちの「過剰適応」という状態であると知らされました。
過剰適応とは、女性に起こりやすい自閉症タイプ(ASD)の一つで全ての出来事に対して完璧主義になってしまうといいます。
症状が落ち着いた今も打ち合わせの前には台本を作っていますが、内容はかなり簡略化されました。自分の脳の特性を理解出来た事で完璧へのこだわりや不安が和らいだといいます。
「うつ病」と誤診され抗うつ薬を1日20錠も…!?
国実マヤコさんは適切な医師にたどり着き自分に「過剰適応」という特性があると知りました。
しかし「誤診」などで症状がそのまま放置され周囲にも理解されない状態が続いてゆくとやがては発達障害からうつ病、統合失調症、摂食障害などの「二次障害」が現れてくると言います。
中には8歳の頃から発達障害とは診断されず「不安神経症」という精神病のみが原因と診断された女の子は1日20錠もの精神病薬を飲ませ続けられ二次障害であるうつ病を発症しまったといいます。…。
(※女の子は病院を変え不安神経症の薬を減らす事により症状が軽くなりました。)
「二次障害」に陥らないために…
発達障害の診断基準は今も男性の場合が多いと言います。女性の場合は女性だから症状が出ているのか、発達障害から症状が出ているのかとても診断が付きにくいとのこと。
そのため特に女子小学生・中学・高校生の時には放置されやすく二次障害が出るまで放置されやすいそうです。
「小さな頃にADHDやASDのあった子どもの場合は、もしかしたら鬱症状の前に”発達障害”がベースにあるかも知れない」と考えつつ対処する必要があると宮尾益知先生。
まずは、うつ病と思う前に、(特に女性の)発達障害に詳しい専門の医療機関を訪ね診察を受けてみることも選択のひとつとして考える事が出来ます。
また、発達障害と診断された女の子が集まる女子会などに参加して情報を共有する方法もあります。
「出産・子育て」と発達障害
結婚を機に大きく環境が変わり、精神的なストレスが増える中、育児に集中できなくなって、育児放棄(ネグレクト)に陥り児童相談所がお子さんを保護対応するケースも。
まずは子育て支援センターなどで自身の発達障害の状態などを保健師さんに相談、今後打つべき対応策を紹介して貰いましょう。
(※2018年11月19日(月曜日)『あさイチ「新常識!女性の発達障害・空気読みすぎて悪化?出産の影響も」』より)
『あさイチ』放送終了後の反響ツイートは?
来週月曜日のNHKあさイチで女性の発達障害を特集されます。そこに、長女がちょっと出演予定。発達障害女子の会に取材がありました。よかったらご覧ください。https://t.co/vUpTnOuy4M
— yasuko-kawataka (@yakkosmile) 2018年11月15日
女性の発達障害について、栗原類さんが「片付けができないと女性のほうかだらしないと思われてしまう、本来そういう男女差はあってはならないけど」って思ってたことをすべて代弁してくれた #あさイチ
— 点心 (@ilgbgh) 2018年11月18日
女性の発達障害。「片付けができないと、女性のほうが『だらしない』と言われてしまう。本来こういう違いはあってはいけないんだけど」栗原類さん、指摘すべきところを指摘してる。 #あさイチ
— 宇野ゆうか (@YuhkaUno) 2018年11月18日
https://twitter.com/mirailist/status/1064302214292729857
https://twitter.com/n__chiy/status/1064314384313282560
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