2013/12/16(月曜日)のあさイチは「10代のネットストーカー被害」
- オープニング、有働由美子&井ノ原快彦
- 急増するストーカー被害 わが子をどう守るか
- ストーカー被害者が告白、きっかけは携帯電話
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オープニング、有働由美子&井ノ原快彦
司会は、有働由美子、井ノ原快彦。朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」の後の感想。
今日(2013年12月16日)のゲストは、室井佑月さんと、假屋崎省吾さん。
急増するストーカー被害 わが子をどう守るか
年々増加する、ストーカー行為。年間19,920件にも及ぶ。これは過去最多を記録。被害者の低年齢化。10代のストーカー被害は、5年前の1.8倍。
更に今、増えているのは、サイバー型ストーカー。メール、ツイッター、ライン(LINE)などのSNSを巧みに使うストーカー行為。
付き合っていた時の画像をネット上にばら撒かれるなどといった行為もある。
ネットを通してあっという間に被害が拡大する。サイバー型ストーカーの恐怖。
假屋崎省吾もストーカーの被害があった。ファンと称する方が付きまとってきて、手紙が20枚30枚とどっと来る。
イベントにはいつもそのストーカーが居て警察に行って被害届も出した。2年位続いた。
女性。假屋崎省吾を結婚相手と思い込みすぎていた人。
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中谷文彦アナウンサーがプレゼンター。
10代のストーカー被害者は、2012年急に増えた。
ストーカー被害者が告白、きっかけは携帯電話
仮名のともみさん。当時学校で流行っていた出会い系サイトに登録したことがきっかけだった。
女子校だったので出会えないので、軽い気持ちで出会い系サイトに募集した。
メールで合うことになった。最初は優しく怖い感じはなかった。ところが、交際から3ヶ月立った頃に男性に変化があった。
仕事が9時に終わる時には9時丁度に電話が何度もかかってきたり、電話に出られなくて時間が立って出た時には、機嫌が悪い。
電話に出られない時は、大量のメールが来るようになった。別れを切り出すと、その男性から連絡は無くなった。
しかし、3ヶ月が過ぎた頃。突然男性から頻繁に電話が1日30回も来るようになり、ストーカー行為がエスカレートした。
親などには知らせたくなかったので、親の名義の携帯電話番号を変える手続きもできなかった。このことが自体を悪化させた。
もう一人、男性のかずやさん(仮名)。別れた元カノにSNS上の行動を監視される被害。
卒業と同時に別れを告げた。その後も何度か元カノから連絡が来たが無視していた。
そして、電話とメールを着信拒否の設定にした。
その直後、ツイッターでツイートすると、その返信を元カノがするようになった。
その後、あらゆるSNSにつきまとうようになった。SNS上で写真を公開されて遊び人だと書き込まれたりした。
SNSをやめるワケにもいかないというかずやさん。かずやさんには、SNS上に200人の友人が登録されていて、アカウントを閉じるとその友人関係がリセットされるためやめられなかった。
ストーカー行為とは?…つきまとい、待ちぶせ、押しかけ、監視していると告げる、面会・交際の要求、乱暴な言動、無言電話、不連続した電話、ファクシミリ、電子メールなど
特に未成年の場合は、ネット上でこうしたストーカー行為が増えている。
常磐大学国際被害者研究所教授 諸沢英道さん。情報化社会が進むと対話型から、不特定多数に向けて発信してゆく発信型になっていて、加害者が見えないのが問題。
イノッチ(井ノ原快彦)は、SNSをやめる選択は無いの?と思っちゃうけどそうでも無い状況になってきているのでしょうか?
諸沢英道さんが答える。そうですね、無視すれば良いということになります。また周りに与える影響もそんなにない。
しかし、ネットの世界は広大なだけにどんな性格の人が居るかわからないので、無視すればリベンジに会う可能性も高まり怖い面がある。
臨床心理士の長谷川博一さん。実際にストーカー被害にあっている人に接していて、親に言いにくい事があって悩むケースが多い。
隠すとより問題が大きくなって更に言えなくなり悪循環に陥るケースがある。
親が子どもを見た時に、携帯電話を手放さない状況にあるとき。メールを着信した瞬間の挙動不審な表情などを見ればヒントになる。
加害者は、24時間関係なく送ってくるので、より深刻な場合には相談が何より大切。
ストーカー被害の相談先は、スクールカウンセラー、学校の担任、最寄りの交番、警察署、犯罪被害者支援センター。
被害を受けたかよさん(仮名)。10代の時に暴力を受けるようになった。別れた直後は何もなかった。
しかし、1年ほど経った時、自分の恥ずかしい写真がネットにばら撒かれた。ネット上の画像を削除することは出来ないか?
全国Webカウンセリング協議会。かよさんと同じようなバラマキによる相談が相次いでいる。
スマートフォンの普及と同時に未成年の相談が増えている。
もし見られたくない写真を公開された場合には、Webカウンセリング協議会で管理者に削除依頼をする。と、理事長の安川雅史さん。
しかし、相談する時間が長くなるとネット上の画像が拡散し回収が難しくなる。かよさんは、今結婚していて、誰かがコピーした過去の写真を再び拡散しないかを恐れている。
全国Webカウンセリング協議会
削除要請に対応(未成年者は無料)
諸沢英道さんは、画像を拡散する人にも処罰を法律で規制すべき。
NPO法人フェミニストサポートセンター・東海にて、ここには、ストーカー行為の相談が舞い込んでくるが、実はその相談の多くが、ストーカー加害者からの相談。
未成年の親からで助けを求めてくる。我が子にたいして、ストーカー行為が迷惑をかけていることに、気づかせる。
加害者と被害者双方の面談によって、加害者が被害者の状況を理解する。
加害者本人の力で更生させようとする取り組みも始まっている。NPO法人女性・人権支援センター ステップ。
横浜にあるNPO法人。毎週土日加害者同士が語り合い、自らの体験を述べ、自分の行為を客観的に見つめなおす。
加害者は、自分がストーカー行為をしているという認識がなかった。同じ経験をしている相手を見ることで、自分がしてきたことが相手にどう感じられていたか解り、思いやりの気持ちが芽生える。
イノッチ(井ノ原快彦)は、愛があるから会いたい気持ちが芽生えてストーカー行為をするというが、相手が喜ばない愛なら意味が無い、自分が満たされたいためだけの気持ちになっている。
子どもの視野をじょじょに広げてやる必要がある。自分の子供がストーカー行為の加害者になってしまった時に相談できる場所は。
児童相談所。18歳を超えている場合は、婦人相談所を窓口にして、より専門性の高い機関に紹介。
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FAXで頂いたメッセージ。ストーカー行為をしていた女性。別れ方が突然過ぎてわけが分からず、戸惑った末にストーカー行為をしてしまった。別れベタの男性もストーカーの原因を作っているとも言える。
石川県の池本さん。母は、ガラケー、子どもはスマホなので何をどう注意すればよいかわからない。
子どもを持つ親を対象にしたSNSの交流会があるので参加。全国Webカウンセリング協議会の安川雅史さんが主催する会。
事例の一つ。ライン(LINE)をやらせる上で子どもに設定させる部分がある。
LINEの設定で、「友だち」→「アドレス帳」→「友だち自動追加」→オフに設定すること。
同じ所の「友だちへの追加を許可」→オフに設定すること。この設定をオンにしていると誰とでもつながってしまうので必ず確認してオフにしておく。
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その日の夜、友だち自動追加設定を子どもと一緒に確認した池本さん家族。
SNSのリスクは、個人情報(居住地・出身地・勤務先など)を知られる。見ず知らずの人と「友だち」になってしまうことがリスク。
ソーシャルメディアリスク研究所 田淵義朗さんによると、個人情報の公開範囲を必ず設定。フィスブックは”友だち”のみLINEは、友だち自動追加をオフ
スマホの位置情報をオフ
親子で友だちやフォロワーになる。などの事が必要。
こういう男とつきあってはいけない―危ない「ストーカー男」の見抜き方
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(2013年12月16日朝放送:NHK総合)