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要約「所さん!大変ですよ お宝が中国に続出 謎のオークションに潜入」▽爆買い戻し現象【2016年6月16日(木)放送内容 NHK】



所さん!大変ですよ「謎のオークション」

2016年6月16日(木曜日)よる8時から放送の「所さん!大変ですよ」は、謎の中国品オークション。

「日本人にはこの価値は分からない!」今、日本で中国人大富豪が美術品を爆買いしている。中には国宝級のものまで流出していてやがて日本から中国との歴史の証拠が消えるのではないかと心配されている。

所さん!大変ですよ番組データ

【放送日時】 2016/06/16(木曜日)夜8時15分から(30分)
【放送局】 NHK総合
【番組副題】 お宝が中国に続々流出!謎のオークションに潜入
【司会】 所ジョージ 久保田祐佳(NHKアナウンサー) 徳永圭一
【ナレーション】 吉田鋼太郎
【専門家のみなさん】 澤口俊之(脳科学者) 牛久保恵(マーケティングライター) モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)

札束飛び交う謎のオークション

今年の3月に番組に寄せられた情報。今名古屋など日本全国で不思議なオークションが開催されている。

参加している人は、全員中国人大富豪。中国語が飛び交いこのオークションのためにチャーター機を仕立てて来る人もいる。

ほんの数時間で、3億円のお金がやり取りされていた。

名古屋のオークション会場へ

3月中旬、問題のオークションが名古屋で開かれた。

取材記者も潜入。会場には300人以上の中国人で埋まっていた。日本の古美術愛好家が手放したツボや掛け軸など3,400点あまりが出品。

参加者たちはこのオークションのためだけに訪日している。

2000万円の買い物で少ないほうだと笑う。200点以上を1億円で買い取った人も居た。

これらは元々中国で作られた古美術品

彼らが買い取っているのは、すべて元々中国で製作された古美術品で、日本だけでなく世界中で買い集められている。

「文化大革命」ですべて失う…

実は中国では1966年~1976年まで文化大革命があり、それ以前に作られた美術品が「古い価値観」の証拠だとして徹底的に壊されている。

そのため、状態の良い古美術品は日本を含む海外にしか存在しない。

中国古美術商の男性を密着

オークションに参加していた、古美術商の男性に取材交渉しホテルでインタビューした。

会場に居た殆どの人は古美術商だという。

中国では古美術品は最高の投資対象

中国では現在古美術品は、最高の投資対象だという。翡翠の香炉は150万円から600万円に。

日本で買って中国で売れば10倍の値段がつく。男性はとても裕福そうだった。

中国では「驚きの古美術品ブーム」

取材記者が中国へ。現地に着くと、すぐに中国の古美術品ブームはとても盛大だと解った。

なんと大きなビルがまるごと一棟アンティークショップになっていて、こうしたビルが沢山立ち並び営業していた。

日本で競り落とした茶道具は2倍以上の値段で販売されている。この値段でも中国には購入するお金持ちがいくらでもいるのだという。

「お宝鑑定団(テレ東)」のような番組も放送されている。

中国有数の古美術品コレクターの王さんに取材。清の時代の置物は京都で購入したもの。また、青銅器は3000年前中国で作られたもの中国では3億円にもなると嬉しそうに話す。

日本のオークションは信用が高いため、どんな高値でも値段がつくという。

中国で古美術品を収集する中国人は500万人以上とも言われる。

去年だけで1万点以上の古美術品が日本から中国へ渡った。

バブル期の「古伊万里」買い戻し

実は日本でもバブル期には、古伊万里を買い戻す動きがあった。

かつて大量に海外に輸出していた古伊万里を日本に買い戻し、転売のために盛んに取引がされていたという。

特にヨーロッパ向けの古伊万里は派手で高値で売れた。

「お宝何でも福岡鑑定会」会場

家庭に眠っている美術品の鑑定会。鑑定に持ち込まれたのは、やはり中国の古美術品だった。

売りに来ていた人の話では「曽祖父が中国に軍人として行っていて買い求めたもの」だという。

親や親戚が中国で購入して、現在まで保管していたものが多いという。高齢となり誰も引き継いてくれないなら自分が元気なうちに処分したいという。

例えば、「俊卿」の掛け軸は400万円、模写でも20万円だった。予想もしなかった価格に驚く。

この日は、30点持ち込まれた。

重要文化財が流出の危機?

東京神田神保町。とある中国の書籍を大規模に取り扱う古書店。

店主の、山本實さんが案内した。

12世紀に出版された世界最古の印刷物「南宋・唐柳先生文集」。

豊臣秀吉や徳川家康が読んだかもしれない歴史的な本だった。

日本に置いておいて欲しい

この世界最古の印刷物。古書店が展示会を開いたところ、1億円の値段で買い取ると名乗り出る中国人も居た。

しかし、慶応大学の先生が来て「こんなものがあったのか、日本に置いておいて欲しい」と言われたという。

慶応義塾大学の文学部、髙橋智教授によれば、由緒ある「鎌倉時代の仏典」「唐時代の詩集」などがこの5年でどんどん中国に渡っている。

日本で歴史を刻んできた本が中国に行ってしまうと警鐘を鳴らしている。

神田神保町の古書店は、「南宋・唐柳先生文集」を国に買い取って欲しいと頼んだが現在までに結論は出ていない。

文化財保護法と古美術売買

文化財保護法によれば、国宝などの文化財は勝手に輸出してはならないという規制があるが、裏を返せば重要文化財でなければ、いくらでも海外に売ることができる。

中国政府も後押し

2007年からは中国政府も後押しして、「国家古籍保護工作委員会」を設立しどんどん海外から古書を買うように国も指導している。

そのために年間100億円の予算が組まれているとも言われている。

今後も中国の爆買いは当分終わりそうもない。

所さん!大変ですよ反響ツイート

次回の「所さん!大変ですよ」は…

次回は23日(木)よる8:15から。世界中から鹿児島の離島に移住希望者が殺到する謎を解明。

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爆買いの正体

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