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反響要約 NHK サイエンスZERO チェルノブイリと福島の最新報告~環境編~▽「福島で赤松異常」「飲料水は測定限界以下」など【2017年3月19日(日曜日)放送内容】

サイエンスZERO「福島とチェルノブイリ

2017年3月19日(日曜日)よる11時から放送の「サイエンスZERO」は、福島とチェルノブイリ放射能による環境への影響の最新報告。

福島の環境への放射性物質汚染はどのように進んでいるのかチェルノブイリ原発事故を経験した専門家たちがウクライナからやって来て研究を始めている。

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サイエンスZERO番組データ

【放送日時】 2017年3月19日(日曜日)夜11時(30分)
【放送局】 NHK Eテレ
【番組副題】 最新報告 チェルノブイリと福島~環境編~
【ナビゲーター】 南沢奈央 竹内薫(サイエンス作家)
【スタジオゲスト】 難波謙二さん(福島大学 環境放射能研究所長)

福島とチェルノブイリ環境への影響は?

1986年世界最悪の原発事故は発生した。

チェルノブイリ原発事故」

飛散した放射性物質は風に乗り、はるか2000キロ彼方まで到達した。

あれから30年、原発近くの「赤い森」ではアカマツの枝がねじ曲がるなど異常が観察された。

一方日本でもこうした異常は福島の原発付近で発見されている。

アカマツには、中心となる幹が生えず枝だけが伸びたものなどチェルノブイリと同じような状態になっていた。

福島大学では、チェルノブイリ調査を経験した学者を招聘し共同で放射能による環境調査が始まった…。

チェルノブイリ原発の今…

チェルノブイリ原発事故から既に30年の月日が流れた。

住民が住めなくなった街は廃墟となり当時のままの姿で残っている。

そして現在も、原発から半径30kmの立ち入りは制限されていた。

訪れるのは、放射性物質の専門家の調査員チームだけだ。

サルフィード大学の、マイク・ウッド博士は環境生態学の専門家。

同じ立ち入り禁止区域内でも、雨の降り方、風の方向になどによって放射能汚染レベルの違いが出来ているという。

マイク・ウッド博士は様々な汚染レベルの森に自動撮影カメラを設置、野生の動物の観察をした。

同じく専門家の、ティモシームソー教授(サウスカロライナ大学)によれば、種類によっては影響を受けやすい動物が居ることがわかった。

ティモシー教授が調べたのは、ツバメ。

特にツバメの尾羽根には放射性物質による影響が出る。

非汚染区域では違いが見られない尾羽根の左右差。ところがチェルノブイリ原発の周辺では平均4.9ミリも左右差がある。

さらに、ツバメの精子も観察したところ、ほとんど動かない異常な精子が平均21.7%(非汚染区域では2.7%)も見られる。

これは放射性物質によってオスの繁殖能力が低下していることを示していた…。

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地球上で最も放射線量が高い森へ

地球上で最も放射線量が高い森「赤い森」へ。

ここは、チェルノブイリ原発の3kmという近い場所にある森。

今もなお、毎時200マイクロシーベルトの値が観測され、防護服なしでは入ることは出来ない。

なかでも”ヨーロッパアカマツ”などは幹や枝がぐにゃりと曲がっている。

また、この地域にはほとんど動物の姿を見ることが出来ない。

難波謙二さん(福島大学 環境放射能研究所長)がスタジオに登場。

松などは放射性物質ストロンチウム」が根から吸収され樹木の中に入っていくという循環が始まっていてそれが継続している。

2015年4月には400ヘクタールという広大な敷地の森林火災が発生し放射性物質を含む松が焼けて煙になり、周辺の広い地域に放射性物質が拡散してしまう被害も発生している。

このように、放射性物質はその場に取り込まれるだけでなく火災が起きれば周辺に拡散してしまう。

ただし、福島では湿った気候でありボヤ程度の森林火災が起きるかもしれないがチェルノブイリのような大規模な火災は発生しにくいと難波先生。

一方福島では?

f:id:yonta24:20170320162605p:plain(図:群馬大学 早川由紀夫さん製作より)

福島でも、動植物への放射性物質の影響が見られるという。

チェルノブイリと福島で周辺に飛散した放射性物質全体の量は福島のほうが圧倒的に少ない。

例えば、福島原発で一番多く飛散した「ヨウ素131」はチェルノブイリの15分の1くらい。

なおかつ、半減期が8日しかないため現在ではほとんど存在していないと考えられる。

また、「セシウム137」は半減期が30年。現在もっとも注意すべき放射性物質と考えられている。

(ちなみに福島で拡散したセシウム137もチェルノブイリ原発の数十分の1の量。)

最新のマップによれば、立ち入りが禁止されている区域は今も汚染がある。

福島大学環境放射能研究所

2013年に設立された福島大学環境放射能研究所。

ここでは福島の森林や河川などを世界中から集った学者たちが研究している。

ヴァシルヨシェンコ特任教授。

ウクライナから2014年にやって来た研究者。25年間チェルノブイリ原発の調査もしている。

福島県では森林が多く、汚染された木々、特にアカマツなどにチェルノブイリと同じ特徴的な異常が発生しているという。(松の仲間は放射性物質の影響を受けやすい)

線量が高い場所では4割以上もの木に異常が発生していて、特に若い木(樹齢2年程度)には顕著だという。

帰還困難区域以外では現在のところ木の成長に異常は見られないが、粘土質の土壌に入り込んだ「セシウム」は長期間森にとどまり続け濃さを増しているという。

対策は除染しか無い?

現実的な対策方法は、除染しか無い。

ただし、森林で除染するのはコストが掛かりとても難しい。

そこで、限定的なエリアだけを除染しそこだけでシイタケなどの栽培を試験的に行い放射性物質の量を測定し、効果を実証する取り組みが始まっている。

福島の水はどうなのか?

マーク・ジェレズニヤク特任教授は2013年にウクライナからやって来た。

マークさんがやっているのは、福島の河川調査。

福島の河川(阿武隈川)などは山間部を通っており流れが急。

そのため事故後、短期間で放射性物質は海に流れ込んだと推定された。

ちなみにチェルノブイリは平野にある川のため流れがゆっくり。

また阿武隈川など福島の川では懸濁物質(けんだくぶっしつ=水中のドロなど)が多く、懸濁物質にくっついた放射性物質は水の流れによってダムの底に一緒に沈んだと測定された。

ダムの底にたまった放射性物質は、非常に水深の深い場所に沈殿しているため、ダムの水にはほとんど溶け出さず住民は安全だろうとマーク教授。

さらに底にたまった放射性物質は、きれいな堆積物が上から分厚く覆いかぶさるためさらに安全だと言う。

しかし、淡水魚の出荷制限は現在も続いており、ヤマメなど7種類のさかなは養殖を除いて販売できない。

一般食品の出荷制限は、基準値1kgあたり100ベクレルを超えた場合にかかっている。

また、飲料水は検出限界以下で心配はないという。

4月からは逆に日本がウクライナへ行ってチェルノブイリの科学者とともに共同研究をはじめると言う。

チェルノブイリ事故は25年前に起きていてその後何が起きたか?という事は、そのまま福島の未来に応用できる。

今後はウクライナの研究者とともに協力しあい、日本の環境のためにも世界の環境のためにも発信し共有したいと言う。

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