今日の『あさイチ』は個性的「本屋さん」
2018年5月16日(水曜日)に放送の『あさイチ』は、イマドキの書店事情について――。
本はインターネットで買うのが当たり前という時代…、町の本屋さんも生き残りをかけて様々な工夫をしています。
「書籍の題名が判らないようにしたブックカフェ」「カルテをもとに本を選んでくれる本屋さん」「多角経営の本屋さん」などなど…イマドキの出版事情・書店事情について探ります。
『あさイチ』5/16(水)番組データ
【放送日時】 2018年5月16日(水曜日)08:15~09:55
【放送局】 NHK総合テレビ
【番組タイトル】 あさイチ「知ってビックリ!イマドキの本屋さん」
【司会進行】 博多大吉 博多華丸 近江友里恵
【スタジオゲスト】 谷原章介(1972・神奈川) 山口もえ(1977・東京都)
【コーナー担当進行役】 雨宮萌果(NHKアナウンサー・母は作家「天川彩」)
【スタジオゲスト専門家】 永江朗(フリーライター=元出版社勤務)
今日は児玉清さんの7回目の御命日です!児玉さんの番組を引継いだ谷原さんと、児玉さんに世に出して頂いた華丸さんが朝の番組で並んで笑ってました😭児玉さんのお人柄が今も受け継がれています…2018年も色褪せない「大事な大事なアタックチャンス」(๑•̀ㅂ•́)و✧ #あさイチ #児玉清 #華丸 #谷原章介 pic.twitter.com/VLpgLJJO1e
— AKI 'T (@Aki_Hanadai) 2018年5月16日
知ってビックリ!イマドキの本屋さん
本は今やインターネットで買う時代――。
その理由は「数が豊富」「宅配してくれるから楽ちん」「気軽」などなど…。
でも、町の本屋さんも負けては居ません!
様々な嗜好を凝らしたおしゃれな本屋さん…、特色のあるイマドキの本屋さんが増えてきています!
去年(2017年)、東京池袋にオープンした「ブックカフェ 梟書茶房」。
内装はシャンデリアやヨーロッパ調のインテリア。コーヒーを飲みながらゆったり優雅に読書を楽しめます。
この本屋さんは、タイトルが隠された「シークレットブック本棚」などの工夫があり、自分が予想しなかった新しい本との出会いを体験することができます。
さらに、店主が1万円分の本を選ぶ「ソムリエ本屋」や、雑誌に載った商品も仕入れて一緒に販売するなどネット書店に負けない工夫がされています。
(※ちなみに博多華丸さんが今オススメしたい本は漫画「キングダム」でした)
豪華なブックカフェ「東京池袋「梟書茶房」」
(所在地:東京都豊島区西池袋1丁目12−1 Esola池袋)
雨宮アナが訪ねたのは、東京池袋にある「梟書茶房(ふくろうしょさぼう)」というブックカフェ。
客席数は116席、2017年6月にドトールコーヒーが新しい業態としてオープンしました。
店内はシャンデリアや革張りのソファー、壁際には自由に読める本が約1,000冊も用意されています。
プロが入れる本格的なコーヒー(500円程度)も楽しめ読書空間を優雅に楽しめます。
また、販売用の本は2,000冊あり、本のタイトルが隠された「シークレットブック」になっていて、本の内容の手がかりとなる「店員のオススメレビュー」が書かれ、購入するまでタイトルや中身を開くことが出来ません。
シークレットブックの仕掛け人、柳下恭平さん(アフロヘアーが特徴!漫画「重版出来!」に登場!)によれば、「漫画を読む人は漫画だけ、小説を読む人は小説だけと、意外にジャンルをまたぐことが少ない気がして、こうした試みを始めた」といいます。
1日500人以上が来店、休日は行列だといいます。
東京神楽坂には梟書茶房の柳下恭平さんが店長を務める本屋さんがもう1店舗あります。「かもめブックス」は、梟書茶房を始める前にオープンした本屋さんで「シークレットブック」のアイデアが生まれた場所でもあるそうです。
日本全国にこのようなブックカフェは増え、約1,000店舗あり、ビールを飲めるブックカフェや、古民家を改装したブックカフェなどもあるようです。
池袋駅直結のブックカフェ「本と珈琲 梟書茶房」は、広々としてて居心地◎だから、これからの暑い季節のオアシスとしても使えそう!
— レッツエンジョイ東京 (@enjoy_tokyo) 2018年5月15日
絵本『ぐりとぐら』に出てくる“鍋カステラ”みたいなパンケーキに、銅製カップの「アイス珈琲」をオーダーしてまったり読書したい♪https://t.co/CZkrfRXcBq pic.twitter.com/jG2P9klpST
自分にぴったりの本が届くサービス
北海道砂川市にある「いわた書店」。
こちらでは、それぞれの人に合う、1万円分の本を厳選してくれるサービスを行っています。
店主の岩田徹さんは、地方新聞に本を紹介するコラムを執筆。コラムを書くためにたくさんの本を読んでいました――。
その経験から自分の書店で厳選本のサービスを始めたと言います。
注文する人はあらかじめ「カルテ」と呼ばれるアンケートを書いてもらいます。カルテには、今まで読んで良かった本や、家族構成、年齢、性別などが書かれていて、岩田さんはそのカルテをもとに本を選び出すそうです。
サービスを始めて以来「まだ出会えていない本に出会える!」と大人気となりました。
ただ、年間6,000件の申し込みがあり、対応できないため現在サービスは休止中。(次回の受付は10月を予定しているとのことです。)
また、あさイチが調査したところによれば、東京赤坂の竹田信弥さん(30歳)が店主をする書店で、同様のソムリエサービスを行う店舗があるということです。
竹田さんの本屋さんでは家の本棚を撮影して送るとその本を元にしたレコメンド本がとどくそうです。
【メディア出演のお知らせ】
— 双子のライオン堂(版元やおよろず@全国展開中!次は山口県) (@lionbookstore) 2018年5月11日
NHKのあさイチ「イマドキの本屋さんの楽しみ方」に、少しだけ当店も出る予定です。店内とリニューアルする配本サービス『本棚からの便り』について取り上げていただく予定。
↓
5.16(水)8時15分〜
あさイチ「イマドキの本屋さんの楽しみ方」 #あさイチ
イマドキの本屋さん「エステやコインランドリーまで経営?」
「ウィー東城店」(所在地:広島県庄原市東城町川東1348-1)
1996年、2兆656億円あった書籍/雑誌の販売金額は、20年後の2017年、1兆3,701億円にまで半減してしまいました。
書籍の販売額はあまり変わっていませんが、特に雑誌の落ち込みは激しく雑誌が扱っていた速報性のある情報はすでにインターネットで入手できる時代になっている為だと、出版界に詳しい、永江朗さん。
そんななかで生き残りを図ろうと、町の本屋さんもエステを併設するユニークな本屋さんが登場しました。
広島県庄原市東城町にある「ウィー東城店」(店主:佐藤友則さん)は、地域密着型書店。ベストセラー書も「和牛の飼い方」と都市部の本屋さんとは大きく違います。
――また、雑誌で紹介された商品を隣で販売したり、店の奥にはエステまであります。
さらに8年前書店の敷地に美容室を併設。美容師の妻、めぐみさんが読んで面白い為になると思った本をお役酸にも進めるそうです。「お灸のすすめ」という本はめぐみさんが勧め敷地内の併設書店で100冊以上も売り上げがあったとか…。
――本だけでは食べていけなくなるため、基本的には利益率の高いものもやって行く必要があると「ウィー東城店」の店主、佐藤さんはいいます。
佐藤さんはとても商売上手で、去年には敷地内にコインランドリーも作りました。洗濯の待ち時間はとても暇なため、洗濯物が乾くのを待つ間、本屋さんにも立ち寄ってもらえると考えたのです。その効果は抜群!本屋の売り上げも伸びました。
今、都内でもこうした多角経営の店舗は増え、床屋さんや眼鏡屋さん、コワーキングスペースを一緒に併設する本屋さんも登場している…とのことです――。
NHKあさイチの「イマドキの本屋さん」で紹介されたのは広島の「ウィー東城店」様
— 田舎の本屋さん(農文協) (@doburockman) 2018年5月16日
農文協「季刊地域」17号の記事・耕す書店で紹介しております。https://t.co/bIllfZNXTY#あさイチ #イマドキの本屋さん pic.twitter.com/RVwlvjubkE
定価1,000円の本を売った場合の本屋の取り分は?
書店は基本的に本を返品することが可能です。また、1,000円の本を売ったときの書店の取り分は以下のような配分になっていると言います――。
- 出版社 … 600円
- 書店 … 220円
- 著者 … 100円
- 取次会社 … 80円
返品が出来るのでリスクは少ないのですが、他の小売業よりも書店の利益率は低いそうです。欧米の書店だと取り分は倍近く利益が出るんだとか…。
出版不況なのになぜ新刊はどんどん出るの?
東京の大型書店「ジュンク堂」には年間73,000点もの書籍が入ってきます。
出版不況と言われていますが、20年前に比べて新刊は1割程度増えているそうです。
また、売り場面積は変わらないので、増えた分や売れなかった本は撤去してゆきます。
お店の倉庫には返品する本がたくさんあり、3ヶ月以内に出版社に返品すれば書店は買い取る必要がないシステムになっています。全国的に見て、およそ4割の本が返品。
この返品制度が今の本屋さんの中核となっています。
本は返品できますが、お金がそのまま返ってくるわけではありません…。
お金の代わりに本屋さんに帰ってくるのは次の新しい本そのもので現物支給されて支払われます。
つまり、ある意味自転車操業。どんどん新しい本を作って本屋に回さなくては出版社は倒産してしまうのです!
返品された本は溶かしてパルプにして次の本の紙になります。本は1週間でどんどん返品され新しい本に置き換わって行きます。サイクルが早すぎるため店頭に置かれる時間が1週間…あっという間に返品されてしまうそうです。
「この業界が古くから抱える仕組みには問題があるようです…」とスタジオゲスト専門家の長江明さん――。
『あさイチ』出演者がオススメするイチオシ本
東京福島区の書店「東京天狼院書店」(東京都豊島区南池袋3-24-16)では、「読書会」を開催しています。(VTRでお店を案内したのは店主、三浦崇典さん)
その、読書会に雨宮萌果アナも参加自信イチオシの本を紹介しました。
- 雨宮萌果アナ … 「再生」 様々な挫折をした人の再生に立ち会う物語

- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
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スタジオでは今日のゲスト、谷原章介さん、山口もえさんがそれぞれオススメしたい本を紹介。
- 谷原章介さん … 「恩讐の鎮魂曲」
- 山口もえさん … 「せつない動物図鑑」
FAX募集「あなたの町のユニークな本屋さん」
- 福島県南相馬市の小高駅前に、作家「柳美里(ゆうみり)」さんが開いた書店があるそうです。駅を利用する学生のために電車を待つ間本にふれてもらうという目的でできたとのこと
- 新宿の歌舞伎町に「愛をテーマ」にした本屋さんがある
(※2018年5月16日(水)「あさイチ「知ってビックリ!イマドキの本屋さん」」より)
今日の『あさイチ』放送終了後の反響ツイートは?
わざわざ児玉清さんの命日に博多華丸と谷原章介を共演させるNHK #半分青い #あさイチ #アタック25
— 謎の人 (@nazo_no_hito) 2018年5月15日
あさイチでイマドキの本屋の特集やってるけど本売ってるだけじゃ立ちいかないので色んな工夫してるのはわかるが中途半端にやるともう目も当てられない売り場になる。最近やたら雑貨を扱う本屋増えたけど肝心の本棚がスッカスカなんだよね#あさイチ
— うなたま (@unatamadesu) 2018年5月15日
「本屋さんは敷居が低くて間口が広い」 #あさイチ
— 藤麻無有彌 (@tohma6u3) 2018年5月15日
https://twitter.com/miyajuuu/status/996539489039278081
#あさイチ 本屋特集、面白いな〜と思ってみてたら見覚えのあるお顔が… 『重版出来!』6巻に登場した社長さんだ!鷗来堂 柳下恭平さん。漫画のまんまだ(笑)
— kattesang (@lalalanakanaide) 2018年5月15日
校閲がテーマのこの回はすごく感動した。会社を立ち上げた理由に涙したのだけど、あれは柳下さんの実体験なのかな。情熱大陸、出て欲しい…🎻 pic.twitter.com/TC3uHm8nNG
#あさイチ 本屋さんはオシャレカフェ風もいいけど、真髄は本の並べ方(棚の作り方)だと思う。うまく並べてあると、見に行くのが楽しくなる。欲しい本以外も手に取りたくなる。他業種店舗と同じに提案力があるかどうか、だと思う。
— ももちみわこ (@momochimiwako) 2018年5月16日
本屋は紙を綴じた”本”を売ってると思っている人もいるけど、中身の情報を売ってるんだからね!
— サトメェ~(粒) (@sa10mimisuke) 2018年5月16日
店内で欲しい情報を写真に撮るとか止めて欲しい。
あと、思ったのと違うから返品して。って…映画会で見た後、つまらないから金返せって言ってるのと同じだからね!#あさイチ
私が十代でときめいた氷室冴子、新井素子
— ごくちゃん (@taketannanoyo) 2018年5月16日
高校生男子の息子にすすめたら面白いとハマりました
が
本屋さんに置いてないんですよね、私がハマった両氏の作品
結局ネットでお取り寄せに
寂しいね
本屋で昔ときめいた本に再会、子供にすすめるなんてコトが難しくなっております#あさイチ
児玉清さんの命日に本屋特集をやるあさイチ。素敵です#あさイチ
— ちい (@chi_sanpo_go) 2018年5月16日
#あさイチ に天狼院書店が出ているー!本屋さん特集!
— 野本有莉 (@yuricamome412) 2018年5月16日
いつか本屋さん開きたいなぁとたまに思う…
https://twitter.com/twikurusu/status/996546121227845632
https://twitter.com/DresdenOfficial/status/996551994176225280
あさイチで本屋さん特集していましたね。本当にいろんな本屋さんの取り組み頭が下がります。ネットで本買うし、何ならKindleにDLするけどリアル本屋さんで出会う未知の世界も大好き❤あ、もちろん図書館もね!#あさイチ
— Yuri Aimoto (@pepakyan) 2018年5月16日
今日のあさイチ、本屋特集で、ついでにオススメの本も教えてくれるし、アタック25の司会者共演だし楽しい♫って思ってたら、なんと児玉清さんの命日だったのね。
— まるしお (@shiotamtam) 2018年5月16日
児玉清さん司会の週間ブックレビュー好きだったなあ。
#あさイチ#児玉清
#あさイチ カフェ併設本屋について。汚してしまったらどうしようという視聴者からの意見について、汚してしまっても大丈夫ですよ、との答え。いやいや、そういう感じで読まれている本を買うのに抵抗がある層もいます。あまりそっちの意見は取り上げられてなかったような気がするけど。
— 美也 (@miyakiti) 2018年5月16日
あさイチで本屋さんのことやってた。
— ティピ子 (@makotin96) 2018年5月16日
最近の本屋さん、いろいろな工夫されててそれはそれでステキなコトだと思うのですが…
私のような、コーヒーの香りや芳香剤等の様々な香りで頭痛吐き気等の症状が出る者にとっては行き辛いものになってしまいました…
ゆっくり本を楽しみたいな…#あさイチ
本屋特集で、ゲストが谷原章介さん。隙あらば披露されるアタックチャンス。今日が何の日なのか、あえて大きな声では言わなくとも、児玉清さんを思い出させる。#あさイチ
— chibibi (@chibi_nico) 2018年5月16日
2007年NHKは「ドイツ語講座」で華大さんと児玉さんを繋ごうとしました…結果、児玉さんは出られず児玉さんの後押しで華丸大吉が生徒役を務めました…児玉さんの代表的な番組はNHKの週間ブックレビュー📚今日、本屋の特集で谷原さんと華丸さん…という思惑があったのではと微笑ましく思います #あさイチ
— AKI 'T (akko*°♡) (@Aki_Hanadai) 2018年5月16日
#あさイチ 書店特集の個性的な本屋さんの試み、おもしろく拝見したけど、本の価格の内訳のボードにあった「出版社の取り分60%」に批判が集まっててつらい。その中には用紙、印刷、製本、倉庫、外注校正費、装幀料といった経費も含まれてて、決して暴利をむさぼってるわけではないです……
— ナミ Oニシ (@azarassy) 2018年5月16日
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