主治医が見つかる診療所「毛細血管」
2016年11月7日(月曜日)よる8時から放送された「主治医が見つかる診療所」は、毛細血管について。
今、医療の世界では身体の老化、肩こり、腰痛など”不定愁訴”と呼ばれる症状に「毛細血管」の影響が大きいとわかってきた。体の血管全体の9割を占める毛細血管を活発にすることで様々な不調から解放されるワザを放送。ヒハツという調味料についても紹介された。
主治医が見つかる診療所番組データ
【放送日時】 2016年11月7日(木曜日)
【放送局】 テレビ東京
【番組副題】 好評企画「毛細血管で10歳若返るぞ!プロジェクト」
【司会】 草野仁 東野幸治 森本智子(テレビ東京アナウンサー)
【スタジオゲスト】 高田延彦(54歳) 大桃美代子(51歳) 坂下千里子(40歳・白髪が目立ってきた)
「毛細血管」で若返り?
赤澤純代医師(金沢医科大学病院循環器内科女性総合医療センター副センター長)が、今年51歳となる大桃美代子の爪の先の毛細血管を約350倍の顕微鏡を使用して調べた。
するとU字型の毛細血管が沢山整列して見える。
毛細血管が正常な場合は、U字型をしていてほぼ等間隔に無数に並んでいる。大桃美代子の毛細血管にはいくつかの消えかかった毛細血管(ゴースト血管)も目についた。
毛細血管が少なくなれば充分な酸素や栄養が届かなくなり、老廃物も排出されず溜まってしまう。これが「肌の老化」「薄毛」「冷え性」に繋がるという。
さらに毛細血管が少ない場所にはがん細胞が活発になるという研究もある。
女性の場合は、女性ホルモンのおかげで若い内は血流も保たれているが、最近はストレスなどで若くてもゴースト血管が増えるケースがあると秋津壽男先生。
- シミ・シワ … 顔などの皮膚の毛細血管がゴースト化
- 薄毛・白髪 … 頭皮の毛細血管がゴースト化
- 心筋梗塞 … 心臓の毛細血管がゴースト化
- 肩こり … 肩の筋肉の毛細血管がゴースト化
- 冷え … 太ももや手足の毛細血管がゴースト化
- がん … がんの周りは毛細血管がゴースト化していることが多いとわかっている(漢方では瘀血(おけつ)の状態と呼ぶ)
- 目 … 目にも血管は多い。視力の低下が起こる
「ゴースト血管」チェック法とは?
毛細血管がゴースト血管になっているかどうかチェックする方法があるという。それが以下の項目によってチェック出来ると言う。
- 最近白髪が増えた
- 目が疲れやすくなった
- 目の下にくまができやすい
- 体が浮腫むことが増えた
- 長時間睡眠をとってもだるい
このうち、1つでも当てはまるとゴースト血管の可能性がある。当てはまる数が多くなるほどゴースト血管がひどくなっていると考えられるという。
「足の内側・くるぶし」の血管でわかる毛細血管チェックとは?
また、足の内側、くるぶしの下の血管を見ることでも毛細血管がゴースト化しているどうか判断することが出来ると言う。
この部分は、皮膚が薄いため皮膚の内側を流れる血管がよく観察できる場所。
正常な人は、太くて青い血管が何本も浮き上がって見える。
しかし毛細血管がゴースト化している人の場合は、太くて青い血管のまわりに赤紫の細い血管がミミズのように何本も浮き上がってみえるという。
高田延彦、坂下千里子、大桃美代子のくるぶしの下には、赤紫の未完成の血管がたくさん見えたため、毛細血管のゴースト化が起きているサインだと赤澤先生。
「指の腹を押す」チェック法とは?
上山先生は、毛細血管のチェック法として一番わかり易いのは、「親指などの指の腹をぎゅっと押さえて白くなった色がすぐに赤く戻れば(毛細血管には)問題はない」という。
むくみのある人など毛細血管が弱っていると、白くなった部分がなかなか白いままで赤く戻らない。
毛細血管を元気にするには?
ナグモクリニックの南雲先生は、腸などの粘膜の血流が悪くなると、それを修復するために永遠に細胞分裂する修復細胞が出てくるが、実はそれが「がん」。
年がら年中毛細血管をゴースト化させる、食生活や喫煙を続けるとそれだけでがんを引き起こす理由になると言う。
大阪府吹田市にある、国立循環器病研究センターの、望月直樹先生(血管生物学・センター副所長)
ゴースト化させないようにするために以下の要素が大切だと言う。
- 運動すること … 運動不足によって、必要でなくなった血管が退縮(無くなる)。その結果ゴースト化する。隅々まで体を動かして毛細血管を維持したい
- 太り過ぎないこと … 本来必要のない脂肪に毛細血管が張り巡らされ、必要な毛細血管への血流を邪魔する。心臓の大きさは変わらないので、送り出す血液の量も変わらない。その結果大切な部分へゆくはずの血液が脂肪へ行ってしまい届かなくなる
- 食べ過ぎないこと … 食べ物を摂取すると一時的に胃や腸に血液が集まる。そのため末端の毛細血管に血液が回らずダメージを受けやすい。暴飲暴食は避けるとよい
また、秋津壽男先生によれば、毛細血管には血管をぎゅっと締めたり緩めたりする筋肉がない。
そのため、毛細血管の手前にある動脈が押す力でなんとか血流を保っている。
したがって、毛細血管を守るにはその毛細血管に繋がる手前の動脈をしっかり鍛えて上げることが大切だと言う。またマッサージなども毛細血管の流れを助けてくれるので良い。
ゴースト化を予防・改善する食材「ヒハツ」とは?
ゴースト血管を改善する食材が紹介された。
それは「ヒハツ」(ピパーツ・ピパーチ)という香辛料。
沖縄で古くから親しまれ、ソーキそばなどによく使用される。「島コショウ」や「ロングペッパー」などとも呼ばれる。紀元前からあり、インドではアーユルヴェーダで使用される。
赤澤医師本人が不定愁訴に悩まされた時、漢方の一つでもあるヒハツにたどり着いたと言う。カレーに入れたりラーメンに入れたりするとよい。1回あたりの量は小さじ半分程度。(ほんの少しでよく、大量摂取はよくない。少量を長く摂取する)
10日間毎日1gのヒハツを大桃美代子が摂取。その後スタジオで指先の毛細血管を再検査すると毛細血管が通りやすく太くなっていたという。
主治医が見つかる診療所反響ツイート
#毛細血管 を改善する食材は #ヒハツ #しょうが #シナモン ね。ヒハツって知らない食材でした。#主治医が見つかる診療所 #ゴースト化
— あひる (@ahiru3298) 2016年11月7日
忘れずにヒハツ買わないと
— momo (@_momo11) 2016年11月10日
今日のテレビ東京「主治医が見つかる診療所」で毛細血管のことを特集。毛細血管は人体で10万キロ、地球2周半回る長さが内蔵されている。血管の90%以上が毛細血管で末端の細い所で7ミクロン赤血球が1つ通れる大きさです。冷えもシミシワ、肩こり、薄毛白髮も毛細血管のゴースト化による。続く。
— 漢方薬局いけだや (@kampoikedaya) 2016年11月7日
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